東証JASDAQ上場の株式会社ウッドフレンズ(8886)が8月7日に不動産特定共同事業(電子取引業務)の許可を得ました。
ちなみにウッドフレンズは名証第二部にも上場しています。
PDF 不動産特定共同事業(クラウドファンディング)免許取得のお知らせ
ただしこのお知らせでは「不動産小口化商品を一般投資家にご提供」とあります。
不動産小口化商品と当サイトをご利用の方が慣れ親しんでいる不動産投資型クラウドファンディング。
良く似た商品で、人によっては同一の物を指す場合もあります。
このため本記事では私の考える両商品の違いと、今後の動きの予想についてご紹介したいと思います。
不動産投資型クラウドファンディングと小口化商品の違い
私がイメージしている両商品の違いは次の通りです。
小口化商品 | 不動産投資型CF | |
---|---|---|
組合形式 | 任意組合 | 匿名組合 |
課税区分 | 不動産所得 | 雑所得 |
節税効果 | あり | なし |
最低資金 | 50万円~ | 1万円~ |
元本変動 | あり | なし |
要するに不動産小口化商品は実際に不動産(の一部)を投資家が所有する方式。
逆に不動産投資型CFでは所有は出来ず節税効果もない代わりに、手軽な資金からの投資が可能な商品ですね。
また不動産投資型CFはインターネット利用が必須ですが小口化商品はネット上で販売されない場合もあります。
不動産小口化商品からクラウドファンディングを開始するパターンも
品川区の不動産会社アイディ株式会社は不動産小口化商品「COLEAD(コリード)」を手掛けています。
そして8月からは不動産型CFサービスの「ぽちぽちFUNDING」を立ち上げ、現在は投資家登録を行っている状況です。
恐らくですが今の時代、ハイリスクな不動産小口化商品よりも手軽な不動産型CFの利用者が増えているのでしょうね。
そこから現物不動産や小口化商品への投資勧誘はあるかもしれませんが、選択権は投資家側にあり、余程気が弱く無ければ気にしなくても大丈夫です。
このためウッドフレンズが開始するサービスも最初は不動産小口化商品の募集かもしれませんが、将来的には不動産投資型CFとなる可能性もありそうです。
また当初から不動産投資型CFの商品が募集される可能性もゼロではありませんしね。
今後しばらくはウッドフレンズの動きに注目していきたいと思います。