TATERUから出資を受けていたGA technologiesの株価はTATERUショックの影響が見られたのか数日は下落していましたが、その後はやや持ち直し気味の傾向となっていました。
この流れは先日の下記記事のようにTATERUとRENOSYとでサービス対象とする物件の種類が違い影響は少ないと判断されたのかもしれませんね。
ところが昨日10日(月)はこの持ち直しの流れに対して株価が前日比で5.79%下落して終了しました。
持ち直し気味となっていたのはたまたまだったのか、あるいはTATERUでまた悪い発表でもあったのかと心配しましたが、気付くとTATERU、GA technologies両社から次の発表が行われていました。
両社からの発表内容
TATERU – 投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ(PDF)
投資有価証券売却益(特別利益)の計上に関するお知らせ
当社が保有する投資有価証券の一部を売却したことにより、下記のとおり投資有価証券売却益(特
別利益)が発生いたしましたので、お知らせいたします。記
1.投資有価証券売却の理由
資産効率の向上および財務体質の強化を図るため。
2.売却した投資有価証券の内容
(1) 売却株式 当社保有の上場有価証券1銘柄
(2) 売却方法 証券会社を通じた市場外での取引
(3) 売却時期 平成 30 年9月 10 日
(4) 投資有価証券売却益 2,340 百万円3.今後の見通し
本売却による上記の投資有価証券売却益につきましては、平成 30 年 12 月期第3四半期累計期間
において特別利益として計上いたします。なお、平成 30 年 12 月期連結業績につきましては、その
他の要因も含め精査中であり、今後、業績予想の修正が必要とされる場合には、すみやかにお知ら
せいたします。
GA Technologies – 当社株主の株式売却について (PDF)
当社株主の株式売却について
平成 30 年 9 月 10 日付で当社株主の株式会社 TATERU より関東財務局宛に提出された大量保有報告
書(変更報告書)におきまして、平成 30 日 9 月 10 日に実施された株式売却により当社株式の全てを売
却した事を確認致しましたので、お知らせいたします。
市場外での取引とあるので、この売却が株価に影響あったのかは自分の知識、経験では不明ですが、何かしらの関係はあったのでしょうか?
RENOSYクラウドファンディングの今後の見通し
GA technologiesは今までにRENOSYクラウドファンディングで2号ファンドまで募集完了となっていましたが、TATERUショックにより今後の募集に影響があるのではと少し懸念していましたが、今回の全株式売却によりTATERUとの資本関係は解消されたことにより、影響は限定的になりそうですね。
ただRENOSYクラウドファンディングのファンドのスキームはTATERUの影響が見られていましたので、今後の運用に関するノウハウをTATERUから得にくくなる可能性も念頭に置く必要がありそうです。
ロックアップ中の株式売却に関する疑問
GA Technologiesは今年の7月25日(水)に上場したばかりで、その時点でTATERUは7.05%の株式を保有、180日間のロックアップ期間が設定されていました。
つまり普通はロックアップ期間の終わる来年以降まで売却は出来ないと思っていたのですが、市場外ならありなのでしょうか?
そうなるとロックアップの効果とは?と、少しもやっとした疑問が残ってしまいました。
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