先週の「ASSECLI(アセクリ)」に続いて本日、不動産投資型クラウドファンディング(以下「不動産CF」)の新サービス「X-Crowd」登場しました。
「X-Crowd」は東証1部上場企業の株式会社インテリックスの運営となります。
このため運営企業の安定性に期待して今後人気を集めていきそうですね。
ただ口座開設前に最低限の情報は知っておいた方が安心だと思いますので、早速調査してみました。
※ファンドの詳細情報は公開前のため、適宜追記をしていく予定です。
運営会社について
株式会社インテリックスは冒頭の紹介の通り東証1部上場企業です。
すでにソーシャルレンディング投資を行っている方は、貸付投資のFunds(ファンズ)でリースバック事業「あんばい」ファンドの会社と聞くとピンと来るかもしれませんね。
また1995年に設立、中古マンション再生流通事業などを営んできましたが、事業を拡大しつつ2005年にJASDAQ、2007年に東証二部、2016年に東証一部上場と変遷してきている会社です。
会社名 | 株式会社インテリックス |
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設立 | 1995年 |
オフィス | 東京本社、札幌店、仙台店、横浜店、名古屋店、大阪店、広島店、福岡店 |
代表取締役社長 | 山本 卓也 |
資本金 | 22億5,300万円 |
従業員数 | 連結312名、単体219名 (2019年5月末現在) |
不動産特定共同事業許可番号 | 東京都知事 第97号(1号および2号事業者) |
サービスの基本的な情報
ASSECLI(アセクリ)と同様、現在のところ不動産CFのスキームを利用する点までは判明していますが、優先/劣後割合については明示されていません。
ただしサービス概要に示された図の例では70:30となっているため、この割合で提供してくれればと思います。
スキーム | 不動産CF(優先/劣後方式) |
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優先/劣後割合 | 70:30?(ファンド募集未開始のため推測) |
投資申込方式 | 先着方式(ファンド募集未開始のため推測) |
入金タイミング | 後入金方式 |
投資可能金額 | 10万円~ (10万円単位) |
予定利回り | 3%(1号ファンドの予定分配率) |
分配タイミング | 随時?(ファンド募集未開始のため推測) |
クーリングオフ | ○(違約金や解約手数料不要) |
途中解約 | ○(ただし10万円(税別)の持分譲渡手数料が別途必要) |
法人口座 | 開設可能 |
投資可能金額が10万円と若干高く、予定利回りが低目になりそうな点が若干気になりますね(^^;
X-Crowdのファンドの特徴
X-Crowdで募集されるファンドは主に、古い家屋や地方の伝統ある建築物のリノベーションによる物件再生に関するものとなるようです。
インテリックスは現在もリノベーション事業を営んでいますので、自身の得意分野を活かしたファンドとするようですね。
また決算説明資料によると、将来的には外部企業と提携したファンド募集も展開することも検討しているようです。
X-Crowdの各種手数料
X-Crowdの各種手数料は次の通りです。
口座開設・管理手数料 | 無料 |
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投資申込・運用手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料(銀行側の振込手数料は必要) |
出金手数料 | 不明(恐らく無料) |
出金手数料は恐らく最近の他のサービスと同様、直接出金口座に振込み無料になるものと思われますが、明記されている箇所をまだ見つけることが出来ていません。
会員登録に必要な物
X-Crowdの会員登録時には予め、事前に次の画像ファイルを準備しておく必要があります。
- 公的身分証明書(次の何れか)
- 運転免許証
- 個人番号カード(マイナンバーカード)
- 住民基本台帳カード(顔写真ありのみ)
- 運転経歴証明書
- 銀行口座の情報が記載された資料
- 通帳
- キャッシュカード
- インターネット銀行の場合は「銀行名・支店名(番号)・名義人・口座番号」が分かるキャプチャー画像(スクリーンショット)
※マイナンバーについても必要になると思われます(後で追記予定)。
※今後、会員登録手順もまとめる予定です。
まとめ
ここ最近、不動産CFを提供するサービスがかなり増えてきているため、どのサービスで投資すべきか迷いますよね。
利回りで選ぶか、運営会社の信頼性、安定性で選ぶか、サービスの人気で選ぶか。
ただ、やはり個人的には運営会社の信頼性、安定性を最初の基準に掲げておきたいと思い、このX-CrowdやJointo α(ジョイントアルファ)のように東証上場(出来れば1部)企業が運営するサービスを主な投資先とすることをお勧めします。
また1号ファンドの予定分配率が低目な点は気になりますが、Jointo α(ジョイントアルファ)も3%に近づいているため、東証1部上場企業が提供するファンドはこの辺りに落ち着くかもしれません。
今後も継続してX-Crowdの情報を調査していきたいと思います。
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