こんにちは!管理人まさおです。
今回、COZUCHIで初めて公開されたレポートの主な内容はこちら。
- COZUCHIファンド画像の撮影裏話
- 運用実績と累計調達額推移
- 運用中ファンドの進捗・今後の見通し
- 運用終了ファンドの実績
- 今後の展望と市況(武藤代表コメント)
現在、国内には50以上の不動産投資型クラウドファンディングサービスが存在します。
ただ各ファンドの運用状況を投資家に対して1つ1つ丁寧に説明するサービスは今まで無かったので少し驚きました。
ただしそんな驚きをアピールするではこの記事でご紹介する意味はありませんよね。
そこで僕が今回の四半期レポートを読み込んで気付いたポイントや分析してみた内容をご紹介してみたいと思います。
すでにご存じの情報も多いとは思いますが、何か皆様のお役に立てればと思います。
実績利回り283.5%の正体
レポートの9ページ目にCOZUCHI過去最高の実績利回り283.5%を叩き出した「練馬区 武蔵関Ⅰ」の情報が見つかります。
想定 | 実績 | |
---|---|---|
利回り | 12.0% | 283.5% |
運用期間 | 6ヶ月 | 0.3ヶ月 |
こうして改めて比較すると12.0%⇒283.5%(約23.63倍)と凄まじい上昇率のように思えますが、運用期間は0.05倍に短くなってますよね。
この場合、23.63×0.05を計算することで、元々の全期間における分配金に対して実際にどの程度の分配金になったか確認出来ます。
そしてその計算結果は「約1.18倍」でした。
意外に思っていたほど貰えていないってことかな?
そうですね、この計算結果を見るとそう思われるかもしれませんね。
ただし本来は6ヶ月運用しないと貰えない金額(の約1.18倍)がわずか0.3ヶ月の運用で貰えると考えると、やはり凄まじい数字ですよね。
運用が早期に終わったことで多くのリスクから開放されますし、償還された分配金はまたすぐに別の投資に回せますしね。
運用終了全ファンドで再確認
上記の件を元に、レポートの9~10ページ目の全ファンドを再計算すると、その平均倍率は1.04倍になりました。
また運用期間はレポートのP3の想定8.4ヶ月⇒実績5.8ヶ月から、概ね元の予定の0.75倍となっていることも確認出来ます。
このことからCOZUCHIは概ね予定通り(1.04倍)の分配金を、予定の3/4の期間で受け取れるサービスとも言っても良さそうでしょうか。
もちろん運用終了が早まった上、元の予定の倍近い分配がある場合もありますので、ロマンありますね。
任意組合型ファンドの募集について
今回のレポートでもう1点、11ページ目の武藤代表からのメッセージにある「任意組合型のスキームを開始」も要チェックです。
COZUCHIで今まで募集されているファンドは全て匿名組合型ですが、COZUCHIでは任意組合型のファンドの募集も検討中のようですね。
匿名組合型 | 任意組合型 | |
---|---|---|
課税区分 | 雑所得 | 不動産所得 |
優先劣後構造 | 基本あり | なし |
責任 | 有限責任 | 無限責任 |
ちなみに任意組合は「無限責任」(出資額以上の損失も有り)や「優先劣後構造なし」の点で避ける投資家が多いイメージがあります。
この点に対してCOZUCHIは恐らく匿名組合型での実績やファンドの見せ方の上手さで払拭を図ると思われますが、その時どうなるか楽しみですね。
僕自身も今までは任意組合型ファンドは避けていますが、COZUCHIが募集する物なら気になります。
もちろん内容次第ですが、きちんと内容を理解して魅力を感じたらその時は実際に投資をしてみたいと思います。