こんにちは!管理人まさおです。

ちなみに「あのサービス」とは複数の運用期間延長案件が発生している不動産型CFの「ヤマワケエステート」。

その中でエムトラスト社は多くの案件で協力会社としてその名前が登場しており、ちょっと心配に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このため先日の記事の際、同社の関与案件についても調査しており、結果253件案件中132件に登場、うち104件が運用終了となっていました。

また同社関与案件の中には運用期間延長中案件は1件もないことを確認しました(確認漏れあったらスミマセン)。
もちろんこれはあくまでも今までがそうだというお話で、将来的にずっと問題ファンドが発生しないことを保証するものではありません。
ただヤマワケエステートとの関係が気になっている方でも、こういった実績を把握することで利用判断がしやすくなるのではないでしょうか。

エムトラスト社の業績
なおエムトラスト社は設立10年のとなる2025年9月期で売上高、売上総利益、営業利益ともに過去最高を更新したとのことです。

この辺りの情報もサービスを利用する上での一つの判断材料となるかもしれませんね。
TORCHESの特徴について
TORCHESには不動産型CF投資家が好む次のような特徴も備わっています。

3点目はもちろん「想定を上回る価格で物件が売却された場合」に限りますが、投資が楽しみになる特徴ですよね。
また1点目の優先劣後出資構造事業者が投資家より不利な立場で投資を行うことで投資家の出資金を保護... Moreによって「リスクを抑えつつ安定的かつ高水準な配当利回りの実現を目指」すとのことです。
TORCHESの運営会社について
TORCHESの運営会社は正確にはエムトラスト株式会社の完全(100%)子会社で、徳島県徳島市に本社を置く「TORCHES株式会社」です。

TORCHES株式会社

TORCHEとはトーチ(たいまつ)、恐らく投資に「灯りを」と「土地」を掛けているんでしょうね。
また同社は2025年10月30日まで「ソーシャルファイナンス株式会社」の名前でファンド型CFの「SOLMINA」を運営していました。
その中で今年3月以前に不動産特定共同事業(電子取引業務)の許可を取得しており、その頃から不動産型CFサービスの準備をしていたようです。

SOLMINAは金融商品取引業の分類のためやや異なりますがファンド運用の知見に期待しておきたいと思います。
運営会社の代表者について
TORCHES株式会社の代表者は與那嶺 健人氏と田中 勝真氏の2名となっていますが、両名ともネット上で経歴などは見つけられませんでした。
このため代わりと言っては何ですが、親会社であるエムトラストの代表取締役松井 眞紀氏について情報を調べてみました。
同氏はもともと2010年にオープンハウスに入社、そこで戸建て用地の仕入営業として経験を積み、2015年にエムトラスト社を設立したそうです。
またエムトラスト社以外に児童福祉施設や司法関連施設から出た若者をサポートする認定NPO法人「なんとかなる」の監事も務めているとのこと。

あとちょっと面白かったのが鬼越トマホーク金ちゃんとラジオ番組をやっているようなんですね。
この辺は投資判断に繋がったりはしないとは思いますが、ご興味がある方はチェックされてみては如何でしょうか。
という訳で今回のTORCHESに関する調査は以上となります。

