ソーシャルレンディング会社紹介「オーナーズブック」

オーナーズブック

東京23区を主要投資エリアとする不動産投資ファンドを取り扱っているソーシャルレンディング(クラウドファンディング)会社であるOwnersBookさんについてご紹介します。

運営会社の基本情報

ソーシャルレンディング会社の多くでは投資資金の信託分別管理が行われていないため、ソーシャルレンディング会社が破たんした場合、投資資金の引き出しが困難となるリスクがあります。

このためソーシャルレンディング投資を行う場合は、そのサービスを運営している会社自体の健全性もひとつの投資判断基準とする必要があります。

例えば親会社や関連会社の存在、会社の規模、存続期間、各種免許の状況などを総じて自身で判断する必要がありますので、ここではOwnersBookさんの基本的な情報について簡単に整理しておきます。

運営会社 ロードスターキャピタル株式会社
所在地 東京都中央区銀座2丁目6番16号 ゼニア銀座ビル6F (Google Map)
会社の設立日 2012年3月14日
資本金 5億4955万円(資本準備金とあわせて10億8910万円)
従業員 28名(社外役員除く、業務委託、パート社員含む)
免許・登録 ▽金融庁
第二種金融商品取引業・助言代理業 関東財務局長(金商)第2660号
▽国土交通省
宅地建物取引業 東京都知事(1)第94272号
総合不動産投資顧問業 国土交通大臣 総合 – 第147号
加入団体 一般社団法人 日本投資顧問業協会
一般社団法人 FinTech協会
一般社団法人 不動産証券化協会
外部監査 有(H27年12月期、H26年12月期実施済)
パートナー 株式会社カカクコム
Renren Inc. (中国の会社さんのようです)
スマートアイデア株式会社
関連会社 ロードスターファンディング株式会社

※情報は記事執筆時点で公開されていた物となります。正確な情報についてはOwnersBookさんのサイトで確認をお願いします。

財務状況

ロードスターキャピタル株式会社の財務状況についても掲載されていましたので引用します。
ロードスターキャピタルの財務状況(H27年12月期まで)

 年度 H24年12月期 H25年12月期 H26年12月期 H27年12月期
総資産額 34,106 585,843 3,231,780 6,023,080
純資産額 11,333 85,042 664,460 1,609,689
売上高 31,164 251,332 756,856 2,988,929
経常利益 1,893 127,857 201,256 681,706

※単位:千円

あくまでもOwnersBookさんのサイトで公開されている情報ではありますが、この内容だけを拝見する限りでは順調に成長している会社に見えますね。

サービスの基本情報

OwnersBookさんで提供されているサービスの基本的な情報は概ね次の通りとなります。

サービス開始日 2014年9月
会員数 4,000人超 (2017年1月現在)
投資対象 東京23区を主要投資エリアとする不動産投資ファンド
利回り 5%~6%+α
最低投資金額 1万円
運用予定期間 1~2年中心
案件募集ペース 少ない(月2~3件)
入金先銀行 三菱東京UFJ銀行 竹橋支店
出金手数料 300円(+消費税・地方消費税)
その他手数料 なし(振込手数料負担除く)

ファンドの募集傾向

オーナーズブック「ファンドの募集傾向」

ソーシャルレンディング投資に限った話ではありませんが、ファンドのリスクは基本的に利回り(正確には貸付先への金利。OwnersBookさんでは2%程度)が低いほど低くなり、最低投資金額も低いほど投資家側でリスクコントロールしやすくなりますので、利回りが10%、最低投資金額も10万円を超えるようなファンドも存在するソーシャルレンディング会社の中では、OwnersBookさんは比較的投資を始めやすい会社さんではないかと考えています。

利回りの「+α」とは?

これは他のソーシャルレンディング会社さんでは見かけませんので、OwnersBookさんで募集されるファンド固有の特徴だと思いますが、ファンドによっては元々投資家に提示されていた予定利回りに対して最終利回りが追加されることがあります。

オーナーズブックで追加配当された例

ただこれは全てのファンドで必ず発生する物ではなく、まずファンドの概要、おすすめポイント欄に「追加配当が見込まれる」旨の記載があるファンドだけに発生するもので、かつ同じく記載の条件(「売却ターゲット価格を上回って売却できた場合」など)をクリアした場合にのみ発生するものとなります。

このため、OwnersBookさんで投資を行う場合は追加配当が見込まれるものを狙ってファンドを選ぶのもありだと思いました。

ちなみに私の場合はリスク分散のため、そこまで追加配当は気にせずに満遍なく投資するようにしていますが、やはり追加配当が発生した場合は非常に気分が良くなります。

担保も分かりやすく余裕が大きい

その他、私がOwnersBookさんを利用していて気に入っているポイントとしては、ファンドごとの担保として設定している不動産について、他のソーシャルレンディング会社さんの場合に比べて担保設定箇所の猶予部分が大きいこと、また詳細な地域までが説明されており、地価の上下落が想定しやすい点が挙がります。

※下記は「中央区オフィス第1号ファンド第3回」の例となります。

オーナーズブック「中央区オフィス第1号ファンド第3回」の財務構造

担保の猶予部分

この例の場合、担保不動産の評価額のうち100.0%-(64.9%+7.1%)=28.0%部分が担保の猶予部分になります。

またこのファンドでは運用期間が1年となっていましたので、もしもファンドが失敗して担保を売却する必要が発生した場合に、実際の不動産売却価格がこの評価額から28.0%下落しなければ少なくとも元本については戻ってくるものと考えています。

ただし評価額がOwnersBookさん自身によって提示されているもの(第三者機関による評価に比べると信頼性が低い)である点、また売却時に各種手数料や税金が発生したり、運用期間直後に売却できるとは限らない点については留意が必要です。

そうは言っても他のソーシャルレンディング会社さんではこの猶予の部分が5%分にも満たない設定の場合もあります(ただしそちらの場合はその分、投資家に対して高い利回りが提示されています)ので、この猶予は大きいと感じています。

担保の詳細地域

このファンドでは担保不動産の存在する地域が「東京都中央区新川」と紹介されていました。他の会社さんでは良くて「東京都中央区」まで、またそうでない場合は担保地域が明記されていない場合もありますので、かなり詳細な地域まで説明されていると思います。

ここまで紹介されていれば、あとは私が良く使用している地価公示・地価評価サイトで直近の地価の状況が確認できますので、自分自身でかなりリスクの評価が出来ていると感じています。

その他リスク詳細の提示

その他、OwnersBookさんではファンドごとに次のようなリスク情報も提示されています。

※下記は「中央区オフィス第1号ファンド第3回」の例となります。

オーナーズブック「中央区オフィス第1号ファンド第3回」のリスク

小~大の具体的な判断基準は正確には分かりませんが、このように投資家にとって見えやすい形でファンドのリスクが紹介されている点はありがたいと感じています。

またスポンサークレジットの不動産会社についてはファンドの概要の「スポンサーについて」の欄で「総合不動産会社Xは、設立直後で赤字決算となっていますが、赤字幅は小さい」などのような形で直近の経営状況が説明されている点についても親切な点だな、と思います。

総括すると

総括すると先にも少し書いていましたが、私はOwnersBookさんは比較的投資しやすい会社さんだと考えています。

もちろん、より初心者向きのソーシャルレンディング会社さんとしては日本で最初のソーシャルレンディング会社のmaneoさんや、SBIグループのSBIソーシャルレンディングさんも挙げられると思いますが、それらの会社よりも投資家に対して提示されている情報は多い面もある会社さんだと感じており、今後も投資金額を少しずつ増やしていこうと考えています。

 OwnersBook

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です