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SBIソーシャルレンディング「SBISLバイオマスブリッジローンファンド」シリーズを徹底分析!

本記事ではSBIソーシャルレンディング募集の「SBISLバイオマスブリッジローンファンド」シリーズについて徹底分析しています。

ヒント君
SBIソーシャルレンディングはネット金融最大手のSBIグループ起業が運営するソーシャルレンディングサービスです。
バイオマスって何?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
要約すると「化石燃料の代わりに木質チップや牛糞など動植物由来の生物資源を利用する発電方法」のことです。
再生可能エネルギーの1つとして注目を集めている発電方法です。
そこで本記事ではシリーズの「概要」「ポイント」「データ」の3点を整理していますので、投資判断の際の何か参考にして頂ければと思います。
また最後に2020年12月21日(月)10時募集開始の最新号の情報もご紹介しています。
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「SBISLバイオマスブリッジローンファンド」シリーズの概要
本シリーズでは、投資家から募集された資金を「バイオマス発電事業者」に貸付け、利息等の支払いを含む弁済から得られた利益が投資家に償還されます。

本シリーズの基本スキーム図

ヒント君
「SBISLメガソーラーブリッジローンファンド」と同様、未稼働(売電権利や用地取得前)状態などからバイオマス発電事業を行う事業者への貸付となります。
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「SBISLバイオマスブリッジローンファンド」シリーズの特徴
シリーズの特徴として次の2点を挙げておきたいと思います
- 担保のリスクは要理解
- ESG投資の側面
それぞれの詳細についてご紹介しますね。
担保のリスクは要理解
本シリーズの内容は概ね次の通りです(ファンド毎に微妙に異なるため個別確認は必要です)。
- 未稼働状態からの事業に投資
- 貸付金額は発電所の稼働稼働後の収益を根拠
- 担保はあっても募集金額に対して二束三文の可能性あり
つまり貸付先の事業者が発電所稼働前に破綻すると大幅に元本割れする可能性も考えられます。
また投資家はファンドの事業詳細を把握できないため、最終的にはSBIソーシャルレンディングの目利きを信頼するか否かが投資判断ポイントとなります。
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ESG投資の側面
ESGとは「環境(Environment)」「社会(Social)」「統治(Governance)」の頭文字の組み合わせです。
またESG投資とは、投資家が投資の際に金銭的リターンに加えてこれらの側面にも着目して投資を行うことを指しています。
本シリーズではバイオマス発電事業への投資を通じて我々も再生可能エネルギー利用の促進に貢献することが出来ます。
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「SBISLバイオマスブリッジローンファンド」シリーズのデータ
本シリーズの傾向の理解のため、次の2つのデータをまとめています。
- 利回りと手数料の関係
- 貸付と残債の状況
利回りと手数料の関係
本シリーズの利回りは7.0~9.0%の間で推移していますが、過去の2ファンド以外は全て7.0%となっています。

本シリーズの利回りの傾向
3号以降は手数料も1.5%分で固定化されており、この水準が継続してくれれば投資妙味はありそうです。
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貸付と残債の状況
本ファンドシリーズは6号まで完済しているため完済分をまとめた上で、貸付と残債の状況をご紹介します。
号 | 貸付総額 | 返済金額 | 残債状況 |
---|---|---|---|
完済 | 約74.8億円 | 約74.8億円 | 0円 |
7 | 約26.0億円 | 0円 | 約26.0億円 |
8 | 約14.6億円 | 0円 | 約14.6億円 |
9 | 約9.1億円 | 0円 | 約9.1億円 |
10 | 約6.8億円 | 0円 | 約6.8億円 |
11 | 約8.0億円 | 0円 | 約8.0億円 |
12 | 7.0億円 | – | – |
この通り合計約139.3億円の貸付のうち約74.8億円、つまり約53.7%の元本返済が完了している状況です。
ただし本シリーズの貸付先は基本的にはファンド毎に異なる(例外あり)ため、シリーズ全体の返済状況には大きな意味は無いかもしれません。
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12号ファンドの基本的な情報
ここからは本ファンドの個別の情報についてご紹介します。
運用利回り | 7.00%(年利換算) |
---|---|
運用期間 | 約1年 |
保全方法 | 担保付 |
募集金額 | 7億0,000万円 |
必要資金 | 5万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
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投資スケジュール
- 募集開始2020年12月21日 10時
- 募集終了2020年12月24日 12時
- 運用開始2020年12月25日↑約1年↓
- 運用終了2021年12月末日
- 払戻予定2022年01月15日
管理人の12号の所感と注意点
管理人の本ファンドへの個人的な所感は次の通りです。
- 利回り7.0%は本シリーズ内では本ファンドの基本利回り
- 運用期間が約1年とシリーズ中では短めで人気化しそう
- 貸付先は同シリーズでは初(単独)のSPCなので実績などは不明
先日、菅首相が2050年までの温室ガスの排出ゼロを宣言したため再生可能エネルギー業界には追い風が吹いています。
ただバイオマスの場合は牛糞や木質チップを燃焼するためどこまで影響があるかは不透明かもしれませんね。

ヒント君
ちなみに12号の発電所は「食品工場等の生産過程で発生する茶粕等の食品残渣」をエネルギー源とするそうです。
管理人は最近、SBIソーシャルレンディングで中々投資できずヤキモキしているため、本ファンドで挽回するつもりです!