ネット金融最大手グループ運営のSBIソーシャルレンディングで2020年08月21日 10時から「SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド 21号」が募集予定です。
ディベロッパーズローンファンドは人気を集めて21号。
ただ本シリーズでは貸付にあたっての担保の直接的な価値は、貸付金額を大幅に下回って募集されます。
それでも毎回のように完売するのはSBIの名前を冠しているためでしょうか。
本記事では改めてファンドの基本情報や担保の状況について調査してみたいと思います。
ファンドの基本的な情報
まずはファンドの基本的な情報をご紹介します。
ファンド名 | SBISL不動産ディベロッパーズローンファンド 21号 |
---|---|
運用利回り | 6.00%(年利換算) |
運用期間 | 約1年6ヵ月 |
保全方法 | 担保付 |
募集金額 | 17億円 |
必要資金 | 5万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
利回りは高く、運用期間もちょっと長いくらいですね。ここだけ見ると投資意欲も高い方が多そうです。
投資スケジュール
- 募集開始2020年08月21日 10時
- 募集終了2020年08月27日 12時
- 運用開始2020年08月28日↑約1年6ヵ月↓
- 運用終了2022年02月末日
- 払戻予定2022年03月15日
担保対象の不動産物件について
本ファンドの担保対象の不動産は沖縄県石垣市に所在するホテル建設用地です。
担保の状況について
2億7,700万円
17億円
(614%)
このシリーズはプロジェクト対象(今回はホテル)完成後の収益を根拠に貸付を行うため、完成前に貸付先が破綻すると元本の大幅棄損の可能性があります。ただ毎回のように完売するのはやはりSBIグループ会社が案件を組成しているためでしょうね。
周辺地価の状況について
地価公示・地価調査 (2020年) – 全国地価マップで沖縄県石垣市の地価を調査したところ、ここ5年連続して上昇している地域ばかりでした。
ただ沖縄県は観光業が多い地域のため、この地価の上昇がコロナ禍を経ても伸びるかは疑問がありますね。
今回の投資ポイントとまとめ
今回の投資ポイントを次の3点にまとめてみました。
- 本ファンドのシリーズはSBISLの中でも人気が高い
- 利回りも6.0%と高めで魅力的に思える
- ただし沖縄県石垣市の担保はあまり期待しない方が良さそう
本ファンドはSBIソーシャルレンディングの目利きを信じるか信じないかでだいぶ印象が投資判断が変わりそうです。
管理人は・・・本ファンドは無理をすることは無いと考えています。
ただSBIソーシャルレンディングの案件の信頼性は高いし、ちょっとだけなら・・・う~ん・・・悩みます。