【2020年10月】貸付投資の「Funds(ファンズ)」のメリットは?デメリットや評価も合わせて解説

4.5

Funds(ファンズ)は普通の一般投資家でも東証1部上場企業などに貸付投資を行うことができ、その返済から利益を得ることが可能なサービスです。

ヒント君
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ちなみに貸付投資とは、多くの投資家から資金を集めて企業に貸付して利益を得るクラウドファンディングの一種です。

企業への貸付と聞くと社債を思い浮かべる方も多いと思いますが、社債より大きな利回りも狙うことが出来るなど、多くの投資家(2020年4月時点で2万人以上)から支持を集めています。

そこで今回は、実際に運用を行っている管理人がFundsについて徹底解説します。

折角なのでメリット・デメリットはもちろん、管理人の運用実績や各種評価などをご紹介したいと思います。

Funds

ヒント君
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これから新しい投資先をお探しの方に、ぜひご参考頂ければと思います。

Fundsの基本情報

まずはFundsの基本情報をご紹介しておきます。

最新の基本データ
運営会社ファンズ株式会社
サービス開始2019年01月
ユーザー数20,000人(2020年4月)
予定利回り3.0%前後(年利・税引前)
運用期間4~18か月
募集ペース月2~3回程度
募集方式先着+抽選方式併用
入金方式前+後入金方式併用
ヒント君
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ユーザー獲得に苦戦するサービスも多い中、Fundsは1年半も経たずに2万人を突破して人気サービスの1つとなりました。

Funds

Fundsのメリット

まずはFundsで投資を行う際のメリットをご紹介していきます。

これらのメリットに魅力を感じられなければ、利用を避けるのも1つの選択です。

このサービスのメリット

私がFundsで実際に投資を行いながら感じるメリットは主に5つ。

  1. 投資先の安心感
  2. 程よく高い利回り
  3. 優待制度もあり!
  4. 運用中の金額の上下が無い
  5. 全体的な使い勝手の良さ

以下では、それぞれのメリットの内容をご紹介していきますね。

Funds

投資先の安心感

最初にご紹介した通り、Fundsでは東証1部を含む上場企業(または子会社)に貸付投資を行うことが出来ます。

Funds(ファンズ)の基本スキーム図

Fundsの基本スキーム図

ソーシャルレンディングでは未上場企業への貸付が多数を占めるため、この点だけでも大きなメリットですね。

ヒント君
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上場企業でも貸し倒れリスクが無いとは言えませんが、資金調達のしやすさ、経営状態や株価が確認できる点など未上場企業に比べると投資しやすいですよね。

ちなみに上場企業にも色々とありますが、Fundsでは次のような上場企業(子会社は省略)への貸付の実績があります。

(参考)Fundsで投資可能な企業の例
上場先株式会社
東証1部アイフル、フィル・カンパニー、イートアンド、サンセイランディック、インテリックス、ムゲンエステート、日本商業開発
東証2部デュアルタップ
マザーズイントランス、Kudan、フェイスネットワーク、フリークアウト、日本スキー場開発
JASDAQ明豊エンタープライズ、極楽湯ホールディングス

馴染み薄い会社もあると思いますが、例えばイートアンドは大阪王将やR Baker(パン屋さん)、極楽湯はスーパー銭湯と聞けば身近に感じますよね。

Funds

程よく高い利回り

Fundsのファンドの利回りは公式には3%前後とされており、また貸付先の条件などにより1.0~5.0%辺りで募集されます。

Fundsで募集されるファンドの例

Fundsで募集されるファンドの例

ソーシャルレンディングではこれを超える利回りのファンドも多く募集されます。

ただ、上場企業への貸付で定期預金の金利よりも高い利回りが狙えると考えると、程よい利回りに感じられませんか?

高い利回りのファンドにはそれ相応の理由やリスクがある訳ですしね。

Funds

優待制度もあり!

