SBIソーシャルレンディングで2020年2月13日10時から「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 10号」の募集が予定されています。
今回の募集でちょうど10回目の節目を迎えるため、過去の案件と比較してご紹介しますので、何かご参考になればと思います。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo 10号 |
---|---|
タイプ | ソーシャルレンディング |
募集金額 | 7億円 |
想定利回り | 6.00%(年利・税引前) |
運用期間 | 約1年 |
Neo10号までの軌跡
募集額と償還額、償還率
39.3%返済済み(10号案件含む)
「SBISL不動産担保ローン事業者ファンドNeo」シリーズは全て同じ貸付先への融資案件となっていますが、運用期間的に完済したファンドはまだ1件もありません。
号 | 募集額 | 償還額 | 償還率 |
---|---|---|---|
1 | 9億円 | 約8億円 | 91.5% |
2 | 15億円 | 約10億円 | 68.2% |
3 | 20億円 | 約9億円 | 43.5% |
4 | 8億円 | 約7億円 | 86.0% |
5 | 10億円 | 約4億円 | 37.6% |
6 | 15億円 | 約1億円 | 7.2% |
7 | 7億円 | 約1億円 | 21.2% |
8 | 13億円 | 0円 | 0% |
9 | 5億円 | 0円 | 0% |
10 | 7億円 | – | – |
計 | 約102億円 | 約40億円 | 39.3% |
ただし同じ貸付先はSBIソーシャルレンディングで2012年から定期的に募集され、1度も延滞・貸倒の発生の無い「SBISL不動産担保ローン事業者ファンド」でも貸付対象の1社となっています。
利回り、管理手数料
6.0%(年利・税引前)
利回りは残念ながら3号のタイミングで0.5ポイント低下しましたが、その後も同シリーズのファンドは募集即時完売が続いています。
号 | 利回り | 手数料 |
---|---|---|
1~2 | 6.5% | 1.0% |
3~10 | 6.0% |
ただSBIソーシャルレンディングの管理手数料は変わっていないため、貸付先の信頼度が上がった、またはそれを理由に相手から交渉があったのだと思います。
担保の割合(LTV)
85%
全ファンドで85%までに設定されていますが、先順位(優先的に返済される)貸付が設定されている場合もあり、詳細が公開されていない点は注意が必要です。
(例)8億2,000万円
???円
(??.?%)
約7億円
(??.?%)
管理人の所感
管理人は1号、2号、3号、8号に合計110万円を投資し63万2,662円分の元本が返済、つまり現在は約47万円を同じ会社に貸付している状態です。
また1~10号ファンドの貸付は個別に担保設定されていますが、どうも同一貸付先が破綻した場合は平等に評価される契約となっている可能性がありそうです。
このため既に同シリーズのファンドに投資資金を投入している方は、投資済金額を踏まえて今回の投資資金を検討されることをお勧めします。
私はそんなにお金持ちでも無いため合計50万円までに抑えたいところですが、1口5万円での投資となっているため、5万円または10万円での投資を考えています。