こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「【円建て】インドネシア デジタル金融サービス事業支援ファンド第1号 – No.0222」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:6億円
- 想定利回り:6.05%(年率)
- 運用期間:約10ヵ月
- 保全方法:担保あり・保証なし
- 募集方式:先着式
どこで気付いたかと言うと、今回の貸付の事業モニタリングを「PT BANKERS CROWDCREDIT INDONESIA」社が担うためです。
CROWDCREDITと言えばソーシャルレンディング業界では老舗ながら海外投資でやらかしが多く、僕も少しばかり捕まったままの会社。
元社長も「投資のやらかしは投資家の責任」という他人事の態度であきれていましたがその後、現在はバンカーズに吸収されています。
そう言った経緯で僕はあまりサービス紹介をしていませんが、今回のファンドは少し面白いと感じました。
このため今回はファンドの駄目そうなポイントと、僕が面白いと思った点をご紹介していますので、何かご参考になりました幸いです。
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融資先信用力の低さに笑う
バンカーズはファンド毎に融資先の信用力をスコア評価して掲載していますが、今回のファンドのスコアは5段階評価のうち「2.2」。
すべてのファンドをチェックした訳ではありませんが、このスコアはバンカーズの中では結構低い方に分類されるのではないでしょうか。
ちなみにバンカーズのその評価の理由はこちらでした。
- インドネシアの個人向けデジタル金融サービス市場は拡大傾向
- インドネシアにおける後払い決済市場シェアナンバーワン事業者グループ
- CEO(創業者)の年齢は40歳で事業意欲旺盛
なんとか前向きな評価を集めているようですが、個人的には逆に「何故低めの評価なのか」が掲載されているとなお良い気がしました。
投資判断材料として悪い面、「このリスクがあるからこの利回りなんだ」という点も知りたいですよね。
担保評価額が0円に笑う
また今回のファンドには複数の担保が設定されるそうですが、バンカーズによるその評価額は0円となっています。
- 1借手Bが保有するデジタル金融サービス利用者向け小口立替債権や小口融資債権に対する受託担保権設定
- 2. デジタル金融サービス利用者からの返済金の一部の入金がなされる借手B名義の預金口座に対する質権設定
- 3. デジタル金融サービス利用者による借手Bへの資金移動を中継する機能を提供する資金決済業者に保有する借手Bの取引口座に対する質権設定
このようにそれなりの担保は設定されるようですが、「担保評価額取得が困難」なため今回は担保評価額は0円として紹介されています。
とは言えファンドやらかし時には担保から一定の弁済は行われるのだとは思いますけどね。
それなのに興味を惹かれる
このように本ファンドはCROWDCREDITが絡む上「融資先信用力が低く、担保評価額0円」と言う、ある意味突き抜けたファンドとなっています。
ただ逆に考えると、ここまで書かれたファンドを失敗させたらバンカーズにとっては信用を失いかねない事態になる気もします。
このため逆説的に、個人的には今回のファンドは「面白そう」と感じています。
ちなみに今回のファンドは「円建て」のため為替リスクによる影響は大きくは無さそうです。
その上、予定分配率は6%を超えていてそれなりの利益も期待出来そうです(貸付先に問題が起きなければですが)。
このため今回のファンドはリスクも大きそうですがバンカーズの力を推し測りながらある程度の利益も期待できる気がしています。
決してお薦めする訳ではありませんが、ご興味あれば改めて公式サイトでチェックしてみては如何でしょうか。