東証マザーズ上場企業GA technologiesが運営する「RENOSY」で2018年8月23日18時から「Renosy キャピタル重視型 第2号ファンド」の募集が予定されています。
この「RENOSY」クラウドファンディングは開始したばかりにも関わらず、先日募集された1号ファンドの申込倍率が12倍となる程の人気を集めたことは記憶に新しいですね。
ただ周囲に当選者が全くいなかったため、どのような抽選方式になっているかを確認してみましたのでご紹介します。
RENOSYクラファンの抽選方式
確認した話を整理すると次のようになります。
- 出資口数ではなく出資者単位に抽選
- ランダムに当選者を順次確定
- 再抽選時に残口数が応募口数が超えていても抽選対象
- つまり3の出資者が当選すると最後の当選者となり抽選終了
この方式であれば出資口数の大小による当選確率の差は無さそうですね。
自分は1号ファンドに30口の申し込みを行い落選しましたが、この話を確認して改めて2号ファンドにも申し込もうと考えています。
そのような訳でここからは、「Renosy キャピタル重視型 第2号ファンド」についてご紹介します。
ファンドの基本的な情報
本ファンドでは東京都品川区大井一丁目42番7号に所在するマンションの一室に投資を行い、⼊居者からの賃料収⼊及び物件の売却により得られた売却益により分配が行われます。
ファンド名 | Renosy キャピタル重視型 第2号ファンド |
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運用利回り | 8.00%(年利換算) |
運用期間 | 約3ヵ月 (2018年9月28日~2018年12月28日) |
募集予定 | 2018年8月23日18時~ |
担保/保証 | 運用資産評価の30%下落までをGA社が負担 |
募集金額 | 1,680万円 |
必要資金 | 1万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
運用利回りの評価
本ファンドの運用利回りは8.00%(年利換算)とソーシャルレンディング投資ファンドの中ではほどほどの水準で設定されています。
ちなみにファンドのリスクは利回りに応じて高くなる傾向にありますが、ファンドの最終的な借り手はサービス運営会社の手数料(事業者スプレッド、営業者報酬)分も上乗せして返済する必要がありますので、事業者がこれを公開している場合はその手数料を含めてリスクを想定することをお勧めします。
担保/保証の評価
本ファンドには担保も保証も付いていませんが、RENOSYクラウドファンディングでは「運用資産評価の30%下落までをGA社が負担」する設計となっているため、わずか3か月の運用期間中に元本を棄損する可能性は極めて低いと思われます。
運用期間の評価
本ファンドの運用期間は短めに設定されていますので、直近に大きな出費予定がなければ申込を検討してみるのも良いかと思います。
また運用期間が短いほど運用期間前後の利回計算対象期間(貸付、返済の準備期間など)の影響により実質利回りが下がる傾向にあります。
例えば運用期間1か月、利回り12%(年利換算)のファンドに前後の準備期間が1か月ある場合、実質利回りは6%になります。
分配金の原資を分析
本ファンドは総募集額が1,680万円、予定利回りが8.00%(年利換算)、運用期間が3ヶ月となっているため、1,680×0.08×(3/12)=33.6万円の配当を全投資口数で分配すると想定しておくと良いかと思います。
これに対して現地の物件情報によると賃料は一室7.9~8.74万円と紹介されているため、3ヶ月分の賃料では分配金を賄えない可能性があります(掲載の無い部屋ではもっと賃料が高い可能性もありますが)。
※上記ページで紹介されている部屋はすでに全て募集終了しています。
このため本物件はすでに売却の予定がある程度見えているか、礼金なども含んで計算されているのかもしれませんね。
現地写真
本ファンドの募集予告開始後に現地に寄って写真を撮ってきてみました。
この辺りは大井町駅から坂を少し上る必要がありますが、距離的にはほど良い近さで、近所に公園や色々なお店もありましたので、中々住みやすそうな場所でした。
また大井町駅自体、品川駅と京浜東北線で1駅(通勤時間帯は混雑度半端ないですが)と好立地で、さらに本物件はこの賃料でペット可となっているため、そこそこの人気物件かもしれませんね。
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