こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「千葉市データセンター FUNDI プロジェクト#1」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:12億8,250万円
- 想定利回り:12.00%(年率)
- 運用期間:約1年
- 劣後割合:5%
- 募集方式:抽選式
公式サイトによれば本日9時には正常化予定とのことで本記事をアップするころには、恐らく落ち着いているとは思いますが。
しかしここまで登録が殺到しているのは、やはり1号ファンドから想定利回り12.0%+アップサイドの可能性などの条件のためでしょうか。
ただ当サイトのサービス紹介の記事ではファンド条件などだけでなく運営会社や経営者といった背景情報についても調査しています。
このためそちらの記事と今回の調査記事を合わせてそれでもと思って頂ければ、投資家登録など検討されてみては如何でしょうか。
FUNDI 1号ファンドのポイント
前回の記事でもご紹介していますが今回の投資対象物件はデータセンター(以下「DC」)用地で、第三者への売却が予定されています。
また公式サイトのファンド詳細の中で僕が最初にポイントだと思った3点がこちら。
- 売上数千億規模の大手不動産会社との共同プロジェクト
- ハードルの高い農地転用ではなく以前は介護施設が運営されていた土地
- 電力会社との電力供給契約が重要なカギ
1点目は恐らくそもそもFUNDIだけではこの規模の用地取得は難しく、プロジェクトに必須の要素なんでしょうね。
また2点目は一般的なDCプロジェクトに比べて本ファンドが優位性をもって進行できそうな点。
そして3点目は恐らくDC用地を転売するには土地と電力供給契約が必須で、これが無いとプロジェクトが頓挫してしまうポイントですね。
ちなみに締結出来なかった場合は、ファンド運用開始前に不成立として投資資金は返金される予定とのこと。
なお今回の土地取得にはFUNDIとは別にSPC(特別目的会社投資スキームに特別目的会社(SPC)を組み込むことで運営会社の倒産から...)が絡んでおり、その場合の買い戻し売買契約も締結済とのことです。
とは言えもちろん個人的には無事に契約締結に至って欲しいと期待していますが、投資前には必ず念頭に入れておきたい情報ですね。
ファンドのEXITとアップサイド配当
本ファンドでは現在「①国内デベロッパー」「②外資ファンド」「③SPC」への売却の3通りの売却戦略が立てられているとのことです。
ここで各戦略のニュアンスから想定すると恐らく①は想定利回り12%、②はアップサイドあり、③は元本のみ償還といった感じでしょうか。
また「早ければ11月中に買い付けの可能性」とありますが、本ファンドの運用開始日は12月25日です。
もしかするとその場合は半ばEXITファンド的に運用を開始する可能性もありそうですね。
またさらに早期償還となる可能性も想定され、その場合は①②ともに早期償還によるアップサイドとなる可能性もありそうです。
今回の投資対象物件とその出処
さて、今回の物件はFUNDI公式サイトによると「千葉県千葉市緑区土気町826」の介護施設が運用されていた実測約18,000坪の土地とのこと。
また同土地に所在していた介護施設を調査すると「住宅型有料老人ホーム ひまわりの郷 土気城趾」という施設だったようです。
さらにこの施設の名前で検索を行うと同施設は「株式会社アビタシオン」が2024年3月1日に運営を承継していたことも確認出来ます。
つまり今から8ヵ月ほど前に同社が今回の土地を入手しており、その後ひまわりの郷は運営を終了して今に至るといった流れのようですね。
ちなみに同社は福岡市に本部を置き、福岡県のテレビ局や新聞社、そして九電工などが株式を保有する企業のようです。
また設立もそれなりに古く従業員も多いため、変な会社では無くある程度しっかりしている会社っぽいですね。
もちろん僕は中の人ではないため絶対安全などは言えませんが、こういった情報も投資判断の際に何かご参考になりますと幸いです。
という訳で今回の記事は以上となります。やや長めになってしまいましたが、お付き合いありがとうございました。