沖縄発ソーシャルレンディングの「ポケットファンディング(ポケットファンディング)」で7月21日(火)12時30分からコロナウイルス事業支援の「沖縄南部ファンド12号【一部不動産担保付】二次募集(再募集)」の募集が予定されています。
コロナウイルス支援ファンドと聞くとFANTAS Fundingの「医療従事者住まい支援PJ」のように利回りを極限まで減らした募集を想像する方もいるかもしれません。
しかし本ファンドの利回りは6.50%と高目に設定されており、単に新型コロナウイルスの影響を受けた企業への貸付ファンドというだけのようです。
さて、本記事ではこのコロナウイルス事業支援ファンドの基本的な情報や担保の安全性などについて分析していますので、ご興味のある方はお付き合い頂ければと思います。
Pocket Fundingについて
はじめにご存じ無い方に簡単に「ポケットファンディング」について簡単にご紹介しておきますね。
- 沖縄発で沖縄関連ファンドを多く扱うサービス
- ソーシャルレンディングで1万円からの投資が可能
- 利回り5~6%台のファンド募集が多い
- 過去の元本割れは0件(2020年7月現在)
ユーザー数は非公表ですが、その実績に対する信頼感からか募集ファンドが即時完売となることも多々ある人気のあるサービスです。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | 沖縄南部ファンド12号【一部不動産担保付】二次募集(再募集) |
---|---|
運用利回り | 6.50%(年利換算) |
運用期間 | 約1年 |
担保/保証 | 担保有 |
募集金額 | 4,501万円 |
必要資金 | 1万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
投資スケジュール
- 募集開始2020年07月21日12時30分
- 募集終了2020年07月31日2時
- 運用開始2020年07月31日↑約1年↓
- 運用終了2021年07月?
投資スキーム
本ファンドには2つの貸付先が組み込まれています。
案件 | 募集金額 |
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1 | 4,500万円 |
2 | 1万円 |
ただし案件2はファンド全体に対して軽微なため、本ファンドは案件1への貸付案件として話を進めます。
案件1の貸付先について
案件1の貸付先については次のように説明されています。
- 創業35期目の不動産業者
- 複数の都道府県に支店あり
- 直近決算報告書で売上高16億円、経常利益7,000万円
- 過去3年間の経営状況も良好
投資対象の不動産物件について
本ファンド案件1で担保となる不動産の情報を整理します。
所在地 | 沖縄県那覇市 |
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担保物件 | 土地1筆・建物1棟 |
備考 |
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出資の構造について
本ファンドの出資の構造は次の通りです。
約1億3,788万円
9,652万円
(70.0%)
貸付限度額が担保評価の70%に抑えられているため、担保価値が大きく下落しなければ貸付先が破綻しても元本返済される可能性が高そうです。
周辺地価の状況は5年連続上昇中
地価公示・地価調査 (2020年) – 全国地価マップで東調査したところ沖縄県那覇市、特に泊港周辺では多くの地域で地価の上昇が続いている状況です。
とは言え沖縄は観光業が主要産業のため、新型コロナウイルスの影響で今後数年の見通しはあまり良く無い可能性も念頭に置いておく必要があります。
今回の投資ポイントまとめ
今回の投資ポイントをまとめると次の3点になります。
- Pocket Fundingでの過去の貸し倒れは0件
- 利回りは6.50%と若干高め
- 運用期間は1年とほど良い長さ
新型コロナウイルスの影響による担保物件の価値下落の可能性は懸念されますが、運用期間1年のうちにそこまでの急減は無いだろうと考え、管理人は投資申込に挑戦する予定です。