投資中の方にはすでに連絡があったと思いますが、昨日26日にラッキーバンクから延滞ファンドの状況報告がありました。
もちろん期待はしていませんでしたが、延滞となっている各ファンドの担保物件の売却が全く進んでおらず非常に残念な報告内容でしたね。
ちなみに私が投資しているファンドの残高は次の通りです。
ファンド名 | 投資残高 |
---|---|
【7/4募集】第126号ローンファンド Lucky Bank 50億円突破記念 | 99,850円 |
【5/11募集】第244号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区 | 100,000円 |
【12/14募集】第392号ローンファンド Lucky Bank 130億円突破記念 | 180,000円 |
いずれのファンドも全く終わりが見えない状況ですが、1ファンドずつでも構わないので返済の道筋をきちんと立てて明るい報告をして頂きたいと思います。
各ファンドの状況(前回→今回)
ついでに私が投資している各ファンドの状況をご紹介します。
【7/4募集】第126号ローンファンド Lucky Bank 50億円突破記念
本ファンドはProject2の方は完済されているため、Project1の「品川区戸越銀座エリアの一棟ビル」について報告がありました。
前回(8月27日)
- 一棟ビルを宿泊施設へ改築し収益力を向上させた後、販売を行う計画
- 設計士のプランニングを基に工事業者や運営会社などと具体的な摺合せを行い、2018年1月に運営会社と工事完了後の引き渡しを条件とする定期建物賃貸借契約を締結
- 現時点では工事の着手には至っていない
- 現況(空ビル)での購入検討者がいたが見送りとなった
今回(10月25日)
- 宿泊施設への改築は改装にかかる費用面の問題から、宿泊施設への改装は見送り
- 現況(空ビル)での販売活動を行っており、購入検討中の法人が1社ありますが、現在は交渉を重ねている段階の為、買付証明書の受領など明確な意思表示を得るには至っていない
ラッキーバンクからの資金流入が止まったことから費用が不足しているのかもしれませんが、他の貸金業者から借り入して改装は出来なかったのでしょうか?
現況(空ビル)のまま保有していても資金流出が継続するだけですので、改装する気が無いのであれば多少割引しても売却を進めた方が良いと思うのですが。
【5/11募集】第244号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区
本ファンドはProject1もProject2も全く返済されていませんが、Project2は全体の中の割合が微々たる物なので、Project1「東京都世田谷区不動産担保ローン」の状況をご紹介します。
前回(8月27日)
- 本件土地は、建物を建築するうえで擁壁の補強が必要な状況
- 売却価格に補強コストが影響する可能性がある
- 区役所との協議の結果、建築プランは決定済み、擁壁との隙間を埋めて建築する必要があるが未着工
- プラン付で販売する可能性が高い
今回(10月25日)
- プラン付または建築後の売却へ向け取り組み中
- 擁壁の補強工事は未着工
- 借入人は建築プラン付での販売を中心に販売活動中だが、擁壁工事が未着手のため購入希望者が集まり辛い状況
こちらも建築プラン付で販売が難しく資金の借り入れも難しいようなら、擁壁工事分を減額するなりして早めに売却を進めて頂きたいですね。
【12/14募集】第392号ローンファンド Lucky Bank 130億円突破記念
こちらもProject1もProject2も全く返済されていない状況で、同様にProject2の影響は微々たる物なので、残りのProject1「東京都港区表参道エリア不動産担保ローン」の状況をご紹介します。
前回(8月27日)
- 借入人が保有する区分事務所の収益物件
- 美容系の店舗が入居・運営中
- 新たに入居する運営会社と借入人の間で内装工事完了を条件とする賃貸借契約を締結済み
- 内装工事完了後に新たな賃料形態となり収益ベースの向上を図った後、売却を行う予定だが未着工
- プロジェクトと並行して販売活動を行い、購入検討者から買付証明書(買付の申込書にあたるものだが売買契約の締結には至っていない)の提出を受けており、交渉を重ねる予定
今回(10月25日)
- 買付証明書の提出を受けた購入検討者は銀行融資が承認されず売却は見送り
- その後も問い合わせはあるが価格的に折り合わず購入申し込みまで至らない状況
他の2件に比べればまだマシな状況に思いますが、売却が見送りになったのであればさっさと内装工事を行って賃料からでも良いので返済に充てて頂きたいものです。
全体的な感想
自分が投資していないプロジェクトについては分かりませんが、3ファンド中3ファンドとも動きがほぼ無い状況を見ると、借入人が真面目に返済する気があるのか、あるいはその体力が残っているのか疑わしい目で見ざるを得ませんね。
またラッキーバンクと借入人とは親族関係にあるようなので、金融庁からの行政処分があったにも関わらず手心を加えて対応していると思われても仕方が無い状況だと思います。
そろそろラッキーバンク、田中社長は全投資家の前に出てきて再度説明会を開くなり、対応を行うべきではないでしょうか。
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