こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「電力の地産地消 小水力発電施設開発 担保付ローンファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:1,200万円
- 想定利回り:7.00%(年率)
- 運用期間:約1年
- 保全方法:担保あり
- 募集方式:抽選式
また今回の貸付先は長野県安曇野市に所在する「株式会社シグナス水力発電研究所」(恐らくCAPIMAで初登場の企業)とのこと。
CAPIMAでは時々「太陽光発電」や「風力発電」を行う会社への貸付ファンドの募集がありますが、意外にも水力発電は今回が初のようですね。
このため恐らく他のファンドとのリスク関連性は低いため、単一のファンドとして評価しやすいかもしれませんね。
今回のファンドの担保について
さて、そうなるとやはり投資判断材料に使用しやすいのは財務情報や担保でしょうか。
ただし貸付先の財務情報はログイン後情報の契約締結前交付書面にしか無いため、担保について確認しておきたいと思います。
そして今回の場合は貸付先の保有する金銭貸借に対して下限、貸付金額の110%までに担保設定するようです。
この担保設定での安全性はCAPIMAがプロの事業者として一定の安全性があると評価して行われているものと思われます。
ただ正直なところ素人目からすると金銭債権担保は不動産担保に比べてその価値やリスクが読みづらいように毎回感じています。
そこで僕個人の中で金銭債権について色々と考えてみたことを軽く棚卸しておきたいと思います。
金銭債権のリスクについて
まず不動産担保は景況などによりその価値が上下しやすいのに対し、債権の場合は一定であることは期待出来そうですね。
ただし今回のような担保設定の場合はその中に複数の債権が含まれており、貸付期間中の償還により少しずつ担保価値が目減りしそうですね。
ただし今回は貸付金額の110%を下限とするためこれを下回る場合は当初担保と別の債権を担保に追加しそうですね。
またその追加担保が不足する場合は直ちに貸付を引き上げるなどの想定はあるようです。
ただ困ったことにそのタイミングで金銭債権の債務者が焦げ付いた場合、貸付金の回収が難しくなる可能性はありそうですね。
さらにその時に債務者が1社しかない場合は貸付金額が全損となる可能性もありそうです(貸付先保有の資産もあるとは思われますが)。
個人的にはこの辺の説明がもう少しあれば投資しやすくなるんだけどな、と毎回のように感じています。
投資の民主化を目指すCAPIMAとして、もう少し記載内容を工夫して下さると有難いですね。