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クラウドクレジットの新通貨「ジョージアラリ」はどんな通貨?

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クラウドクレジットで11日から新たに募集されているファンド「【ジョージアラリ建て】マイクロローン事業者ファンド1号」ですが、この「ジョージアラリ」は馴染みの無い通貨でしたのでどのような通貨か調べてみました。

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そもそもジョージアって?

国名の読み方について

ジョージアとはGeorgiaの英語読みの国名で、2015年4月以前は日本ではロシア語由来の読み方で読みでグルジアと呼ばれていました。

読み方が変わった理由は、ジョージアはロシアと仲が良く無いことからロシア語読みを嫌い、ロシア語読みを変えるように日本政府に要請があったためのようです。

この辺りの経緯は「グルジアはジョージアが正しい? 国名呼称の不思議」(NIKKEI STYLE)に詳しく書かれています。

地図上の位置

ジョージアは黒海に面しており、またトルコの北東に位置しています。

首都は「ティビリシ(またはトリビシ)」とのことです。

日本との関係について

日本とは1992年4月に国交が樹立されていますが、その前年の「1991 年の同国の独立直後からの研修員受入れ等の技術協力に始まり、以後、経済インフラ整備への支援及び農業や保健・医療分野野における人材育成等を通じ、ジョージアの開発に寄与」してきています(「ODA(政府開発援助) – ジョージア」より)。

また逆に日本では、角界史上初のヨーロッパ人力士として入幕したのがジョージア出身力士である黒海太氏(引退済)とのことで、国自体は知らないまでも意外に身近な国なのかもしれませんね。

通貨「ラリ」はどのような通貨?

ではジョージアの通貨である「ラリ」はどのような通貨かというと、「旧ソ連諸国の通貨の中で、導入以来インフレーションを経験せず、比較的安定している通貨」(「ラリWikipediaより)とのことです。

またその実際の為替レートは、XE通貨グラフによると2008年頃は1ラリ70~80円程度となっていましたが、この10年を掛けて最近では40~50円程度と円高傾向にあるようです。

つまりラリ建てで投資を行うとマイナス側に働く可能性が考えられますが、ここ最近は比較的落ち着いている傾向にあるようですのでそこまで気にする必要は無いかもしれません。

クラウドクレジットでのジョージアへの他の投資の状況は?

クラウドクレジットでの「ジョージアマイクロローン事業者ファンド」の運用報告から募集時の期待利回り、ファンドの実現利回りの状況をまとめました。

ファンド  募集時の期待利回り ファンドの実現利回り
【為替ヘッジあり】ジョージアマイクロローン事業者ファンド1号 7.9% 5.4%
【為替ヘッジあり】ジョージアマイクロローン事業者ファンド2号 7.5% 4.4%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド1号 10.4% 16.6%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド2号 10.4% 18.9%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド3号 10.0% 14.4%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド4号 10.0% 10.9%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド5号 10.0% 5.0%
ジョージアマイクロローン事業者ファンド6号 9.0% 0.1%

※為替ヘッジの無いファンドはUSD建てで投資が行われています。

この結果を見ると今のところ元本割れが発生したファンドは無いようですが、期待利回りと実現利回りに乖離が大きいようです。

ただ運用報告の具体的な内容を確認するとこの原因は「早期償還」と「為替レートの変動」の影響による物で、少なくとも現時点では貸倒の発生などは無いとのことから投資先としてはある程度信頼することは出来るかもしれません。

どのような投資方法が合っているか?

もともとクラウドクレジットで投資を行う方は他のソーシャルレンディングサービスが国内向けの投資ファンドが多いことから分散先として考えている方も多いのではないでしょうか。

そのような中で今までは基軸通貨であるドル建て、ユーロ建てまでは投資を検討してみたけど、ラリ建てのような基軸通貨ではない通貨への投資は何となく怖いと思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。

そこで同じく基軸通貨ではないルーブルの為替レートの状況を見てみると、ここ10年で円高傾向にあるラリとは逆に円安傾向となっているようです。

このため、今回を切っ掛けにラリとルーブルの両方に分散投資を行い円高と円安の両建てでバランスを取って投資してみるのも面白いかもしれませんね。

クラウドクレジット
クラウドクレジット

海外投資と社会貢献(社会インパクト投資)の両方を追求することを目的としたソーシャルレンディングサービス。

  • 大手企業グループからの投資多
  • ユーザー数業界トップクラス
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  • 世界各国へ分散投資が可能
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