上場企業子会社運営のオルタナバンクから、累計登録ユーザー1 万人突破のお知らせがありました。
つい先日、LENDEX(レンデックス)も1万人を突破したばかりでしたね。ソーシャルレンディング投資の人気の高まりが感じられます。
今回の1万人突破でSAMURAI FUNDもメジャープレイヤーの一員となりましたね。
これを記念して、本記事では実際のところユーザー数は1年前からどの程度増えているのか調査してみましたので、ご紹介したいと思います。
SAMURAIの1年間のユーザー数の伸びは?
オルタナバンクのユーザー数はこの1年で約150%増加しています(親会社のIR資料より)。
つまり1年前は約4,000人が口座開設済で、そこから1年間で6,000人程度が増えたものと考えられます。
ただしSAMURAI FUNDは1月8日にさくらソーシャルレンディングのユーザーを取り込んでリニューアルしたため、そこは差し引く必要があります。
さくら側の最終ユーザー数は約3,600人いましたが、うち3割程度の重複を仮定すると、2,500人程度がこの時、自動的に移行されたことになります。
つまりオルタナバンクで増えたユーザー数は3,500人程度ではないかと推測しています。
キャンペーンファンドの募集予定も
オルタナバンクでは1万人突破を記念してキャンペーンファンドの募集が行われる予定です。
ファンド名 | 1万人突破記念キャンペーンファンド(仮称) |
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募集時期 | 2020年3月上旬 |
利回りなどの詳細は未発表ですが最低限、リニューアル記念ファンドと同程度(日本保証の債務保証付き、利回り7%)を期待したいですね。
一方、SAMURAI親会社では新株予約権の強制行使が決定
一方、時を同じくして先日、オルタナバンクの親会社「SAMURAI&J PARTNERS株式会社」で新株予約券の強制行使が決定しました。
新株予約券の強制行使?
なんじゃそりゃ?
と頭の中が???となったため、その内容について調査しちゃいました。
発行決議日 | 2018年5月10日 |
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発行総数 | 11,667 個 |
行使価額 | 1株308円 |
行使期間 | 2018年6月25日~2028年6月24日 |
該当する行使条件 | 新株予約権の行使期間中に東京証券取引所における当社普通株式の取引終値が一度でも行使価額(308 円)に 30%を乗じた価格(92 円)を下回った場合には新株予約権者は残存するすべての本新株予約権を行使期間の末日までに行使しなければならない。 |
割当先 | 当社及び当社子会社の役員及び従業員 |
2月28日のSAMURAI&J PARTNERS株式会社の終値は90円でした。
このため行使条件に抵触して強制行使が決定、第14回新株予約権の保有者は末日までにこの権利を1株308円で行使しなければ無くなった訳ですね。
ではなぜ新株予約権にこんな不利な条件が付いているのかと言うと・・・
強制行使型ストックオプションとは、権利確定までの間に、株価がある一定金額以下になった際に、役員等が強制的に行使させられる条件を付すことでオプション価値を引き下げることが可能です。
なるほど!
つまりHUNTER×HUNTERで例えると「自らの念能力に制約を課すことで強力な威力を得られる」ようなことが新株予約権でも設定できるようですね。
なお今回の結果を受けて新株予約権保持者の方々は、2028年までに1株308円以上で売却できるよう努力しなければならなくなりました。
このためSAMURAIの業績が向上し、オルタナバンクについてもより安定して投資できるようになってくれるものと勝手に期待しておきます笑