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匿名組合型と任意組合型について
不動産投資型クラウドファンディングの契約形態には「匿名組合型」と「任意組合型」の2種類があります。
このうち大半のファンドは匿名組合型で契約が締結されますが、最近は徐々に任意組合型のファンドも増えてきています。
任意組合型ファンドって避けている投資家が多いイメージがあるかな。
僕もそういった印象を受けていますが、任意組合型には任意組合型のメリット面もありますので、両組合型の主な違いを簡単にまとめてみました。
匿名組合型 | 任意組合型 | |
---|---|---|
課税区分 | 雑所得 | 不動産所得 |
優先劣後構造 | 基本あり | なし |
責任 | 有限責任 | 無限責任 |
ちなみに任意組合型は小口化した不動産の権利を所有するイメージ、匿名組合型は不動産投資のための組合に出資するイメージでしょうか。
またそのため任意組合型では優先劣後出資構造事業者が投資家より不利な立場で投資を行うことで投資家の出資金を保護...は無く、「無限責任」(出資額以上の損失が発生する可能性もあり)という弱点もあります。
その代わり(劣後出資が無い代わり)に投資物件の売却が成功した際には大きなリターンを得られる可能性も高まります。
まさお
つまり任意組合型は匿名組合型に比べてハイリスクハイリターン型のファンドになる感じですね。
なお状況は限られますが、任意組合型には相続時の税制優遇が受けられる、事業者倒産時にも権利が継続されるメリットもあります。