ソーシャルレンディングのSAMURAI FUNDで10月21日(水)12時から「オータムキャンペーンファンド2号」が募集予定です。
SAMURAI FUNDは東証JASDAQ上場企業グループが運営するサービスで、本ファンドのように債務保証会社の保証付案件が人気です。
同ファンドの1号は最終貸付先の事業計画変更によりキャンセルになりました。
そして今回、新たに2号ファンドが募集されることになりましたので、ファンドの基本情報や前回との違いなどを調査しましたので、何かご参考になればと思います。
ファンドの基本的な情報
まずは「オータムキャンペーンファンド2号」の基本的な情報をご紹介します。
運用利回り | 7.00%(年利換算) |
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運用期間 | 約11ヵ月 |
保全方法 | 保証付 |
募集金額 | 5億円 |
必要資金 | 1万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
以前、ファンド名にある「キャンペーン」の意味を確認したところ「目標利回り7%の高利回り商品だから」とのことでした!別途キャッシュバックなどがある訳ではないようです。
投資スケジュール
- 募集開始2020年10月21日 12時
- 募集終了2020年10月27日
- 運用開始2020年10月30日↑約11ヵ月↓
- 運用終了2021年09月30日
貸付先について
本ファンドの貸付先は「リバイバルキャピタル株式会社」です。
ちなみにリバイバル社はSAMURAI FUNDとは遠縁に当たる会社ですが、文章で表すと複雑になるため図にしてみました。
スマホだと見難いかもしれませんが図の左下がSAMURAI FUNDのSAMURAI証券、右下がリバイバル社です。
そして図全体を見ると、Jトラスト(東証2部上場)とその大株主の藤澤信義氏を中心としたエコシステム(生態系)が出来上がっていることが見えてきますね。
SAMURAI FUNDでは、良くこの図式のファンド募集が行われ完売しています。
貸付資金の使途
リバイバル社は貸し付けられた資金を更に「創立20年強の中堅物流会社」に事業資金として融資します。
この会社は募集キャンセルとなった「オータムキャンペーンファンド1号」の最終貸付先と同じ会社のようですね。
またそれ以外にも何度かSAMURAI FUNDで貸付と返済が行われてきた実績のある貸付先のようです。
今回と1号ファンドとの違い
今回の募集は1号ファンドと比べて次のような違いがあります。
- 貸付先がSAMURAI側のSPC(特別目的会社投資スキームに特別目的会社(SPC)を組み込むことで運営会社の倒産から...)からリバイバル社に変更
- 3次募集まで合わせて15億円貸付けの予定が、見える限りは今回の5億円の募集までとなった
- 最低成立金額が5,000万円から4億円に大幅アップ
1号のキャンセル理由は最終貸付先の事業計画変更でしたが、1号ファンドの集まりの悪さもあり、過去実績のあるスキームに変更したのかもしれません。
また最終的に募集したかった金額との差額10億円は今後、間を空けて追加募集が行われるかもしれませんね。
今回の投資ポイントとまとめ
今回の投資ポイントを次の3点にまとめてみました。
- 東証JASDAQ上場のSAMURAIグループ運営サービス
- 東証2部上場のJトラストグループの保証会社による債務保証付き
- 日本保証の債務保証付で7%は高利回り案件
エコシステム的な部分は若干気になりますが、上場会社が2社コラボしている点は投資判断を前向きにさせてくれるのではないでしょうか。
運用期間も約11ヶ月と決して長くもなく、余裕資金内での投資妙味はあるかもしれませんね!