東証1部上場企業運営の「TREC FUNDING」で年8月29日(土) 15時から初のファンド「TREC1号 世田谷区用賀マンション投資ファンド」が募集予定です。
TREC FUNDINGのような不動産投資型クラウドファンディングでは運営会社が投資家より不利な立場で出資を行う優先/劣後出資形式が一般的です。
しかし本ファンドではその形式を取らず同格で出資を行う方式が採られています。
このため本記事ではファンドの基本情報に加え、優先/劣後出資形式が採られないことのメリット/デメリットなどをご紹介したいと思います。
ファンドの基本的な情報
まずはファンドの基本的な情報をご紹介します。
ファンド名 | TREC1号 世田谷区用賀マンション投資ファンド |
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運用利回り | 7.00%(年利換算) |
運用期間 | 約3年 |
保全方法 | なし(エクイティ型) |
募集金額 | 1億6,240万円 |
必要資金 | 10万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
申込方式 | 先着式 |
TREC FUNDINGでは優先/劣後出資構造が採られないこの方式をエクイティ型と呼んでいます(一般的な呼び方でもあると思います)。
投資スケジュール
- 募集開始2020年08月29日 15時
- 募集終了2020年09月17日
- 運用開始2020年09月29日
投資対象の不動産物件について
本ファンドの投資対象は東京都世田谷区用賀に所在する「クリスタルグローブマンション」です。
所在地 | 東京都世田谷区用賀三丁目12番16号 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造陸屋根 |
階数 | 地上5階/地下1階建 |
総戸数 | 21戸 |
築年月 | 1990年1月 |
また本物件は現状、TREC FUNDINGの運営会社トーセイが保有しているようです。
そして本ファンドでの出資金などにより物件のバリューアップ工事を行った上で物件価値を向上させて売却を狙って行きます。
ちなみに過去、トーセイが物件を取得した際は稼働率が50%だったところ、工事によりわずか7か月で満室状態となったとのことです。
今回のファンドでも上手くバリューアップに成功し、売却益が出ることを期待したいですね。
参考査定価格などについて
いつものマンションマーケットでは参考査定価格が見つかりませんでした。
代わりに他のサイトで不動産情報を見ていると、今現在は4階に1室空き部屋がありそうです。
と言っても21戸中の1戸なので大きな問題は無さそうですね。
周辺地価の状況について
地価公示・地価調査 (2020年) – 全国地価マップで本物件の近くの地価を調査したところ、次の地点が見つかりました。
エクイティ型のメリット・デメリット
冒頭でもご説明した通りエクイティ型の場合は優先/劣後構造がありません。
このため出資した不動産の売却時に売却損が出てしまった場合は元本の棄損が発生します。
また優先/劣後構造が採られる場合は売却益が出ても劣後出資者である運営会社が予定分配分を除き得る形になりますが、エクイティ型の場合は投資家も利益を得ることが出来ます。
優先劣後型 | エクイティ型 | |
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保全効果 | 劣後の範囲でカバー | なし |
売却益分配 | 小 | 大 |
このためエクイティ型案件は、ハイリスクハイリターンタイプの投資となります。
投資で貰えるプレゼント
本ファンドに投資した方にはトーセイホテルで利用できる割引券が貰えます。
利用できる場所は次の5つのホテルです。
- トーセイホテルココネ神田
- ココネ上野
- ココネ浅草蔵前
- ココネ上野御徒町
- トーセイホテル&セミナー幕張
最大6,000円分までのプレゼントとなっていますので欲しい方は投資を検討してみては如何でしょうか。
今回の投資ポイントとまとめ
今回の投資ポイントを次の3点にまとめてみました。
- 東証1部上場企業が運営するため信頼感は高め
- エクイティ型案件のためハイリスクハイリターン
- 予定分配率は7%とそこそこ高め
今まで優先/劣後出資形式のあるファンドに慣れていたため投資判断に悩む方も多いかもしれませんが、運営会社が東証1部上場で不動産関連の実績のある会社である点は安心感ありますね。