こんにちは!管理人まさおです。

そんな方には今回ご紹介するこちらのサービスがピッタリかもしれません。
Fundsは投資金額1円から上場企業など優良企業に貸付投資が可能な、貸付型クラウドファンディング(以下「貸付型CF」)サービスです。
ちなみに国内には多くの貸付型CFサービスが存在していますが、貸付先の多くを上場企業やその子会社などが占めるサービスはFundsだけです。
このため、Fundsは貸付型CFの中でもトップクラスに人気のあるサービスです。

ただし当サイトでは高利回りなどメリット面だけ見て、デメリット面を確認せずに投資することは推奨していません。
そこで本記事ではFundsのサービス内容について、デメリットなども含めて徹底的に解説したいと思います。
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- 期間は2023年7月31日(月)まで
- 新規口座開設と所定累積金額の投資実行が必要
- 累計投資金額10万円で1,000円分から50万円で最大5,000円分までのAmazonギフト券が貰える。
※詳細は公式サイトを要確認。
Fundsのサービス基本情報
まず最初にFundsの運営会社や振込先銀行など、サービス利用開始後にも役に立ちそうな情報を整理してご紹介しておきます。
運営会社 | ファンズ株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都渋谷区恵比寿 |
上場区分 | 未上場 |
設立日 | 2016年11月1日(6年超) |
代表者 | 代表取締役 藤田 雄一郎 |
サービス開始 | 2019年1月18日(4年超) |
ユーザー数 | 70,000人超 (2023年2月1日現在) |
最低投資金額 | 1円〜 |
デポジット口座 | あり |
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振込先銀行 | みずほ銀行 |
入金方式 | 後入金方式 |
振込手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 0円 |
運用手数料 | 0円 |
中途換金 | 不可 |
法人登録 | 可 |
Fundsの募集ファンドについて
次にFundsの最新の募集ファンドのデータを集計してご紹介しておきます(一部ユーザー限定ファンドなどの要因で公式と差異あり)。
募集総額 | 372億4,910万円 |
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想定年利 | 1.00%~6.00% 平均約2.09% |
運用期間 | 2ヶ月~60ヶ月(5年) |
募集実績 | 307件 |
運用終了 | 183件 (元本割れ0件) |
※毎日夜間に自動更新していますが、早期償還などは手動で更新が必要なため少しタイミングがずれる可能性があります。
Fundsの提供するサービスについて
Fundsは金融商品取引法に基づき、ファンズ株式会社が金融庁から許可を得て運営している貸付型CFのサービスです。

Fundsでの投資イメージ
サービスを利用する投資家は、Fundsによりファンド化された企業への貸付ファンドに最低1円から投資を行うことが可能です。
またFundsで募集されるファンドの貸付先企業は大半が上場企業など優良企業のため、他の貸付型CFサービスよりもリスクは低めの傾向になります。
代わりに利回りも他サービスよりも低めのため、Fundsは貸付型CFサービスの中ではローリスク・ローリターンのサービスと言えそうですね。

もちろん定期預金などに比べて高利回りで、その分のリスクもあります。
Fundsでの投資の主なメリット
ここからはFundsの主なメリット面について少し掘り下げてご紹介しておきたいと思います。
上場企業を中心とした貸し付け
やはりFundsでの貸付投資の一番の魅力は、貸付先の多くが上場企業であること。

Fundsを利用している上場企業の例
全体的に不動産会社が多い感じですが、みなさんもアイフルやぐるなび、メルカリ辺りは耳にしたこともあるのではないでしょうか。

有名企業に貸付投資をしていると、周りの人に隠れて自慢したくなることもあるかもしれませんね。
とは言え上場企業でも倒産する可能性はあるため絶対に安全な貸付先という訳ではありません。
ただその経営状況は市場評価を受けており、株価の推移を確認してみるだけでも投資判断しやすくなる側面もあるかもしれませんね。
またFundsでは上場企業以外への貸付ファンドもありますが、上場企業の子会社やメガバンク、大手地銀などの優良企業も名を連ねています。
貸付先の会社名が公開される
貸付型CFサービスの中には貸付先の都合などにより完全匿名だったり、投資家にしか会社名が公開されない場合があります。
その場合、特に前者の場合は貸付先企業の借入れ状況や評判が分かり難くなるため、投資家はリスク判断を行いにくくなります。
対してFundsでは基本的に全貸付先の会社名が公開されるため、そういった問題を抱えていない(少ない)会社ばかりだと推測されます。
このため投資家側もリスク判断を行いやすくなり、投資もしやすくなるのではないでしょうか。

なお金融庁が金融商品取引法の改正を目指しており、近い将来に全サービスで改善されるかもしれません。
地位移転ビークルで投資家保護
貸付型CFや不動産型CFで投資中にサービス運営会社が倒産すると、その資金は返済されなくなる可能性があります。
これに対してFundsの場合、ファンズ株式会社が倒産してもその影響を受けにくくする地位移転スキーム(ビークル)の仕組みを採用しています。

Fundsの地位移転ビークル
この仕組みは会社法に定められる社債の債権保全の仕組みを参考にFundsが考案した仕組みで、ファンズ社から倒産隔離されます。
もちろんこの仕組みでも100%保証されるとは限らないようですが、投資家への悪影響を少しでも減らそうとする姿勢は有難いですよね。

