こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「ハウスくん2号ファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:3,000万円
- 想定利回り:4.00%(年率)
- 運用期間:約10ヵ月
- 劣後割合:14%
- 募集方式:抽選式
*不動産型CFはインターネット上で取り扱い可能な不動産特別共同事業の一種です。
つまり本ファンドは複数の事業者がからむ形となりますが、アズ企画設計は東証スタンダード市場に上場している点では安心感ありますね。
今回の投資対象不動産について
今回のファンドの投資対象は東京都荒川区西日暮里に所在する収益レジ「アズ西日暮里レジデンス」です。
竣工 | 2023年5月 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 13階 |
戸数 | 18戸 |
アクセス | JR山手線「西日暮里」駅徒歩5分 JR山手線「日暮里」駅徒歩5分 |
今回のファンドの借入併用に注意
今回のファンドはアズ企画設計の劣後出資が500万円、投資家の優先出資が3,000万円のため劣後出資割合は14%程度となります。
ただし他に6億2,000万円を金融機関から借り入れており、優先出資部分はこの借入部分よりも償還などが劣後してしまう点には要注意です。
つまり単純計算すると物件の売却価格が当初想定価格を0.76%程度下回っただけでも劣後出資金額を超えて元本割れの可能性もありそうです。
物件の家賃収入と劣後出資について
なお本物件は18戸中17戸が埋まっており、最上階の13階にある残りの1戸は22.4万円で賃貸募集されている状況のようです。
この情報を元にあくまでも仮定ですが全部屋の賃料を平均20万円として、運用期間の10ヵ月間、満室稼働とすると家賃収入は2,600万円になります。
ここでまた経費率を20%、稼働率を90%と仮定しても、2,000万円以上の利益になりそうでしょうか。
また全投資家を想定したファンドの分配金は募集金額3,000万円、想定利回り4%と運用期間10ヶ月で100万円となりそうですね。
この辺りを考慮しても何となく1号事業者側の利益見込みが劣後出資金額を上回りそうな気配がするのは気のせいでしょうか・・・。
ただ色々と仮定の話を入れていますので、契約成立前書面などでより正確な情報で検討されることをお薦めします。