こんにちは!管理人まさおです。
現在募集中の「韓国 アクアステーション開発用地ファンド」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:12億5,000万円
- 想定利回り:17.20%(年率)
- 運用期間:約11ヵ月
- 劣後出資:ログイン後情報
- 募集方式:抽選式
しかも今回の投資対象はヤマワケエステート初の海外案件。
このため為替影響が心配な方も多そうですが、「期中の賃料受け取りや保証金の返還は、円での支払いのため為替影響はない」とのこと。
もちろん逆に言えば賃料支払元の会社が為替変動を吸収することになるため、その意味での為替影響はあります。
ただし目先の投資資金の為替影響が気になる方には安心材料とはなるかもしれませんね。
今回の投資対象不動産について
今回のファンドの投資対象はファンド名にもありますが韓国でアクアステーションなるものを開発するための事業用地となっています。
ちなみに公式サイトで「アクアステーションとは」という形での説明はありませんが、どうやら下水汚泥処理施設のことを指すようです。
またその土地を含む韓国の驪州市が下水汚泥の処理を委託してきた仁川広域市が受け入れを終了予定のため、施設が処理必要なようです。
一定の需要に裏打ちされた施設の建設という事で、その施設の成功は一定の期待が持てそうですね。
ただしヤマワケ側が建設する訳では無い
今回、その土地を利用して施設を開発するのは下水汚泥処理に関わる特許を有するグループ会社の1社「美建エネテック社」とのこと。
またその土地は、まずヤマワケ側が「美建エネルギー社」から借り、同土地をさらに「美建エネテック社」に転貸する形なんですね。
美健エネルギー社と美健エネテック社はグループ会社のため、何故ヤマワケが間に入るのか謎ですよね。
ここに関わってくるのがどうも韓国固有の家賃制度「チョンセ」にあるようです。
このチョンセでは借主は貸主に物件評価額の7割程度の保証金を預け、契約終了時にその全額を返還して貰う形になっているそうです。
これだけ聞くと貸主のメリットが無さそうですが、貸主は保証金を預かっている間、そのお金を運用に回して利益を狙うようです。
このためグループ内での賃借だと同グループ内での資金還流になるところ、ヤマワケが入ることで一時的に保証金を得られる形ですね。
そしてヤマワケが美健エネテック社から得る賃料以上の運用益を期待して美健エネルギー社は土地を貸し出すということでしょうね。
逆に運用に失敗した場合は美健エネルギー社は保証金分をどこかから補填してくる必要がありそうですね。
つまり今回のファンドは不動産型CFでありながら、美健エネルギー社の運用リスクも裏に孕んでいる可能性もありそうですね。
今回のファンドも17.2%と高利回りですが、その辺のことも想像しながら投資判断されるのが良さそうでしょうか。