こんにちは!管理人まさおです。
新サービスの名前は「mitasuファンディング」。
まだファンドが1件も公開されていないため詳細は不明ですが、次のような複数の投資家保護の仕組みを備えるサービスとなるようです。
- 優先/劣後出資方式
- 買取保証一定期間中に対象不動産が売却出来ない場合に一定価格での買取を約束し...制度
このうち買取保証一定期間中に対象不動産が売却出来ない場合に一定価格での買取を約束し...制度はファンド開始時に保証会社と最低買取価格を定めることで、物件売却額の想定以上の下落を防止する仕組みですね。
以前は大家どっとこむが日本保証と組んで設定してたりしましたね。
また名称から元本保証と誤解されそうですが、最低買取価格次第では元本割れもありますし天災時などには買取が行われないこともあります。
このため設定が無い状態よりは安全度は高まりますが、決して万能な保証の仕組みで無い点については注意が必要ですね。
さてここからは運営会社やその代表者について調査した内容をご紹介したいと思います。
サービス運営会社について
mitasuファンディングの運営会社は大阪市中央区に所在する株式会社CAL(キャル)という会社です。
こちらの会社は公式サイトによると今年の5月26日にWEBサイトを開設したばかり、また設立年月日の記載は見つかりませんでした。
このため国交省のシステムで宅建業者番号を調べたところ、1年前の2021年7月15日に宅地建物取引業者の免許を取得した若い会社のようでした。
また免許取得と同じ2021年7月度に大阪宅建協会の中央支部に入会しているようですね。
参考 宅建NEWS たくっちマガジン 2021年9月 通算630号(PDF)
その他、公式サイトでは事業内容の紹介はありますが事例は無し、また社員数なども無いため実績や規模などは不明でした。
代表の上川健治氏について
上記の通りCAL社についての情報が少ないため代表の上川健治氏についても調査しましたが、ほとんど情報が見つけられませんでした。
唯一、同姓同名が2020年の不動産証券化協会認定マスター・アソシエイト認定者の一覧に見つかりましたが本人かは不明ですね。
参考 2020年の不動産証券化協会認定マスター・アソシエイト認定者一覧(PDF)
ちなみにこの認定を受けるためには「金融又は不動産に関する2年以上の実務経験」が必要とのことです。
このため恐らくCAL社を開業するまでは他の不動産会社や銀行などで普通に社員として勤めていた方なのでしょうか。
mitasuとmitasどちらが正しい?
最後に細かい話ですが、mitasuファンディングの公式サイトでは「mitasu」と「mitas」の表記が入り乱れています。
一応URLが「mitasu-funding.com」のため「mitasu」が正解だと思いますが、ファンド募集までに統一されていると良さそうですね。
何れにしてもmitasuは運営会社の実績などがまだ良く見えないため投資家のみなさんの信頼をこれから積み上げて行くことになります。
まずは最初の1つ目のファンド募集、投資対象として魅力的な物件や内容で公開されることを楽しみにしていたいと思います。