分配金を投資対象物件を売却した際に得られる売却益で賄うタイプのファンド。
「キャピタルゲイン型」とある場合は通常、該当物件で賃料収入が発生していても分配金には反映されない点には注意が必要。
またキャピタルゲイン型に対して分配金を投資対象物件から得られる収益で賄うファンドはインカムゲイン型ファンドと呼びます。
なおキャピタルゲイン型を省略してキャピタル型と呼ぶこともあります。
インカム+キャピタル型ファンドについて
分配金をインカムゲインとキャピタルゲイン双方から賄う場合は「インカム+キャピタル型」ファンドと呼ぶ場合があります。
またキャピタルゲインの割合の方が高いことを強調したい場合に「キャピタル重視型」ファンドと呼ぶ場合があります。
なお「インカム+キャピタル型」表記は双方の割合が同じことを表している訳では無く、その割合は個別確認が必要です。
キャピタルゲイン型ファンドの注意点
冒頭でご紹介した通りキャピタル型ファンドの場合、賃料収入が分配金に含まれないため売却が上手く行かない場合のリスクが大きくなります。
インカムゲイン型ファンドの場合は例えば元本割れした場合でも賃料収入分の分配は期待出来るため多少リスクが軽減されるということですね。
キャピタルゲイン型ファンドのメリット
すべてのサービスが採用している訳ではありませんが、キャピタル型では物件の売却金額が想定以上の場合に追加配当が行われる場合があります。
この配当は一般的に「アップサイド配当」と呼ばれており、そちらの用語集ページでご紹介していますので、ご参考頂けましたら幸いです。