Fundsではファンド募集時に優待制度が設定されることがあります。

例えば「大阪王将ファンド」では3万円以上の投資で「大阪王将で期間中、何度でも使える10%OFF特別割引券」を貰うことができました。

Funds「大阪王将ファンド」の優待券

Funds「大阪王将ファンド」の優待券

その他、今までに次のような優待が設定されたことがあります。

Fundsの優待内容の例
ファンド優待内容
大阪王将ファンド大阪王将(一部店舗)で期間中、何度でも使える10%OFF特別割引券
R BakerファンドR Bakerなど(一部店舗)で期間中、何度でもお会計が10%オフになるFunds優待券
RAKU CAFEファンドRAKU CAFE門前仲町で期間中、何度でも利用料金が20%オフになるFunds優待券
めいほうリゾートファンドめいほうリゾートのウインター/グリーンシーズン用割引券

Funds

運用中の資金の上下が無い

Fundsで運用中の資金は株価のように毎日上下することはありません。

株価は上下する

このため日々チャートとにらめっこする必要が無い点が、楽で良いですね。

ただし当然ながら貸付先の企業が破綻した場合は元本割れの可能性もあります。

Funds

全体的な使い勝手の良さ

Fundsはソーシャルレンディングの後発サービスである利を活かし、多くのサービスの良い点を取り入れています。

項目特徴
入金方式前入金・先入金何れも可
募集方式先着募集、抽選募集何れもあり
最低投資金額1円から可
出金手数料完全無料

例えば以前はファンド募集前の入金が必要なサービスが大半でしたが、Fundsでは前後どちらにも対応しています。

ヒント君
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特に最低投資金額1円、出金手数料0円なんて、これ以上改善しようが無いほど便利なポイントですよね。

また画面の操作性やどこに何があるかの分かりやすさなどUI/UX部分が非常に優れており、この点も使い勝手の良さの1つとして挙げておきたいと思います。

Funds

Fundsのデメリット

Fundsでの投資を検討している方の中にはデメリットやリスクが気になる方も多いと思います。

そこで、Fundsのデメリットについてもご説明しておきたいと思います。

このサービスのデメリット

私が考えるFundsのデメリットは4つ。

  1. 元本保証がない
  2. 利益は総合課税の対象
  3. 運営会社の破綻リスク
  4. 人気が高すぎる

元本保証がない

全ての投資に言えることですが元本保証はありません。

特にFundsではほとんどの場合、担保を取らず連帯保証なども無しに貸付を行うため、貸付先企業が破綻した場合は元本を棄損する可能性が大いにあります。

このため元本割れがどうしても怖い方にはFundsはお勧め出来ません。

ヒント君
ヒント君

担保無し・保証無しでの貸付はつまり、貸付先を信頼するか否かだけで投資するようなものです。その点、Fundsでは信頼度の高い上場企業を貸付先に持ってきている点はうまいですよね。

Funds

利益は総合課税の対象

株式などの利益は分離課税として他の所得と別に一律の税率が課せられます。

これに対してFundsで得た利益は、例えばサラリーマンとして得た所得と合算して総合課税の対象となります。

このため元の稼ぎが大きい方は節税策の検討も必要になるかもしれません。

所得税の早見表
課税所得税率控除額
~195万円5%0円
~330万円10%97,500円
~695万円20%427,500円
~900万円23%636,000円
~1,800万円33%1,536,000円
~4,000万円40%2,796,000円
4,000万円~45%4,796,000円
ヒント君
ヒント君

