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「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド1号」で狙う社会的リターンとは?

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クラウドクレジットで予告されていたペルーの新ファンド「ペルーマイクロファイナンス支援ファンド1号」の募集が開始されましたが、その利回りを見て唖然とした方も多いのではないでしょうか。

ただ、こちらのファンドについてはクラウドクレジット代表取締役の杉山 智行氏自身も述べているように期待利回りを追求するよりも社会的リターンを求めることを目的としたファンドのようですのでその内容と、社会的リターンとは何かについて確認してみたいと思います。

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ファンドの基本的な情報

基本情報
期待利回り 2.50%
運用期間 19か月(2018年2月上旬貸付実行~2019年8月下旬返済完了予定)
担保/保証 ペルー三大貯蓄信用組合のひとつであるH社による100%の債務保証
募集総額 500万円(当初販売額)
最低投資金額 1万円~
元本返却方法 満期一括

ファンドの詳細な情報

本ファンドはペルーでマイクロファイナンス事業を営む事業者G社へ貸付を行い、その債務については親会社のH社が100%保証する形となっています。

またG社は2007年に創業し、ペルーの都市部や農村部の顧客に対して次の3タイプの金融商品の販売を行っているとのことです。

  • 零細事業者向けの融資
  • 畜産業向けの融資
  • 個人向けローン

何れの融資先も想像付く方が多いと思いますがG社は利益を目的とした事業者ではなく、都市部や農村部の低所得者層の生活水準、収入の向上を目的とした事業者のようです。

またこのため本ファンドの利回りは2.5%と他で類を見ない程低く設定されており、このG社と同様に利益を目的とせず、ペルーへの社会貢献を目的としたファンドとなっているようです。

社会的リターンとは?

社会的リターンとは非経済的な価値、つまり環境改善や社会貢献などを目的として行動する投資の事を指すようです。

その詳細な定義は曖昧なようですが、恐らく社会貢献による個人的な満足感や社会から得られる評価などをが得られることから社会的リターンと呼んでいるのではないでしょうか。

また社会的リターンと通常の金銭的なリターンの両方を追求する投資の事を「社会的インパクト投資」と呼ぶようです。

用語 社会的インパクト投資

例えば今回のマイクロファイナンス事業や各種治療薬への投資、また再生可能エネルギーへの投資などもこの枠組みに入るのではないでしょうか。

リスクはどうなのか?

今回のファンドはG社の親会社H社が100%の債務保証を行ってくれるためG社への貸付金を回収できなくなるリスクはかなり低くなっています。

ただし投資に慣れている方はお気づきかと思いますが、クラウドクレジットからエストニアグループ会社への貸付が米ドル建てで行われているため、為替変動によるリスクをもろに受けます。

他にもいくつかリスクがありその詳細はファンドの説明ページにお任せしますがこの為替変動によるリスクは大きく、ほんの数円の円高となっただけでも元本を棄損してしまう可能性があります。

この為、本ファンドに投資を行う場合は前述のように真に社会的なリターンを求めているような方でなければ、熟考した上で投資を行うことをお勧めします。

H社は恐らくこの会社

今回のファンドで100%の債務保証を行ってくれるH社ですが、恐らく「Cooperativa de Ahorro y Crédito Abaco(アバコ貯蓄信用協同組合)」ではないかと思います。

もちろん100%確実ではありませんが「首都リマに本拠地を置く」「日系人の互助組織に由来する貯蓄信用組合」「ペルー3大貯蓄信用組合の一つ」というキーワードと次の記事から推測しました。

まとめ

本ファンドはやはり2.5%という利回りに対して為替リスクの大きさを考えると皆さまにはお勧めし辛いですし、私自身も投資には及び腰となっています。

このため資金に余裕があり社会的貢献に魅力を感じる、周りにペルーに縁のある方がいる、あるいは東日本大震災の際のペルーの方々からの復興義援金に感謝しているなどの理由がある方は投資を検討してみるのは如何でしょうか。

また、クラウドクレジットのペルーでの取り組みが1/16(火)にTV東京系列の「ガイアの夜明け」でも紹介されるようですので、こちらを見て再度検討しても良いかもしれません。

クラウドクレジット
クラウドクレジット

海外投資と社会貢献(社会インパクト投資)の両方を追求することを目的としたソーシャルレンディングサービス。

  • 大手企業グループからの投資多
  • ユーザー数業界トップクラス
  • 高い利回り目安
  • 世界各国へ分散投資が可能
  • SDGsに合致した社会貢献投資も

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