先日ご紹介していたFUELオンラインファンドから、提供サービス第一弾「CRE Funding」が早速立ち上がりました!
このサービスはFUELオンラインファンドと株式会社シーアールイーがタッグを組んだサービスです。
実は先日からサービス開始をかなり楽しみにしていたので、早速色々と調査を行いました!
その調査結果をまとめ、本記事では次のような内容をご紹介しています。
- 株式会社シーアールイーはどんな会社なの?
- 何故最初のサービスがCRE Fundingなのか?
- FUELはCRE Fundingのファンドを適切に評価できるか?
- (おまけ)次に開始するサービスはどこか?
株式会社シーアールイーとは?
会社名 | 株式会社シーアールイー |
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上場市場 | 東証一部(3458) |
設立日 | 2009年12月22日 |
上場日 | 2015年4月21日 |
資本金 | 21億9,500万円 |
従業員数 | 151人(連結218人) |
平均年齢 | 41.4歳 |
平均給与 | 603万円 |
ご覧の通り株式会社シーアールイーは東証一部上場の不動産会社ですが、物流不動産分野に特化しているのが特徴です。
具体的な業務としては、物流施設の賃貸・管理・開発・仲介や投資助言を行っています。
まだ出来て若そうな会社だけど…
2009年12月設立なので確かにまだ設立から10年程度の会社です。
しかし1964年設立の株式会社天幸総建を2011年に吸収合併しており、実質的には50年以上の運用ノウハウを持った会社となっています。
業績に問題は無いなの?
2020年7月期 第1四半期 決算説明資料によると経常利益は前年同期比で65.1%増と順調そうですね。
2019年 | 2020年 | 増減 | |
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売上高 | 4,830 | 5,810 | +20.3% |
売上総利益 | 993 | 1,229 | +23.8% |
営業利益 | 239 | 342 | +42.8% |
経常利益 | 210 | 348 | +65.1% |
※数字の単位は百万円です。
また現在の業績予想も増収/増益、アナリスト予想も強気と良い感じのようです。
何故最初のサービスがCRE Fundingなのか?
実はFUEL株式会社は2019年8月に株式会社シーアールイーおよび子会社のストラテジック・パートナーズ株式会社から出資を受け、資本業務提携を行っています。
業務上の提携として、当社が提供を予定している「FUELオンラインファンド」をシーアールイーグループが活用し、シーアールイーグループが案件のソーシングや管理等を、当社が投資家募集・管理業務等を行い、両者が共同してクラウドファンディング事業を推進してまいります。
この頃から株式会社シーアールイーがFUELオンラインファンドの先陣を切ることは既定路線だったのかもしれません。
FUELはCRE Fundingのファンドを適切に評価できるか?
その回答の1つとして、最初の記事で細澤氏から説明して頂いた「外部有識者が拒否権を持つ仕組み」が挙げられます。
この仕組みにより株式会社シーアールイーの第三者もファンドの審査時に拒否権も持つため、一定の効果が期待できます。
またCRE Fundingのファンド内容の妥当性評価については取締役の小川喜之氏の役割にも期待しています。
氏は以前、倉庫物流施設案件も手掛けていたLCレンディングの立ち上げに関わっていたため、彼の物流不動産の知見が活躍してくれそうです。
次に開始するサービスはどこになるか?
気の早い話ですが、次のサービスを予想しておきます。
FUEL株式会社への出資不動産会社にもう1社、「株式会社エー・ディー・ワークス」(東証一部上場:3250)が名を連ねています。
またその関係で、FUEL株式会社の本社はエー・ディー・ワークス(ADW)の開発したオフィスビル「AD-O渋谷道玄坂」にあります(先日伺ってきました)。
このため、次に開始するサービスは「ADW Funding」と予想しています。
それにしてもFUELは複数の東証一部上場企業から出資を受けており、かなりの期待を集めているように感じます。
まだ投資家募集しか行われていませんが、早くファンド1号の条件を確認したいですね~。