こんにちは!管理人まさおです。

東証1部上場アイフルが立ち上げた貸付型クラウドファンディングと聞くと興味が湧いて来ませんか?
そんな方には今回ご紹介するこちらのサービスがピッタリかもしれません。
AGクラウドファンディングはアイフルの100%子会社が運営する貸付型クラウドファンディングサービスです。
また同サービス運営会社(AGクラウドファンディング社)は、アイフルがこの事業のために立ち上げた企業です。
今後、アイフルが同事業を収益や資金調達の柱の1つにしようと考えているのでは・・・そう考えると期待が高まります。

ただ少し待って下さい。当ブログではメリット面だけ見てデメリット面を知らずに投資を行うことは推奨していません。
そこで本記事では実際にこちらのサービスについて、リスク面なども含めて徹底調査の上、解説したいと思います。
AGクラウドファンディングでの投資対象
AGクラウドファンディングは貸付型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)のサービスです。
“貸付型”とある通り多数の投資家から集めた資金を投資先に貸し付け、その返済から利益を狙う流れとなります。

AGクラウドファンディングの投資の流れ
ちなみに1号ファンドの段階では借り手はアイフル本体のみですが、将来的には別の借り手も登場するかもしれませんね。
AGクラウドファンディングのメリット
AGクラウドファンディングのメリット面について少し掘り下げておきます。
運営会社の安心感
AGクラウドファンディングの運営会社は東証1部企業アイフルの100%子会社です。
融資型CFサービス運営会社には未上場企業も多いですが、やはり上場企業グループ運営である点は安心感があります。
- 親会社は上場時に厳しい基準をクリアしている
- 定期的に財務状況を公表し社会からチェックを受けている
- その信頼性により多くの資金調達手段を持ちやすい
もちろん上場企業グループだから「絶対安全」なんてことはありませんが、少なくともマイナスポイントではないですよね。
貸付先の安心感
2号以降はまだ不明ですが、少なくとも1号ファンドの段階ではAGクラウドファンディングの貸付先はアイフルのみです。

AGクラウドファンディングのファンド募集の例
またアイフルは来年4月からの東証プライム市場の基準に適合する企業のため、貸付先としての信頼度は非常に高いですね。

2号以降で別の貸付先が登場したとしても、同程度に信頼度の高い貸付先を期待したいですね。
高い利回り
AGクラウドファンディングの募集ファンドの予定利回りは1~2%程度のようです。
融資型・不動産投資型CFサービスに慣れてくると高くは無いと感じてくる方もいるかもしれません。
ただ普通に考えると定期預金や個人向け国債の数倍となっており、十分に高い利回りが見込めます。

今後、アイフル以外の貸付先が登場すればより高い利回りも期待できるかもしれませんね。
運用中の資金の上下が無い
AGクラウドファンディングで運用中の資金は株価のような毎日の上下はありません。

このため僕のように仕事中でも株価が気になってしまう方には合った投資だと思います。
ただし不動産の価値が劣後出資以上に下落した場合は、元本割れの可能性もある点は理解しておく必要があります。
AGクラウドファンディングのデメリット
次にAGクラウドファンディングで投資を行う際のデメリットについてもご紹介しておきます。
- 元本保証はない
- 利益は総合課税の対象
- 運営会社の倒産リスク
デポジット方式以外の件は他のサービスにも共通する内容のため、ご存じの方は読み飛ばして下さっても結構です。
元本保証はない
全ての投資について言えることですが、元本保証はありません。

そもそも出資法により元本を保証して資金を集める行為は禁止されています。
このため元本割れリスクや利回りを定期預金などリスクの低い金融商品と天秤に掛けて検討し、リスクの不安が勝つ方にはお勧めできないサービスです。
ただ、1号ファンドのように信頼性の高い企業への貸付であれば、元本割れする可能性は非常に小さいのではと思います。
利益は総合課税の対象
定期預金や株式投資の利益は本業の所得とは別に一律の税率が課せられます。
これに対して融資型クラウドファンディングの利益は本業の所得と合算して総合課税の対象となります。
またこの時、合計金額が高くなるほど多く課税される累進課税の対象となるため元の稼ぎが大きい方は注意が必要です。

例えば695万円を超えた部分には所得税だけで20%以上の税率が課されます。
また給与所得や退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える場合は確定申告が必要になります。
運営会社の倒産リスク
運営会社が倒産した場合、投資中のお金が戻らない可能性があります。

また戻ってくるとしても、想定より時間が掛かる可能性が高いことは覚悟しておいて下さい。
AGクラウドファンディングは東証1部上場アイフルのグループ運営のため、その可能性はそこまで高くは無いかもしれません。
ただ上場企業とは言え「絶対に倒産しない」という訳では無いため、このことは念頭に置く必要があります。
このためこのサービスで投資をしたいと考えている方も、出来れば次の2点を心がけておいて下さい。
- 余裕資金内での投資とすること
- 他サービスと分散しておくこと
AGクラウドファンディングのその他の特徴
ここではメリット・デメリット以外の特徴をご紹介しておきます。
各種手数料について
AGクラウドファンディングでは入金以外の各種手数料は基本無料です。
- 口座開設利用料 0円
- ファンド申込手数料 0円
- ファンド運用手数料 0円
まず投資家の銀行口座から投資口座への入金に関する手数料は銀行側で支払う必要があります。
このためAGクラウドファンディングの振込先口座と同行か、手数料の安いネット銀行などからの振り込みをお勧めします。
ちなみに投資口座から出金する際にも手数料が掛かるため注意が必要です。
AGクラウドファンディングの口座開設に必要なもの
AGクラウドファンディングに口座開設するためには下記が必要です。
- メールアドレス
- 出金先銀行口座
- 本人確認書類2点
このうち本人確認書類2点は途中で画像をアップロードする必要があります。
本人確認書類2点
本人確認書類には次のうち2点が必要です。
- 運転免許証
- 写真付き住基カード
- パスポート(顔写真貼付面と所持人記載面)
- 健康保険証(現住所記載)
- 在留者カード
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 特別永住者証明書
なお健康保険証の場合は次の箇所を黒塗り(マスキング)して下さい。
- 被保険者記号および番号
- 保険者番号
- 2次元コード(QRコード)の部分(あれば)

保険証のマスキングイメージ
AGクラウドファンディングの口座開設の流れ
AGクラウドファンディングで口座開設を行う場合、本人確認を「①スマホで行う」「②その他で行う」の何れかで少し流れが変わります。
スマホで行う場合
- 会員仮登録
- スマホで本人確認
- 会員本登録
その他で行う場合
- 会員仮登録
- 会員本登録
- 本人確認書類提出
このうちスマホで本人確認を行う場合はオンラインで登録が完了します。
逆にその他の場合は本人確認はがきを受け取る必要があるため、口座開設まで多少時間が掛かります。

AGクラウドファンディングの本人確認はがき
口座開設を急ぐ必要がある場合はスマホ開設、そうでない場合はどちらの方法でも大丈夫です。