maneoファミリーの1社であるLCレンディングの親会社、LCホールディングス(LCHD)より本日「継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ」としたLCレンディングの今後についての重要なお知らせがありました。
お知らせの内容に関する要約
正確な内容はPDFを参照頂くことをお勧めしますが要約すると次のような内容になります。
LCレンディングの募集内容と募集停止の経緯
- LCHDグループでは不動産関連ローン、医療法人関連資金の一部の調達にLCレンディングを活用してきた。
- またLCレンディングは募集をmaneoマーケット社に委託していた。
- LCHDグループで行う投資は比較的長期間のものが主体だったが、LCレンディングでの調達は比較的短期間のものが多く、投資回収前に償還期日が来た場合は再募集により調達してきた。
- 2019年6月末現在、1年以内償還期限の預り金残高は63億4,700万円。
- LCレンディングは今後も継続予定だったがmaneoマーケット社からの申し出により8月から募集を全面停止している。
今後発生するかもしれない問題と対策
- 今後1年間の資金調達状況によってはLCレンディングの預り金の償還が困難となる恐れがある。
- この問題の解消のため、次の対応を検討している。
- 外部からの融資増資等による資金調達
- 販売用不動産の早期売却
- クラウドファンディング投資家への募集再開に向け関係各方面に働きかけ
- ただしいずれも最終的な合意を得られておらず、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められる状況。
今後の予想(期待含む)
LCHDは東証JASDAQに上場(証券コード:8938)しており元々不動産業を営んでいますが、ここ1~2年の間に次のようなことがありました。
- 前社長の本荘良一氏によるインサイダー容疑
- 現社長の金子修氏への交代および医療関連への業務転換(進行中)
- 昨月、筆頭株主でもあった本荘良一氏保有株の普済堂株式会社への全株売却
上記、現在の筆頭株主である普済堂株式会社および第二位株主の金子修氏は、現在の市場価格よりもずっと高値でLCHD株を取得しています。
このため、彼らはLCHDグループの業績を高めるための動機を持っており、その一部とは言え業績に影響を与える可能性のあるLCレンディングで問題が大きくならないよう努力を尽くすと期待しています。
またLCHDはグループ内で第二種金融商品取引業の許可も得ていますが、システム開発コストなどを考えると、例えばひとまずはSBIソーシャルレンディングなどで資金調達の募集を行っても良いのではないかと思います。
コメント
クラバン辺りと組むのもよさそう
クラバンは業界2位で伸し上がろうとしていて首都圏でのCMも打っっているのに
ここの所太陽光ばかりで埋まる速度が劇的に落ちている
JASDAQ保証ファンドってLCと似たファンドを出した経験がある
出せばLCとクラバン双方の停滞していた資金が一気に流れると思うのでWINWINな気がします
そうですね。クラウドバンクや、あるいはFundsもありかもしれません。
確かにクラウドバンクは最近太陽光ファンドが多いですし人気を集めるかもしれませんね。