※各金額を超えると所得全体がその率で課税される訳ではなく、超過部分に課される税率です(累進課税)。

Funds

運営会社の破綻リスク

運営会社のファンズ株式会社自体は未上場のため、そのリスクは念頭に置いておいて下さい。

  • Funds破綻時、一部のお金は戻らない可能性があります。
  • Funds破綻時、貸付中のお金の返済が遅延する可能性があります。

ちなみに貸付中のお金は貸付先(上場企業または子会社)が破綻しない限りは戻ってくるそうですが、次のようなお金は戻らない可能性があります。

  • Fundsの投資家口座に残っていたお金(デポジット)
  • 投資応募を行い入金の後、貸付実行前のお金

後者はどうしようもありませんが、前者はこまめに出金することでリスクを軽減することは可能です。

Funds

人気が高すぎる

Fundsは人気が非常に高いため、抽選申込時の倍率も高く、先着申込時は募集開始直後に完売するなど、慣れるまで投資申込が難しいこともあります。

ただし後入金方式が可能なため、ファンド申込に失敗してもリスクはありませんので、そこまで気にするデメリットでは無いかもしれませんね。

Funds

Fundsのその他の特徴

ここからはメリット・デメリット以外のFundsの特徴をご紹介していきます。

各種手数料について

Fundsでの各種手数料は基本無料です。

  • 口座開設利用料 0円
  • ファンド申込手数料 0円
  • ファンド運用手数料 0円
  • 投資家口座への振込手数料 0円

ただし投資家口座から投資資金への振込手数料だけは必要となります。

このためFunds側の振込先銀行と同行か、振込手数料の安いネット銀行の利用をお勧めします。

振込口座 みずほ銀行 モミノキ支店

Funds

数字で見るFunds

こちらでは言葉だけでなく数字でもFundsの状況をご紹介しています。

Fundsの最新の運用実績

Fundsのファンドはサービス開始から実績を積み上げ、現在までの運用実績は次の通りとなっています。

(参考)2020年10月末現在の運用実績
件数金額
募集済み40件約28.9億円
償還済み15件約12.6億円
デフォルト0件0円
デフォルト率0%

もちろん信頼度の高い上場企業への貸付というのもありますが、デフォルト率0%となっている点は心強く感じられます。

Funds

管理人の運用実績

こちらでは少し恥ずかしながらも管理人自身の運用実績もご紹介しています。

配当金額損失金額
2019年2,489円0円
2020年5,787円0円
(うち9月分)(+362円)0円
合計+8,276円

管理人は昨年から投資を開始し現在まで全く損失無く運用が出来ています。

また一部で優待券も貰って活用するなど、うまく楽しめながら投資が出来ていると思っています。

Funds

Fundsの総合評価

4.5

Funds(ファンズ)

Fundsで投資応募できる魅力的な上場企業の数は徐々に増えてきています。

ただその増えた企業の数に対し、まだ月の募集ペースが2~3件しか無く、折角の魅力的な企業にもっと投資出来る機会が増えれば・・・と感じます。

今後よりコンスタントにファンド募集が増えてきたら、その時には5.0点を付けたいと考えています。

2020年10月21日に、今後は毎月10億円以上のファンド募集を目指すとの発表がありました。また今後は上場企業以外での貸付案件も取り扱うようです。

Funds

おまけ①運営会社の状況

運営会社のファンズ株式会社の公開情報をご紹介します。

運営会社ファンズ株式会社
設立日2016年11月1日
所在地東京都港区西麻布3-2-1 北辰ビル7階
資本金4億1,500万円
役員
  • 藤田 雄一郎(代表取締役)
  • 柴田 陽(共同創業者/取締役)
  • 河野 哲行(取締役)
  • 笹嶋 靖史(取締役)
  • など
登録・加入
  • 第二種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3103号
  • 一般社団法人第二種金融商品取引業協会加入

一般向けに財務情報などは公開されてはいませんが、Fundsには多くの大手企業関連会社が出資しているため、その辺りから推測すると良いのではないかと思います。

■Fundsへの出資企業の例

  • 伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社
  • グローバル・ブレイン株式会社
  • 三井住友信託銀行株式会社
  • 伊藤忠商事株式会社
  • SV-FINTECH Fund
  • みずほキャピタル株式会社
  • AG キャピタル株式会社
  • 三菱UFJキャピタル株式会社
  • auカブコム証券株式会社
  • 株式会社電通グループ
ヒント君
ヒント君

三菱系、三井系、みずほ系から出資されてるのってちょっと面白いですね。他の面々も本当に有名企業ばかりで凄いです。

Funds

おまけ②Fundsの考える理念

FundsはFunds自体を、投資家と投資先企業との理想的な関係性として次のように表しています。

“Fundsでの投資”を介して個人と企業が同じ価値観・理想を共有する場所 ⇒ FinCommunity (フィンコミュニティ)

このコミュニティを通じ、企業側は資金調達と同時に自身に対するファンを獲得、投資家も投資利回りに加えて優待券の利用や交流会への参加によりその企業を応援することが出来ます。

Funds(ファンズ)の理念

Fundsの理念

つまりFundsは金銭だけの投資関係を、心も通う新しい投資関係に昇華させる可能性を秘めているのではないかと思います。

Funds

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