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東証プライム企業グループ運営の「AGクラウドファンディング」のメリットやデメリットについて徹底解説します!
こんにちは!管理人まさおです。
まさお
過去57年を超えて貸金業を営んで来た東証プライム上場企業グループ運営のサービスにご興味ありませんか?
そんな方には今回ご紹介するこちらのサービスがピッタリかもしれません。
AGクラウドファンディング(以下「AGCF」)はたった1円から投資が可能な、貸付型クラウドファンディング(以下「貸付型CF」)サービスです。
またAGCFの運営会社は東証プライム上場企業「アイフル株式会社」の100%子会社。
このため貸付先企業の目利きに長年の貸金業の知見、情報などにより、他サービスに比べて安定した貸し付けと返済が期待出来ます。
まさお
ただし当サイトではそういったメリット面だけ見て、デメリット面を確認せずに投資することは推奨していません。
そこで本記事では、AGCFのサービス内容についてメリットだけでなくデメリットなども含めて徹底的に解説したいと思います。
AGCFのサービス基本情報
まず最初にAGCFの運営会社や振込先銀行など、サービス利用開始後にも役に立ちそうな情報を整理してご紹介しておきます。
運営会社 | AGクラウドファンディング株式会社 |
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本社所在地 | 東京都港区芝 |
上場区分 | 未上場(アイフルの100%子会社) |
設立日 | 2020年8月27日(4年超) |
代表者 | 代表取締役社長 川瀬 光英 |
サービス開始 | 2021年9月3日(3年超) |
ユーザー数 | 未公開 |
最低投資金額 | 1円〜 |
デポジット口座 | あり(3ヵ月間、投資意思等が未確認の場合、自動出金) |
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振込先銀行 | GMOあおぞらネット銀行 |
入金方式 | 後入金方式 |
振込手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 投資家負担 |
運用手数料 | 0円 |
中途換金 | 不可 |
法人登録 | 可 |
AGCFの募集ファンドについて
次にAGCFの最新の募集ファンドのデータを集計してご紹介しておきます。
募集総額 | 205億6,230万円 |
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想定年利 | 0.84%~6.00% 平均約3.75% |
運用期間 | 5ヶ月~24ヶ月(2年) |
募集実績 | 113件 |
運用終了 | 41件 (元本割れ0件) |
※毎日夜間更新。正確な情報は公式サイトでご確認下さい。
※当該実績は過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
AGCFの提供するサービスについて
AGCFは金融商品取引法に基づき、AGクラウドファンディング株式会社が金融庁から許可を得て運営している貸付型CFのサービスです。
サービスを利用する投資家は、AGCFによりファンド化された企業への貸付ファンドに最低1円から投資を行うことが可能です。
またAGCFで募集されるファンドには次の2パターンがあります。
- アイフル本体への貸付ファンド
- 他社への貸付ファンド(不動産担保あり)
前者は低リスク・低リターン、後者は中リスク・中リターンの傾向があり、AGCFは投資家が自分でリスクを選びやすいサービスと言えそうですね。
AGCFでの投資の主なメリット
ここからはAGCFの主なメリット面について少し掘り下げてご紹介しておきたいと思います。
上場企業の100%子会社が運営
AGクラウドファンディング社は未上場ですが、東証プライム上場のアイフルの100%子会社という点で安心感があります。
もちろんアイフルがAGCF社の事業を他社に売却するなどして、状況が変わる可能性はゼロではありません。
ただアイフル社はAGCFを自社の資金調達手段の1つとして利用したいようなので、少なくともその間は状況は変わらないと予想しています。
アイフル本体への貸し付け
AGCFでもっとも多く募集されるファンドシリーズが「アイフルファンドシリーズ」です。
このファンドシリーズは名前の通りアイフル本体への貸し付けとなっており、安全性も比較的高めになっています。
まさお
アイフル社が破綻しない限りは返済が行われますからね。
その代わりに予定利回り(分配率)も1%台前半(年利)と低めになっています。
このため貸付型CF初心者の方や、低リスク重視の投資家の方の選択肢として魅力的なファンドになるかもしれませんね。
アイフルグループ外への貸し付け
AGCFの親会社アイフルは長年、事業者ローン、不動産担保ローンや診療報酬ローン、ファクタリングなどの貸金業の知見を蓄えています。
AGCFはその知見を貸付先の審査に活用して、より安全なファンド組成を図っています。
またアイフルグループは事業再生や不動産投資を行うAGパートナーズ社、債権回収(サービサー)のAG債権回収社を抱えています。
このためアイフルグループ外への貸付けの際には、両社と連携して債権回収や担保物件の処分などを優位に進めることが出来るようです。
