明日10月15日(木)15時からソーシャルレンディングサービスJ.LENDINGで「LF21号」が募集予定です。
J.LENDINGは1956年設立、東証JASDAQ上場企業グループ運営のサービスです。最低投資額が50万円のためハードルは高めですが、地味ながら手堅く運営されている印象のサービスです。
また「LF21号」の内容をチェックしたところ、全体的にはいつもと同様に手堅く設計されているといった印象ですね。
ただ、今回は過去に見なかった初のポイントもあり、その辺も含めてファンドの基本情報や詳細をご紹介したいと思います。
ファンドの基本的な情報
まず今回のファンド「LF21号」の基本情報をご紹介します。
運用利回り | 5.10%(年利換算) |
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運用期間 | 約2ヵ月(68日) |
保全方法 | 担保有 保証付 |
募集金額 | 1億円 |
必要資金 | 50万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
利回り5.10%はJ.LENDINGで過去2番目の高利回りです(1位はLF1号の6.0%)。
投資スケジュール
- 募集開始2020年10月15日 15時
- 募集終了2020年10月23日 15時
- 運用開始2020年10月29日↑68日↓
- 運用終了2021年01月05日
ファンドのポイントについて
ここからはファンドのポイントとして3点をご紹介します。
- 借手の過去の実績について
- 担保内容について
- 保証内容について
借手の過去の実績について
借手は都内で不動産賃貸事業、ビル管理業、発電事業の運営管理等を展開しているT社です。
過去に「株式会社ジャルコの貸金事業、ソーシャルレンディング事業で複数回の取引実績のある会社」となっています。
調査したところソーシャルレンディング事業の方はLF9号(募集金額5,000万円、利回り4.0%、運用期間101日)で既に償還済です。
なおログイン後画面などでは社名も確認出来ますので事前に確認してみて下さい。
担保内容について
本ファンドにはT社保有の都内不動産(評価額11億円)が担保設定されます。
また他社による先順位6億円が設定済で、本ファンドでは第2順位の根抵当権(極度額6億円)が設定される形となります。
極度額満額を使用されると担保額以上の貸付となるため、不安に思う方は投資額を抑えたり投資を見送ることをお勧めします。
また現時点の貸付2億円のうち1億円はJ.LENDING側が貸付済です。
さらに今回募集の1億円が埋まらない場合は残り部分もJ.LENDING側が担当します。
◎初のポイント
残り部分をJ.LENDING側が埋めるのは恐らく初のことで、今回の貸付案件を重要視し、自信も持っていることが伺えますね。
保証内容について
本ファンドではT社の代表者個人が連帯保証人となります。
また保証人は「複数の不動産を保有し、複数の事業を運営しており給与収入の他不動産収入など安定収入もあり十分な保証能力があると判断している」とのことです。
他のサービスでは連帯保証人の保証能力まではあまり説明されないので、この点はJ.LENDINGの優良ポイントの1つだと思います。
今回の投資ポイントとまとめ
今回の投資ポイントを次の3点にまとめてみました。
- 運用期間は2か月と短く、利回りは5.1%と中々の高め
- 貸付先T社は複数回の返済実績がある点において安心感がある
- 担保内容も保証内容も安心感が高く大きな心配は無さそう
またJ.LENDINGの9月末までの貸付/返済実績は次の通りです。
件数 | 金額 | |
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運用開始済み | 20件 | 17億3,700万円 |
償還済み | 13件 | 12億7,700万円 |
デフォルト | 0件 | 0円 |
デフォルト率 | 0% |
この辺りの情報も加味してJ.LENDINGで投資を行うかどうかご検討してみては如何でしょうか。