こんにちは!管理人まさおです。
AGCFは東証プライム上場の「アイフル」グループ会社が運営するサービスです。
そして今回、そのAGCFから新ファンド「不動産担保ローンファンド#5(ゴルフ場@福岡)」が募集開始の予定です。
- 募集金額:5億5,000万円
- 予定利回り:5.0%(年利)
- 運用予定:12ヵ月
- 保全方法:担保あり・保証あり
- 募集方式:先着式
※保証は貸付先親会社による連帯保証
AGCFでは過去に10億円ファンドがあり、今回はそれに次ぐ2番目の大きさのファンドですね。
ファンドの貸付先について思い出すこと
今回のファンドの貸付先は大阪府に所在し、ゴルフ場の経営・管理・企画・設計などを行う合同会社T社。
このT社は設立が2022年2月と新しく資本金も小さいことから恐らくSPC(特定目的会社)のようですね。
貸付先の会社がSPCと聞くと、SBIソーシャルレンディングの太陽光発電関連会社「テクノシステム」の事例を思い出す方も多そうですよね。
あの場合はSPCが本来の事業会社の隠匿や倒産隔離に利用され、不動産担保評価もあてにならなかったイメージがあります。
ただし今回のファンドには、第3者機関の不動産鑑定会社が価値を評価した不動産担保が設定されるため、少し状況は違うかもしれませんね。
ファンドに設定された不動産担保について
今回のファンドに設定される不動産担保は「ゴルフ場、土地一式の抵当権第一位(仮登記)」とのことです。
また本貸付の不動産評価額に対するLTVは42.3%となるそうで、逆算すると恐らく不動産の担保価値は約13億円となりそうですね。
不動産に価値があっても希望金額で売れるとは限らないし、そもそもゴルフ場の土地が売れるのか怪しいよね。
まず金額面についてはLTVがかなり低いことから、僕はそこまで心配してはいません。
次に買主については最近、ゴルフ場跡地を利用してメガソーラーに転換される事例もあり、それなりにいそうな気はしています。
参考 ゴルフ場跡に太陽光発電所 岩国に東ガス子会社(中国新聞)
この事例では東京ガスの100%子会社がゴルフ場跡を借りて事業を行っていますが、土地を購入して貸したい事業者もいるのかな、と。
もちろん想像しているだけで、その保証がある訳ではないですけどね。
ファンドの第二の担保「社員権」
さて今回のファンドには不動産担保と別にT社の社員権(みなし有価証券)への質権設定も行われるそうです(ようやく本題)。
社員の権利なんて貰っても何の役に立つのかさっぱり分からないけど。
僕も最初そう思いましたが、それだと意味が通じないので調べてみました。
そしてその結果見つけた、匿名組合設立代行センターのこちらの説明が分かりやすかったです。
合同会社の社員権とは、株式会社でいう株券に似た権利であり、合同会社の有限責任社員たる地位のことです。
(略)
合同会社の「社員」は会社で言う「株主」に近いものであり、「社員権」は株式のようなもの、と考えてください。
参考 合同会社の社員権募集スキームで金融商品取引法の適用外に?
つまり恐らくですが、社員権に担保設定することで貸付先の首根っこを押さえて返済を行わせたり逃げたりしにくくする感じでしょうか。
実際にそうかは分かりませんが、先のSBIソーシャルレンディングの事例を踏まえて事前に対策を打っているのかもしれませんね。
WキャンペーンでVプリカをゲット♪
本ファンドに投資を行うと「投資応援キャンペーン」と「お得意様ご優待キャンペーン」の2つのキャンペーンの対象になります。
ただし「お得意様ご優待キャンペーン」は「アイフルグループファンド」に投資したことがある方のみ対象となるそうです。
この表で行くと例えば100万円の投資で両キャンペーンの対象になると2万円のVプリカが貰えることになりますね。
またこのキャンペーンは「累計投資額」となっているため、複数のファンドに分散してもその累計額で進呈額が計算される形になります。
ちなみに今のところ同キャンペーンの対象はこのファンドと、6月16日に募集される不動産担保ローンファンド#3、#4のみのようです。
このため、本キャンペーンの利用を考えている方はそちらのファンドについてもチェックしてみては如何でしょうか。
なおキャンペーンの詳細条件については公式サイトでチェックしてみて下さい。