もともと9月1日の予定からしばらく延期されていたクラウドクレジットの「預託金口座」の導入が11月1日から開始となるとのお知らせがありました。
またこれに合わせてファンドの最低投資金額が今までの5万円から1万円に引き下げられることも発表されましたので、今までよりも気軽に海外ファンドへ投資しやすくなりますのでうれしいですね(๑•̀ㅂ•́)و✧
さて、そのような訳で今回のお知らせから読み取れた「預託金口座」開始にともなう投資家にとってのメリット・デメリットを考察してみたいと思います。
※正確を期すためにクラウドクレジットからのお知らせ内容を最後に引用していますので必要に応じてご確認ください。
今までと変わらない点
- 投資家の銀行口座からクラウドクレジットの管理口座への振込みには投資家の銀行口座の規定に従った振込手数料が必要となります。
- 逆にクラウドクレジットの管理口座から投資家の銀行口座への出金は毎月1回まで無料となります。
「預託金口座」のメリット
再投資時の負担の軽減
今まではファンド投資による分配金、元本の支払いは投資家の口座に直接振り込まれていたため投資を行う場合は常にクラウドクレジットの管理口座への振込手数料が必要でしたが、今後は分配金が預託金口座に振り込まれるようになりますので、預託金口座から再投資を行う場合の振込手数料が不要となります。
最低投資金額引き下げとの相乗効果
最低投資金額が5万円から1万円に引き下げられることによって、分配金から再投資資金を捻出するまでの期間もおおむね1/5程度に短縮されることになり、投資の複利効果を得られやすくなりますね。
ただクラウドクレジットのファンドでは分配金も満期まで受け取れない満期一括方式での分配ファンドも多いため、この点については考慮に入れておく必要がありそうです(満期一括と名前の似た元本満期一括方式であればOK)。
投資のリアルタイム化?
こちらはお知らせに記載はありませんでしたので推測ではありますが、今までクラウドクレジットで投資を行う場合、投資申込を行ってから数日の審査期間があった後に振込を行うという投資家にとって若干やきもきさせられる期間がありましたが、今後は預託金口座に先に投資資金がデポジットされるため、この審査期間が不要になるのでは?と期待しています。
「預託金口座」のデメリット
毎月2回目以降の払戻しに手数料が必要に
預託金口座から投資家の銀行口座への払戻しは毎月1回まで無料、2回目以降は756円(税込)が必要となります。
756円と聞くと普通の振込手数料に比べると非常に高い金額に感じられますが、月1回までは無料で払戻せるため、大きなデメリットではありませんね。
この手数料は、おそらく1回目の手数料をクラウドクレジット自身が負担しており、過剰な払戻しによる負担増を防止する意味合いがあるのでしょう。
クラウドクレジット破綻時のダメージが増加
あまり考えたく無いことではありますが、もしクラウドクレジットが破綻した場合、今までは投資中資金の引上げが困難になるだけでしたが、今後は預託金口座に預けている資金の引上げも困難になることが想像されます。
と言っても最低投資金額を上回る度に即座に再投資を行えば、今までの状況とあまり変わりないといえるかもしれません。
またこの点について心配な方は毎月1回、こまめに払戻しを行っておけば大きな影響は無いと思われます。
お知らせの内容
サービスの内容
- ご利用は無料です。
- 今後お支払いする分配金は預託金口座にお振込いたします。
- 預託金口座からお客様の銀行口座へ送金する際の振込手数料は毎月(1日~月末までの間)1回のみ当社が負担いたします。
なお同月で2回目以降の預託金口座からの払戻しには払戻手数料として756円(税込)をご負担いただきます。
(お客様の登録されている口座情報に不備があり、お支払いができなかった場合もカウントします。口座情報は必ずご確認をお願いいたします。- サービス開始に伴い、最低投資金額を1万円に変更させていただきます。
これにより弊社からお支払いした分配金をスムーズに再投資できるようになりますのでさらに投資効率があがります。- 預託金口座をご利用いただくには「クラウドクレジット取引約款」にご同意いただく必要がございます。
(一度ご同意いただいたお客様は再度お手続きする必要はございません。)
[同意のラジオボタンのURL]ユーザーログイン|クラウドクレジット
※既に同意を行っている方には同意ボタンは表示されないようです。
預託金口座のご利用にご同意いただけない場合の注意点
- これまでと同様、分配金のお支払いはお客様の口座へ直接お振込いたします。
この場合、2016年10月31日時点でマイページにご登録されている銀行口座にお振込みいたしますので、ご登録銀行口座情報を今一度マイページにてご確認ください。
(以降、毎月月末時点でのお客様マイページの銀行口座情報を参考に分配金のお支払いをいたします。)- サービス開始後は、「預託金口座」を通じてのファンドのご購入しかできなくなりますので、ご利用にご同意いただけない場合には新規販売のファンドのご購入ができなくなります。
サービス開始以降のファンド購入の際の注意点
- サービス開始(11月1日)以降は、預託金口座のご利用にご同意いただいたお客様でも、あらかじめ預託金口座に投資資金がご入金されていない場合、 ファンド購入のお手続きを行うことができませんので、11月以降発売のファンドのご購入の際には「預託金口座」へのご入金をお願いいたします。
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