明日朝9時募集開始のファンドのご紹介のため、時間も短くあまりお役に立たないかもしれませんが、今回募集されるSBISLメガソーラーブリッジローンファンドの9号と、前回の8号の条件を簡単に比較してみます。
SBISLメガソーラーブリッジローンファンド8号と9号の比較
8号 | 9号 | |
---|---|---|
予定利回り | 7.0% | 7.0% |
運用期間 | 約12ヶ月 | 約12ヶ月 |
募集総額 | 11億1,000万円 | 8億5,000万円 |
担保評価総額 | 11億1,300万円 | 8億8,800万円 |
担保割合 | 99.7% | 95.7% |
借手資金用途 | 太陽光発電事業の事業資金(権利の購入及び建設資金) | 太陽光発電事業に係る設備等の建設、購入等及び債務の返済その他の運転資金 |
売電価格 | 24円/kWh | 32~36円/kWh |
数字の上での評価に過ぎないかもしれませんが、今回のファンドは予定利回りや運用期間が同じとなっているのに対して、担保評価の割合が99.7%⇒95.7%と若干向上し、さらに発電所の売電価格も24円/kWh⇒32~36円/kWhと向上しています。
売電価格の傾向
投資にご興味がある方は既にご存知のことかもしれませんが、太陽光発電事業を行うにあたってこの売電価格が幾らに設定されているかが1つのポイントになります。
と言うのも、売電価格は経済産業省によって決定されていますが年を経るごとにこの値が安い価格に改定されており、後発の事業者程不利になるようになっているためです。
ここで、前回の8号案件ではこの売電価格が24円/kWhに設定されていましたが、明日募集予定の9号案件では32~36円/kWhと有利な価格に設定されています。
これは8号案件の施設が平成28年に設備認定されているのに対して、今回の9号案件の施設は平成25~26年度に設備認定されているためです。
つまりこの数字だけでも太陽光発電所を完成させる意義は8号案件よりも9号案件の方が高くなっていることが期待できます。
最後に
今回は明日までの時間も無い中、上記の数字だけで比較してしまいましたので出来れば皆様方でスキームを含め、いつもより特に詳しく分析されると良いかと存じます。
ただ今年に入ってSBIソーシャルレンディングで募集されるファンドは申し込みが殺到し、募集開始から15分程度は相当運が良くないと最後の申込確定画面にすら進めない状況です。
このため明日も募集金額8億5,000万円とそこそこの金額予定となっていますが、画面のボタンを押しても画面が切り替わらない状況が予想されます。
とは言ってもそこで焦ってボタンを何度もクリックすると更に状況が悪化する可能性もありますので、明日は焦らず落ち着いて画面の更新もせず落ち着いて申込を行うことをお勧めします。
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