こんにちは!管理人まさおです。

今回募集される「リスキリング推進 人材育成支援 債権担保ファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:5,000万円
- 想定利回り:8.00%(年率)
- 運用期間:約1年
- 保全方法:担保あり
- 募集方式:先着式

ちなみに今回の貸付先企業は「株式会社Wonderlabo」という教育研修事業を行っている会社です。
またCAPIMAでは少なくとも過去3回、「スタートアップ企業支援 債権担保 プライベートデットファンド」の名称で貸付ファンドが組成されています。
そして今回は心機一転、新ファンド名での募集となった訳ですが、ファンド詳細を確認した限りではその変更理由について確認は出来ませんでした。

ファンド詳細には前回までのシリーズの紐づけの記載もありますが、もう少しその理由の記載も欲しかったですね。
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CAPIMAのファンド説明の悪いところ
CAPIMAのファンド説明は不実を記載している訳では無いと思いますが、記載のない部分で有利誤認を生みかねない表現が行われることがあります。

今回のファンドの貸付のLTV
例えばこの図は貸付当初に8.1億円分の金銭債権残高がある図になっています。
またこの点についてCAPIMAは「前ファンド及び本ファンドの貸付金額合計9,240万円は金銭債権残高8億1,000万円の11.4%」と説明しています。
ただし「常に貸付金額(募集予定額満額の貸付の場合 5,000万円)の120%を上回るように担保設定」という説明も行われています。

これを解釈すると運用開始翌日に担保債権の大半が償還されたとしても、不実は告知されていないことになりますよね。
更に言うと、担保の大半が償還されて募集金額の120%ちょうど分しか確保されなくなった場合、 LTVLTV(Loan to Value)とは担保評価額に対する貸付金額の割合で、貸付の安全性... More は約83.3%となってしまいます。
そして債権担保はその一部が焦げ付く可能性もあるため、個人的にはこの数字は決して安全な担保設定ではないようにも感じてしまっています。
また同様に同じ事態に陥ってしまうと投資家の中には「騙された」と感じてしまう方も出てきてしまうかもしれませんね。
そして改善案
先ほどは「運用開始日翌日に大半が償還」という極論をお伝えしましたが、実際には流石にそんなことは滅多にないことだろうと思います。
ただし外部からそれを判断することは難しいためCAPIMAには是非、現行債権の償還見込みから担保価額の想定推移を図示頂きたいなと思います。
またこういった債権担保は貸付先の業務によるい随時追加になると思いますので、前年度実績などから推定追加額も示されて良いと思います。

その辺りまで示されていてようやく、素人でも投資のリスクを判断しやすくなるのではないかと思います。
そしてそれこそCAPIMAの謳う「投資の民主化」に繋がっていくのではないかと思っています。