なおこの仕組みは2022年2月にファンズ株式会社から特許出願されています。
様々なFunds優待が楽しめる
Fundsのファンドに投資すると、貸付先企業から様々な優待が貰えることがあります(Funds優待付きファンド)。
例えば次のような優待付きのファンド募集が行われたことがあります。
- 高級ホテルの宿泊割引券や無料券
- 和牛のカタログギフト
- 「ぐるなび Premium Meal Kit」1セット
- ハウスクリーニング体験ギフトチケット
- メルペイポイント
- 大阪王将の新メニュー試食会参加権
Funds優待の多くは貸付先企業のサービスに関連しており、その企業の事業を体験しながら投資が出来るのはとても面白いですよね。
ただしFunds優待は全員貰える場合もありますが、一定条件をクリアした上で抽選で当選しないと貰えないこともあります。
運用中の資金の上下が無い
Fundsというより貸付型・不動産投資型CFの一般的なメリットですが、運用中の資金は株価のように毎日上下することはありません。
このため仕事中に株価が気になって何度もスマホをチェックしてしまうような方には合っている投資サービスだと思います。
Fundsでの投資の主なデメリット
こちらでは、Fundsの主なデメリット面についてご紹介しておきます。
元本や利回りは保証されない
Fundsに限らず投資一般に言えることですが、元本や利回りは保証されません。

そもそも出資法により元本を保証して資金を集める行為は禁止されています。
もちろん上場企業などへの貸付中心のため可能性は高くはなさそうですが、不測の事態の発生時に元本棄損してしまう可能性は残ります。
2022年9月現在は、実際に元本棄損したファンドはまだありませんが、将来も発生しない保証はないことを理解して投資を行う必要があります。
利益は総合課税対象の雑所得
定期預金や株式投資の利益は本業の所得とは別に一律の税率が課せられます。
これに対して不動産型CFや貸付型CF投資で得られた利益は本業との総合課税対象の雑所得になります。
また本業と合計した所得は多くなればなるほど、累進課税により一定額を超えた部分の税率は高くなります。

例えば695万円を超えた部分には所得税だけで20%以上の税率が課され、さらに住民税10%も掛かります。
このため貸付型CFなどの投資は元々の所得が多い方にとっては、やや不利な投資方法と言えるかもしれません。
ただし給与所得や退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超えない場合は、所得税の確定申告は不要です。
運営会社が未上場企業
Funds運営会社のファンズ株式会社は株式未上場のため、運営会社の経営状況の透明性を求める方にとっては投資に不安を覚えるかもしれません。
ただしファンズ株式会社は多くの有名有名企業や有名ベンチャーキャピタルが出資企業として名を連ねています。

ファンズ株式会社への出資企業の例
このため上記企業たちからの経営状況のチェックは入っているものと思われます。

なおファンズ株式会社は数年内の上場を目指しているのではないかと個人的に予想しています。
Fundsについて小ネタ
何故Fundsを通じて借りるのか
「銀行から借入れ出来ない企業が貸付型CFを利用している」なんて話を聞いたことありませんか?

もちろんFundsを利用している企業の中にそういった企業もあることは否定できません。
ただ以前、三菱UFJ銀行への貸付ファンドの募集がありましたがメガバンクが貸付型CFでお金を借りる必要はありませんよね?
この時はどうやら三菱UFJ銀行は、自分に合った資産形成プランを描き実現するためのサービス「Money Canvas」の宣伝もあったようです。
このようにFundsは企業にとっては借り入れの場であると共に、特定の層(Funds投資家)への宣伝の場の側面もあるようです。
Fundsで投資を始めるには
Fundsで投資を始めるには、次の2点を用意して新規会員登録ページから申込む必要があります。
- メールアドレス(ログインID、連絡用)
- 本人確認書類
このうち本人確認書類は【顔写真付きのマイナンバーカード】があれば1点で済みますが、無い場合は次の2点を用意する必要があります。
- マイナンバー確認書類
- 本人確認書類をもう1点
マイナンバー確認書類には「マイナンバー通知カード」または「マイナンバーの記載がある住民票の写し」が利用できます。
またFundsではオンライン(Polarify eKYC)または簡易書留郵送の何れかで本人確認が可能ですが、利用できる書類(もう1点)が異なります。
オンライン | 簡易書留郵送 |
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なおオンラインの場合は最短1営業日、簡易書留郵送は5営業日を目途にFundsから発送されるため、急ぎたい場合はオンラインがお薦めです。
法人口座開設の場合
法人口座を開設する場合は、上記に加えて履歴事項全部証明書(登記簿謄本)が必要となります。
まとめ
Fundsは上場企業などの優良企業に貸付投資を行いつつ利回りと優待が狙える人気のサービスです。
もちろん投資サービスなので損をする可能性が絶対に無い訳ではありませんが、本記事でFundsの魅力が伝わってくださればと思います。
またきちんとデメリット面もご理解頂いた上で、他の投資手法、サービスなどとのポートフォリオの1つに加えてみては如何でしょうか。
おまけ「Fundsの今までの主な出来事」
管理人まさおが独断と偏見に基づき、今までのFundsに関連する主な出来事をまとめています。
- 2016.11.01株式会社クラウドポート設立
- 2019.01.06貸付投資サービス「Funds」公開
- 2019.08.30伊藤忠商事と戦略事業パートナーシップ締結
- 2019.09.10オフィス移転(東京都港区青山⇒同西麻布)
- 2019.10.30国内初、貸付優待付きファンドを公開
- 2020.01.23社名変更(⇒ファンズ株式会社)
- 2020.08.04電通と資本業務提携
- 2020.11.30国内初、スマホ決済サービスで貸付投資ができるファンド公開
- 2021.04.27総額約20億円の資金調達。ユーザー数3万人突破を発表
- 2021.12.24日本初、メガバンクが借り手となる貸付型CFファンド公開
- 2022.03.22オフィス移転(⇒東京都渋谷区恵比寿)
- 2022.06.08累計募集額200億円突破
- 2022.09.20楽天証券を通じた募集の取扱いを開始