分配金を投資対象物件から得られる収益で賄うタイプのファンド。
多くの場合は物件の入居者から得られる賃料収入をイメージすると思いますが、コインパーキングの売上やホテルの宿泊費なども同様です。
またインカムゲイン型に対して分配金を投資対象物件を売却した際に得られる売却益で賄うファンドはキャピタルゲイン型ファンドと呼びます。
なおインカムゲイン型を省略してインカム型と呼ぶこともあります。
インカム+キャピタル型ファンドについて
分配金をインカムゲインとキャピタルゲイン双方から賄う場合は「インカム+キャピタル型」ファンドと呼ぶ場合があります。
またインカムゲインの割合の方が高いことを強調したい場合に「インカム重視型」ファンドと呼ぶ場合があります。
なお「インカム+キャピタル型」表記は双方の割合が同じことを表している訳では無く、その割合は個別確認が必要です。
インカムゲイン型ファンドの注意点
分配金が100%インカムゲインのファンドの場合でも運用終了時(≒投資対象不動産売却時)の売却リスクによる元本割れの可能性はあります。
もちろん優先劣後出資構造や買取保証などによってある程度のリスク軽減がある場合もありますが、絶対安全という訳では無いためご注意下さい。
インカムゲイン型ファンドの保全の仕組み
インカムゲイン型ファンドの場合は投資対象物件に対してマスターリース契約の締結によって賃料の保全が行われる場合があります。
この場合、投資対象物件が業者によって一括借上げされることにより賃料が業者から支払われる形となり空室リスクが軽減されます。
またインカムゲイン型ファンドのもう1つの弱点として、ファンドが早期償還した場合にその時点までの分配金しか得られない点があります。
この点については「らくたま」が早期償還時でも残りの予定賃料を支払う全期間配当保証の仕組みを採用しています。
他では「SOLS(ソルス)」も全期間ではありませんが似たような仕組みを採用しているため、ご興味ある方はチェックされてみて下さい。