不動産投資型クラウドファンディングの「FANTAS Funding」で2019年9月2日18時から「FANTAS check (中古不動産流通)PJ 第35~36号」の募集が予定されていますが、正直なところ今回のファンドに申し込めるのは至難の業では無いかと思われます。
と言うのは前回8月7日に募集された第31~34号のそれぞれの完売時間を控えており、さらにそれぞれの条件を比較すると更に短時間での完売が想像されるためです。
ファンドの基本的な情報(前回と比較)
前回 | 今回 | |
---|---|---|
ファンド名 | FANTAS check PJ 第31~34号 | FANTAS check PJ 第35~36号 |
タイプ | インカム型 | キャピタル重視型 |
運用利回り | 4.00%(年利換算) | 5.00%(年利換算) |
運用期間 | 約1年 | 約4ヵ月 |
募集予定 | 募集済 | 2019年9月2日18時~ |
担保/保証 | 優先/劣後出資方式により不動産価格価格下落の20%まではFANTAS Fundingが負担 | |
募集金額 | 31号:2,472万円 32号:2,792万円 33号:2,296万円 34号:2,200万円 |
35号:2,128万円 36号:2,384万円 |
必要資金 | 1万円~ | |
返済方法 | 一括返済 |
(今回の)投資スケジュール
- 募集開始日2019.09.02
- 募集終了日2019.09.06
- 運用開始日2019.10.01↑約4ヵ月↓
- 運用終了日2020.01.31
前回と今回のファンドの条件の違い
前回と今回のファンドは担保物件自体の違いを除いて条件だけを見ると主に次の点で違いがあります。
- ファンドタイプが前回はインカム型、今回はキャピタル重視型
- 運用利回りは前回は4.00%、今回は5.00%と今回の方が高め
- 運用期間は前回が約1年、今回は4か月と今回の方が短め
感覚的に多くのクラウドファンディング投資家は利回り高め、運用期間短めの条件を好む傾向があるため、この条件だけでも今回のファンドは人気化必至となりそうです。
ただし、前回も今回もファンド募集期間から運用開始までに1ヶ月程度の空きがあるため、実質的な利回りはそれぞれ約3.7%、約4.0%程度となり、見た目ほど大きな差は無いことは念頭に置いておくと良いかと思います(詳しくは下記のページをご参考下さい)。
前回募集ファンドの完売時間
前回募集された各ファンドの完売時間は概ね次の通りでした(参考にするため時間を見ていました)。
ファンド | 募集金額 | 完売時間 |
---|---|---|
31号 | 2,472万円 | 8分 |
32号 | 2,792万円 | 1分 |
33号 | 2,296万円 | 2分 |
34号 | 2,200万円 | 3分 |
つまり前回は4ファンド同時に募集が開始された状況で、約5,100万円(32号+33号)が埋まるまでに2分程度しか掛かっていないのに対して、今回募集のファンドはより少ない2ファンドの募集で、合計募集額も4,500万円程度しかないため、下手をすると1分未満で完売するのではと予想しています。
※31号の完売までに8分掛かったのは、他のファンドで募集して間に合わずに諦めた人が空きに気付くのに時間が掛かったのでは、と予想しています。
FANTAS fundingは後入金方式
もしこの予想完売速度で埋まるとしてもFANTAS Fundingは後入金方式となっているため、申し込みに競り負けても幾ばくかの徒労感以外に失う物はありません。
だからと言ってファンドの中身を理解せずに申し込むことはお勧めしませんが、そのリスクを把握した上であれば取り合えず争奪戦にチャレンジしてみては如何でしょうか。
コメント
運用終了は1/31ですが払い戻しは2/28
(後ろも空いてるんですよ実は)
5%で4ヶ月運用となっていますが
拘束期間は約6ヶ月(3.3%くらい?)
もうFANTASには裸待機でクリック合戦するほどの魅力はないように思います
(元本の安全性もSBIより低いように思う)
おっと後ろを計算に入れるの失念していました。
ご指摘ありがとうございます。
今回のファンドは個人的には拘束期間を含めて考えると魅力は・・・と思うのですが、
結構、運用期間と利回りの数字だけを見て投資している人も多いと思うんですよね。
果たして今回どうなるか・・・興味深く見守ろうと思ってます笑
こちら結局30秒持たずに完売したようですね。
やはり運用期間と利回りしか見てない方が多そうです。