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SBIソーシャルレンディング「SBISL不動産バイヤーズローンファンド 25号」について【分析済】

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ネット金融最大手のSBIグループが運営する老舗サービス「SBIソーシャルレンディング」で2018年8月21日(火)10時から「SBISL不動産バイヤーズローンファンド 25号」の募集が予定されています。

また本日、20日(月)10時からは利回り7.00%の「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド 7号」の募集も開始されますので、こちらも合わせてご参考頂ければと思います。

SBIソーシャルレンディング「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド 7号」について【分析済】
ネット金融最大手のSBIグループが運営する老舗サービス「」で2018年8月20日(月)10時から「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド 7号」の募集が予定されています。 ファンドの基本的な情報 SBIソーシャルレンディングで募集さ...
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ファンドの基本的な情報

SBISL不動産バイヤーズローンファンドは、「不動産の売買等を行う事業者」向けの貸付事業で運用するファンドです。

ファンド名 SBISL不動産バイヤーズローンファンド 25号
運用利回り 6.50%(年利換算)
運用期間 約1年
募集予定 2018年8月21日10時~
担保/保証 担保付
募集金額 3億2,400万円
必要資金 5万円~
返済方法 一括返済

運用利回りの評価

本ファンドの運用利回りは6.50%(年利換算)とソーシャルレンディング投資ファンドの中ではほどほどの水準で設定されています。

なおファンドのリスクは利回りに応じて高くなる傾向にありますが、ファンドの最終的な借り手はサービス運営会社の手数料(事業者スプレッド、営業者報酬)分も上乗せして返済する必要がありますので、事業者がこれを公開している場合はその手数料を含めてリスクを想定することをお勧めします。

SBISL不動産ディベロッパーズローンファンドの過去の実績では事業者スプレッドは1.00%分程度となっていました。

担保/保証の評価

本ファンドは担保によりリスク軽減が図られているため、その内容と利回りのバランスから総合的に安全そうだと判断できれば、実際に投資申込をしてみるのも良いかと思います。

担保について

本ファンドには次の担保が設定されています。

本ファンドの営業者である弊社は、貸付けに際して転売用不動産に抵当権を設定します。
担保余力評価総額に対する、本ファンドからの融資割合は、79.21%です。

本ファンドの融資割合 画像
【内訳】
担保余力評価総額:4億900万円(※)
融資予定額:3億2,400万円

(3億2,400万円÷4億900万円=79.21%)

本ファンドで注意が必要なのは融資割合が融資予定額と担保余力評価額総額の割合となっている点です。

もし担保全体の評価額との割合が79.21%であればそれなりの安心感を感じられそうですが、担保余力評価額総額との割合のため、もう少し悪い数字を想定しておくことをお勧めします。

また本ファンドは複数の借手(宅建業者)に貸付するファンドとなっており担保もそれぞれの借手から預かったものの総評価額となっているため、中には余力の小さな担保も存在している可能性があることを理解しておく必要があります。

 

なおこの通り担保が付いているからといって必ず元本が保証されるという訳ではなく、募集総額に対してどの程度の評価額の担保が設定されているか、また運用期間中にその価値がどの程度下落する可能性があるかを想定して投資判断を行うことが大切です。

担保は募集総額と評価額とのバランス、運用期間中の価値の変動の想定が重要です。

運用期間の評価

本ファンドの運用期間はほどほどの長さに設定されていますので、直近に大きな出費予定がなければ申込を検討してみるのも良いかと思います。

ちなみに運用期間が長いファンドであるほど運用期間前後の利回計算対象期間(貸付、返済の準備期間など)の影響により実質利回り低下の影響を受けにくくなりますので、あとは他のリスクを許容できれば積極的に投資の検討をしてみるのも良いかと思います。

デフォルト、延滞発生中のファンドの存在について

SBISL不動産バイヤーズローンファンドでは現在、16~22号でデフォルト、延滞が発生しており担保売却などによる貸付金の回収が図られています。

これを聞いて本ファンドへの貸付に不安になる方も多くいらっしゃるかと思いますが、本ファンドには次の注記がなされています。

SBISL不動産バイヤーズローンファンドにおいて利息の支払を延滞している借手は含まれておりません(2018年8月16日時点)

もちろんこの借手が含まれていないからと言って本ファンドでも問題が発生しないとは限りませんが、悪質な借手が淘汰されていっていると考えてみるのは如何でしょうか。

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