運用中の資金の上下が無い
AGCFというより貸付型・不動産投資型CFの一般的なメリットですが、運用中の資金は株価のように毎日上下することはありません。
このため仕事中に株価が気になって何度もスマホをチェックしてしまうような方には合っている投資サービスだと思います。
AGCFでの投資の主なデメリット
こちらでは、AGCFの主なデメリット面についてご紹介しておきます。
元本や利回りは保証されない
AGCFに限らず投資一般に言えることですが、元本や利回りは保証されません。
まさお
そもそも出資法により元本を保証して資金を集める行為は禁止されています。
もちろんアイフルグループの知見により可能性は高くはなさそうですが、不測の事態の発生時に元本棄損してしまう可能性は残ります。
今のところ実際に元本棄損したファンドはまだありませんが、将来も発生しない保証はないことを理解して投資を行う必要があります。
利益は総合課税対象の雑所得
定期預金や株式投資の利益は本業の所得とは別に一律の税率が課せられます。
所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%=20.315%
これに対して不動産型CFや貸付型CF投資で得られた利益は本業との総合課税対象の雑所得になります。
また本業と合計した所得は多くなればなるほど、累進課税により一定額を超えた部分の税率は高くなります。
まさお
例えば695万円を超えた部分には所得税だけで20%以上の税率が課され、さらに住民税10%も掛かります。
このため貸付型CFなどの投資は元々の所得が多い方にとっては、やや不利な投資方法と言えるかもしれません。
ただし給与所得や退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超えない場合は、所得税の確定申告は不要です。
AGCFの小ネタ
AGCFの将来構想について
AGCFでは現在、アイフルファンドと不動産担保ローンの2種類しか募集がありません。
しかし今後は開発案件や海外案件、上場企業案件など他の貸付型CFサービスが持つ全てのタイプのファンドを扱っていきたいようです。
これにより今後はAGCFだけで多種多様な案件からバリエーションに富んだリスク&リターンを選択出来るサービスを目指しているとのこと。
まだ時間は掛かるかもしれませんが、今後は他社との協業、あるいは合併などの可能性も考えられ、今後の展開に要注目ですね。
澤田聖陽氏について
AGCF社専務取締役の澤田聖陽氏は2015年に日本初の証券会社が運営する貸付型CF「スマートエクイティ」を立ち上げた方です。
その後、その会社は現在の株式会社ネクサスバンク傘下でSAMURAI証券となり、そのまま今はオルタナバンクを運営しています。
なお澤田氏自身はその間にSAMURAI証券を退き、現在は政治経済アナリストとして活動しつつAGCF社にも関わっているようです。
また僕の認識している範囲では、澤田氏が関与している間に発生した問題ファンドは無いため、AGCFでも同様の活躍を期待しています。
AGCFで投資を始めるには
AGCFで投資を始めるには、次の4点を用意して新規会員登録ページから申込む必要があります。
- メールアドレス(ログインID、連絡用)
- 本人確認書類
- マイナンバー確認書類
- 銀行預金口座番号が分かるもの(書類提出は不要)
このうちマイナンバー確認書類は次の何れかを用意する必要があります。
- マイナンバーの記載されている住民票
- マイナンバー通知書
- マイナンバーカード
またAGCFではオンライン(eKYC「proost」)またはハガキ郵送の何れかで本人確認が可能ですが、利用できる書類が異なります。
オンライン | ハガキ郵送 |
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※AGCF公式サイトには記載がありませんが、proostのサイトによると「運転経歴証明書」と「特別永住者証明書」も利用できそうです。
なおオンラインの場合は最短即日、ハガキ郵送の場合は発送までに1週間程度かかるため、急ぎたい場合はオンラインがお薦めです。
法人会員登録する場合
法人会員登録の場合はオンライン本人確認は利用できずハガキ郵送での確認のみとなり、次の3点を提出する必要があります。
- 法人の本人確認書類
- 取引担当者の本人確認書類
- 銀行預金口座番号が分かる書類
※それぞれに必要な書類の詳細については、AGCF公式サイトでご確認をお願いします。
まとめ
AGCFは東証プライム上場企業グループが運営しており、リスク・リターンを好みから選択して狙える人気のサービスです。
もちろん投資サービスなので損をする可能性が絶対に無い訳ではありませんが、本記事でAGCFの魅力が伝わってくださればと思います。
またきちんとデメリット面もご理解頂いた上で、他の投資手法、サービスなどとのポートフォリオの1つに加えてみては如何でしょうか。
おまけ「AGCFの今までの主な出来事」
管理人まさおが独断と偏見に基づき、今までのAGCFに関連する主な出来事をまとめています。
- 1967.04創業者が個人経営としてアイフルの前身を創業
- 1978.02.01株式会社丸高設立
- 1982.05社名変更(⇒アイフル株式会社)
- 1997.07.30東京証券取引所上場
- 2020.08.27AGクラウドファンディング株式会社設立
- 2021.09.03AGクラウドファンディングサービス開始