こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「山梨県富士河口湖 地域創生支援 担保付ローンファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:3,200万円
- 想定利回り:7.00%(年率)
- 運用期間:約1年
- 保全方法:担保あり
- 募集方式:抽選式
また今回のファンドの貸付先は山梨県富士吉田市で飲食事業や食品製造販売事業を手掛ける「株式会社クリエイティブリゾート」。
ファンド説明によればコロナ禍により大きな落ち込みもあった物の、最近のインバウンド回復により業績も急回復している状況とのこと。
富士吉田市には富士山吉田口登山道があり確かに今年は連日、登頂を目指す外国人が報道されていましたよね。
そして今回の貸付はその状況に乗じて土地・建物を取得+リノベーションによりインバウンド観光客向けの体験施設の新規出店を計画中とのこと。
また同店舗にはラーメン店や寿司店など如何にも外国からの観光客が喜びそうな出店計画もあるようなので上手く行けば人気化しそうですね。
とは言え観光業は水物。期待だけでなく担保内容なども確りチェックして投資判断を行いたいですね。
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今回の貸付の担保とLTVについて
さて今回の貸付の担保は「貸付先が取得予定の不動産と売掛債権」に設定されます。
このうち不動産の方には第一順位の抵当権が設定され、また外部不動産鑑定士による評価額は 1,040万円(改装実施前)とのこと。
さらに売掛債権の方の残高は2,476万円(2024年8月時点)となっており、募集金額との貸付構造は次のような形となっています。
今回の貸付では募集金額にリノベ費用も含まれているため、現況で評価額が募集金額よりも低い点は理解できますね。
またこの差額を埋めるために売掛債権を担保に追加して募集金額以上の担保評価額としたということでしょう。
ただこの図を見て気になるのは、CAPIMAのファンドで普段表記されている担保評価額と募集金額との割合(≒ LTVLTV(Loan to Value)とは担保評価額に対する貸付金額の割合で、貸付の安全性... )が見当たらない点。
このためこちらで計算したところ「約91%」と普段より高めの値となりました。
う~ん、この数字で悪い印象を与えたくなくて表記しなかったんですかね。
実際にどうかは分かりませんが普段より不利な数字でも表記しないと自信が無いように見えてしまいますし、説明の基準は合わせて頂きたいですね。
また担保の売掛債権は期中に償還されないのか、される場合は補填されるのか、想定貸倒率は?などの説明も不足しているように感じられました。
もちろんCAPIMAはプロとしてこの貸付に問題無いと判断しているのだと思いますけどね。
もう少しこの辺り、丁寧に説明頂けるとありがたいですね。