オンライン不動産投資プラットフォームの「bitREALTY(ビットリアルティ)(ビットリアルティ)」で7月13日12時から「KURAMAE214:ローンファンド」の募集が予定されています。
bitREALTYと言えば東証1部上場の不動産会社ケネディクスと、同じく東証1部上場の野村総研が出資しているサービスのため、サービス自体の安定性にかなり安心感のあるサービスです。
そのbitREALTYから新ファンド登場ということで、ファンドの内容や担保となる対象不動産の内容や周辺地価の状況などについて調査してみました。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | KURAMAE214:ローンファンド |
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運用利回り | 3.20%(年利換算) |
運用期間 | 約4ヵ月 |
募集予定 | 2020年7月13日12:00~ |
担保/保証 | 担保有 |
募集金額 | 1億8,110万円 |
必要資金 | 50万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
申込方法 | 先着式 |
投資スケジュール
- 募集開始2020年07月13日
- 募集終了2020年07月17日
- 運用開始2020年07月31日↑約4ヵ月↓
- 運用終了2020年11月30日
投資スキーム
本ファンドでは投資家から集めた資金をマンション「KURAMAE214」のジュニアローン(メザニンローンよりも下位のローン)に対して匿名組合による出資を行います。
投資対象の不動産物件について
本ファンドの投資対象は東京都台東区蔵前に所在するマンション「KURAMAE214」の主な特徴をご紹介します。
所在地 | 東京都台東区蔵前2丁目14-11(Google MAP) |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 14階建 |
総戸数 | 47戸 |
築年数 | 築1年以内(2020年03月) |
出資の構造について
スキーム図にも記載がありますが、本ファンドの出資の構造は次の通りです。
18億8,000万円
11億2,500万円
(59.8%)
2億0,000万円
(10.6%)
つまりマンションの調査価格が本ファンドの運用期間中に概ね30%以上下落しなければ元本の返済は行われる見込みです。
運用期間はわずか4ヶ月のため、大地震でも起きない限りそんなに急激な価格の下落は考えづらそうですよね。
なお最大募集金額1億8,110万円に対してジュニアローンが2億円となっているのは、ケネディクスも投資家と一緒の立場で出資を行うためです。
参考査定価格などについて
本物件の参考査定価格などの情報は見つかりませんでした。
周辺地価の状況は5年連続上昇中
地価公示・地価調査 (2020年) – 全国地価マップで東京都台東区蔵前の地価を調査したところ数カ所の地価公示情報が見つかり、本物件に近い2丁目のサンプルは次のようになっていました。
5年連続上昇中、しかも直近一年では35.51%と急上昇しています。
今回の投資ポイントとまとめ
今回の投資ポイントをまとめると次の3点になります。
- 先順位を合わせたジュニアローンまでのLTVは約70%
- 運用期間が4ヶ月と短く、物件価格下落の可能性は限定的と考えられそう
- 利回りは3.20%と低目
安全性は高そうに見えますがbitREALTYの最低投資金額は50万円なのでやや人を選ぶサービスかもしれませんね。
このためもっと低い金額から投資を始めてみたい方には、同じ東証1部上場企業が運営するJointo α(ジョイントアルファ)やRimple(リンプル)なんかのサービス内容を確認してみるのも良さそうです。
bitREALTY(ビットリアルティ)
本ファンドへの応募の結果
本ファンドは12時に募集開始してから6分で1億8,110万円を集めきって完売しました。
もちろん私自身も無事に投資応募に成功することが出来ています。