こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「【毎年解約権利付】日英分散プロパティ#1」ファンドの主な募集条件はこちら。
- 募集金額:3,450万円
- 目標利回り:5%~9.8%(年利)
- 運用期間:約2年11ヵ月
- 保全方法:担保不明・保証不明
- 募集方式:先着式
一般的に、貸付型CFファンドでは貸付先への固定金利から得られる利息が配当原資になるため、利回り想定が上下することはありません。
そこで本記事ではその目立つ謎ポイントと、やや目立ちにくい留意点についてご紹介したいと思います。
今回のファンドは貸付型ファンドではない?
今回のファンドは投資資金全体の60%程度は金銭の貸付けに利用されますが、残りの資金は海外投資証券に投資されます。
このため本ファンドは厳密に言えば、貸付型クラウドファンディングの商品と呼ぶのは難しいかもしれませんね。
なお海外投資証券への投資部分は為替変動を受けるため、元の目標利回り以上に上下がある可能性もあります。
本ファンドの隠れた留意点
SAMURAI FUNDの貸付型ファンドでは、貸付先のパターンが主に2つあります。
貸付パターン①SAF社に貸付け
このパターンではSAMURAI FUNDの関連会社SAMURAI ASSET FINANCE(SAF社)に貸付け、同社が最終資金需要者にさらに貸付けを行います。
このパターンでは最終資金需要者が破綻してもSAF社が破綻しなければ基本的に投資資金は返済されます。
このパターンでは最終資金需要者の情報はあればベターですがマストではないように思えますね。
貸付パターン②他社に貸付け
こちらのパターンではSAF社がファンド営業者となり、貸付先に貸付けを行います。
このパターンでは貸付先が破綻すると即、元本返済・利息返済に影響が出る可能性があるため、貸付先の公開情報が大切な情報となります。
同点について過去のファンドを確認すると社名が掲載されていたり、社名は掲載されないまでも財務情報は公開されていたようです。
このパターンではやはり貸付先の情報は公開して欲しいですよね(とは言え貸付先への直接接触は禁止ですが)。
今回の貸付先について
上記までに対して今回の貸付け部分はSAF社が営業者になるため貸付パターン②に似ていますが、貸付先の情報が公開されていないように見えます。
SAF社が貸付先なら兎も角、他社が貸付先の場合はやはりどういった会社か知りたいですよね。
とは言え現在のところ本ファンドは募集準備中の状態なので、正式公開時には情報公開される可能性も多々あります。
みなさんが投資判断を行う際はそこが公開されるかどうかも含めて行うことをお勧めします。