ネット広告と大量のキャッシュバックキャンペーンで有名なみんなのクレジット。
最近、金融庁検査が入ってやきもきしていた方も多いと思いますが、ようやく検査が完了したようですので、私が個人的に気になっていたみんなのクレジットが1案件でどの程度キャッシュバックを支払っているか、について調査をしてみました。
「《第82号》不動産ローンファンド」の場合
サンプルに使用したのは最近満額成立した「《第82号》不動産ローンファンド」です。
みんなのクレジットでは初回投資申込時などの条件によって更に追加でキャッシュバックがありますが、こちらのファンドに投資した方が初回投資か否かの情報については分かりませんでしたので、まずは各キャンペーンでどの程度のキャッシュバックがあるかを調査し、その中で最大で最大キャッシュバックとなった場合の金額について調査してみました。
※最大キャッシュバックは投資件数を掛けています。
投資金額 | 投資件数 | キャンペーン1 | キャンペーン2 | キャンペーン3 | 最大キャッシュバック |
---|---|---|---|---|---|
7万円 | 1件 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
10万円 | 21件 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
11万円 | 1件 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
12万円 | 1件 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
13万円 | 2件 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
15万円 | 70件 | 10,000円 | 8,000円 | 0円 | 700,000円 |
16万円 | 2件 | 10,000円 | 8,000円 | 0円 | 20,000円 |
20万円 | 16件 | 15,000円 | 8,000円 | 0円 | 240,000円 |
25万円 | 3件 | 15,000円 | 8,000円 | 0円 | 45,000円 |
30万円 | 5件 | 21,000円 | 8,000円 | 0円 | 105,000円 |
32万円 | 1件 | 21,000円 | 8,000円 | 0円 | 21,000円 |
35万円 | 40件 | 21,000円 | 15,000円 | 28,000円 | 1,120,000円 |
40万円 | 1件 | 21,000円 | 15,000円 | 28,000円 | 28,000円 |
42万円 | 1件 | 21,000円 | 15,000円 | 28,000円 | 28,000円 |
45万円 | 6件 | 21,000円 | 15,000円 | 28,000円 | 180,000円 |
50万円 | 10件 | 30,000円 | 22,000円 | 40,000円 | 400,000円 |
52万円 | 10件 | 30,000円 | 22,000円 | 40,000円 | 40,000円 |
70万円 | 1件 | 30,000円 | 22,000円 | 40,000円 | 40,000円 |
100万円 | 12件 | 70,000円 | 50,000円 | 80,000円 | 960,000円 |
108万円 | 1件 | 70,000円 | 50,000円 | 80,000円 | 80,000円 |
150万円 | 2件 | 110,000円 | 75,000円 | 120,000円 | 240,000円 |
200万円 | 1件 | 160,000円 | 100,000円 | 160,000円 | 160,000円 |
203万円 | 1件 | 160,000円 | 100,000円 | 160,000円 | 160,000円 |
300万円 | 1件 | 200,000円 | 150,000円 | 240,000円 | 240,000円 |
400万円 | 1件 | 300,000円 | 200,000円 | 320,000円 | 320,000円 |
500万円 | 2件 | 400,000円 | 200,000円 | 450,000円 | 900,000円 |
合計 | – | – | – | – | 6,027,000円 |
この表の内容が正しいとすると、みんなのクレジットは本ファンドで最大603万円程度のキャッシュバックを行ったということでしょうか。
ただタイミングによって対象となるキャンペーンが異なると思いますので、実際に支払った金額をこのうち7割程度(根拠はありません)と仮定すると、603万円*0.7≒422万円程度が実際に支払われたキャッシュバック金額になると思われます。
またこちらのファンドの総募集金額は8,010万円となっており、うち8,000万円を構成する案件1の利回6.80%にこの数字を加算すると、6.80%分+キャッシュバックの約5.3%ポイント、つまり12.1%程度が最低限、ファンドの貸付先に提示された金利になるでしょうか。
さらにみんなのクレジットの利益、その他キャンペーンで支払っているキャッシュバック金額も考えるとこの金利からの誤差はあると思われますが、例えばラッキーバンクでは10%超の利回りのファンドもありましたのであり得ない金利かと言うと、無いことは無い金利かな?・・・とも思います。
ただラッキーバンクの場合とは違い、担保が不動産ではなくより流動性の高そうな有価証券に設定されていること、また担保の評価額などが投資家に対して提示されていない点が気になります。
投資金額と投資件数はどうやって分かるのか
みんなのクレジットの個別投資ファンドのページでブラウザ上から右クリックで「ソースを表示」などのメニューを選んでみて下さい。
そこで表示されるページのうち「投資履歴」の欄に、投資家が投資した個別の金額、タイミングが分かります。
みんなのクレジットはアリなのか
みんなのクレジットは非常に魅力的なキャッシュバックキャンペーンが提示されていますので、そこを期待して投資するのはアリだと思いますが、自分のようなチキン投資家にとってはそこそこハードルが高いソーシャルレンディングサービスかな、とも感じます(^^;
ただ、まだ公式な結果は発表されていませんが金融庁検査の後に大きな問題が無いようでしたら少額からチャレンジしてみるのも良いかも・・・と考えていますので、みんなのクレジットからの公式発表を楽しみにお待ちしています!
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