こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「ハウスくん1号ファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:2,000万円
- 予定利回り:4.0%(年利)
- 運用期間:約5ヵ月
- 劣後出資割合:※後述
- 募集方式:抽選式
大家どっとこむでこの形式で行われるのは「Forceファンディング」シリーズの株式会社FGH社に続いて2社目ですね。
ちなみに同シリーズは過去に2回の募集が行われ、応募率がそれぞれ22倍、28倍を超える大人気ファンドとなったのは周知の事実。
また両ファンドともすでに問題無く運用終了もしているため、今回の「ハウスくん1号ファンド」も人気化が期待されますが…
今回はそれとは別に対象物件の投資構成がやや複雑になっていましたので、本記事ではそういった点についてご紹介したいと思います。
不動産会社「アズ企画設計」について
まず今回のファンドで実際の不動産事業を行うのは株式会社アズ企画設計です。
同社は1989年に設立された、埼玉県を地盤とする不動産会社です。
また2018年3月に東京証券取引所に上場し、現在は東証スタンダード市場に席を置いています。
アズ企画設計やハウスくんの名前をどこかで聞いたことがあるような気が…
実はアズ企画設計は貸付型CFのFunvest(ファンベスト)で募集された「ハウスくん収益不動産ファンド号」の貸付先企業でもあります。
ただ同ファンドシリーズでは合計1億円を借り入れていますが全て本日9月30日に返済予定のため、その点の影響は無さそうですね。
今回のファンドの投資構成の注意点について
多くの不動産投資型クラウドファンディングでの投資は、投資家による優先出資、事業者による劣後出資の2つの出資で構成されます。
ところが今回のファンドではそこに第三者である金融機関が登場します。
今回、金融機関は投資対象物件に「シニアローン」の形、つまり物件の一部に担保設定を行う形で参加します。
また今回の劣後出資、優先出資、シニアローンの金額構成比は次の通りです。
- 劣後出資(アズ社):1,600万円(7.5%)
- 優先出資(投資家):2,000万円(9.4%)
- シニアローン:1億4,000万円(83.0%)
この時、出資金の安全度は「シニアローン>優先出資>劣後出資」の順となります。
このため通常の優先劣後構造では物件売却額が0円にならなければ全損しませんが、この例の場合では約17%の下落で全損してしまいます。
この点については十分理解してから投資判断を行うようにして下さいね。
今回のファンドに投資しても問題無いか?
今回のファンドはアズ企画設計が得意とする埼玉(さいたま市浦和区)の1棟収益レジが投資対象物件です。
またアズ企画設計は設立から35年の経験があり、東証スタンダード市場にも上場しています。
さらに運用期間が5ヶ月と短いため、その期間中に不動産価格が17%も下落する可能性も小さいように思えます。
このため僕個人としては問題無いと考えていますが、みなさんもきちんとリスクも踏まえて投資判断されることをお薦めします。
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