こんにちは!管理人まさおです。

そんな方には今回ご紹介するこちらのサービスがピッタリかもしれません。
CREALは投資金額1万円から不動産投資が可能な、不動産投資型クラウドファンディング(以下「不動産型CF」)サービスです。
またCREALは東証グロース上場企業「クリアル株式会社」が自ら運営するサービス。
と言っても同社は元々上場していた企業が不動産型CFサービスを開始した訳ではなく、不動産型CFサービスを開始した後に上場を果たしています。
つまり同社の不動産型CFサービスも含めて事業内容が証券会社などにより評価されたことにより上場することが出来たとも考えることが出来ます。

ただし当サイトではそう言った点だけを見て、デメリット面を確認せずに投資することは推奨していません。
そこで本記事ではCREALのサービス内容について、デメリットなども含めて徹底的に解説したいと思います。
CREALのサービス基本情報
まず最初にCREALの運営会社や振込先銀行など、サービス利用開始後にも役に立ちそうな情報を整理してご紹介しておきます。
運営会社 | クリアル株式会社 |
---|---|
本社所在地 | 東京都台東区東上野 |
上場区分 | 東証グロース市場上場 |
設立日 | 2011年5月11日(12年超) |
代表者 | 横田 大造 |
サービス開始 | 2018年11月13日(4年超) |
ユーザー数 | 不明 |
最低投資金額 | 1万円〜 |
デポジット口座 | あり |
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振込先銀行 | 楽天銀行 |
入金方式 | 先入金方式 |
振込手数料 | 投資家負担 |
出金手数料 | 投資家負担 |
運用手数料 | 0円 |
中途換金 | やむを得ない場合のみ可 |
法人登録 | 可 |

出金先銀行が楽天銀行の場合52円、その他の場合は150円~の振込手数料が必要になります。
CREALの募集ファンドについて
次にCREALの最新の募集ファンドのデータを集計してご紹介しておきます。
募集総額 | 327億5,615万円 |
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想定年利 | 3.00%~8.00% 平均約4.40% |
運用期間 | 3ヶ月~84ヶ月(7年) |
募集実績 | 89件 |
運用終了 | 58件 (元本割れ0件) |
※毎日夜間に自動更新していますが、早期償還などは手動で更新が必要なため少しタイミングがずれる可能性があります。

CREALは老舗不動産型CFサービスとしてトップクラスの実績を誇り、また元本割れも1件もなく信頼度も高めです。
CREALの提供するサービスについて
CREALは不動産特定共同事業法に基づき、クリアル株式会社が国土交通省から許可を得て運営している不動産型CFのサービスです。

CREALの投資イメージ
サービスを利用する投資家は、CREALによりファンド化された不動産物件に最低1万円から投資を行うことが可能です。
またCREALでの投資不動産は都内マンションを中心に、保育園や物流施設、ゴルフスクールなど様々な物件が対象となっています。
このためCREALでの投資は不動産型CFのため債券や社債等より高いリターンを目指す、ミドルリスク・ミドルリターンの投資となっています。
CREALでの投資の主なメリット
ここからはCREALの主なメリット面について少し掘り下げてご紹介しておきたいと思います。
優先劣後構造で投資家を保護
投資家保護のため、ほぼ全ての不動産型CFファンドに採用されている優先劣後構造がCREALの全ファンドでも採用されています。

CREALの「優先劣後構造」
この仕組みについて、僕がメリットと感じているところが3点あります。
- 事業者側も投資リスクを負う点
- 物件評価下落時も劣後出資分を超えない限り元本棄損しない点
- 事業者側が利益を得るために物件評価を上げる努力が必要になる点
もちろん投資なので100%元本棄損が起きない訳ではありませんが、十分な劣後出資があれば安心して投資しやすくなりますね。

ちなみにCREALの劣後出資割合は5%程度と他のサービスよりも若干低めに設定されています。
上場企業が自らサービス運営
CREALは東証上場企業であるクリアル株式会社が自ら運営している点で非常に安心感があります。
参考 クリアル株式会社の株価
会員ランクでのキャッシュバック
CREALでは運用資産残高(AUM)に応じて投資金額に応じたキャッシュバック(C/B)率が変わる会員ランクが設定されます。
会員ランク | AUM | C/B率 |
---|---|---|
ビギナー | ~50万円 | 0.0% |
レギュラー | 50万円~ | 0.2% |
ブロンズ | 100万円~ | 0.3% |
シルバー | 300万円~ | 0.4% |
ゴールド | 500万円~ | 0.5% |
プラチナ | 1,000万円~ | 0.6% |

なお会員ランクは投資申込時の当該投資額も含む運用資産残高をもとに決定されます。
マスターリースでの賃料保証
全案件ではありませんがCREALのファンドの投資物件には空室対策としてマスターリース契約による賃料保証が行われます。
これによりCREALのファンドの利回りのうちインカムゲイン部分については空室が発生しても保証されやすくなります。

CREALの利回りの構造の例
信託銀行を活用した分別管理
CREALではデポジット口座の未投資資金が信託銀行で分別管理されます。
このためたとえCREALが破綻しても、預託金口座(デポジット口座)に残ってる資金は巻き込まれず安全に管理が行われやすくなります。
運用中の資金の上下が無い
CREALというより不動産型CFの一般的なメリットですが、運用中の資金は株価のように毎日上下することはありません。
このため仕事中に株価が気になって何度もスマホをチェックしてしまうような方には合っている投資サービスだと思います。
CREALでの投資の主なデメリット
こちらでは、CREALの主なデメリット面についてご紹介しておきます。
元本や利回りは保証されない
CREALに限らず投資一般に言えることですが、元本や利回りは保証されません。

そもそも出資法により元本を保証して資金を集める行為は禁止されています。
もちろん優先劣後構造などによって元本棄損が起きにくいよう図られていますが、天災や急激な景気の変動による元本棄損の可能性は残ります。
2022年12月現在は、実際に元本棄損したファンドはまだありませんが、将来も発生しない保証はないことを理解して投資を行う必要があります。
利益は総合課税対象の雑所得
定期預金や株式投資の利益は本業の所得とは別に一律の税率が課せられます。
これに対して不動産型CF投資で得られた利益は本業との総合課税対象の雑所得になります。
また本業と合計した所得は多くなればなるほど、累進課税により一定額を超えた部分の税率は高くなります。

例えば695万円を超えた部分には所得税だけで20%以上の税率が課され、さらに住民税10%も掛かります。
このため不動産型CFなどの投資は元々の所得が多い方にとっては、やや不利な投資方法と言えるかもしれません。
ただし給与所得や退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超えない場合は、所得税の確定申告は不要です。
CREALで投資を始めるには
CREALで投資を始めるには、次の2点を用意して新規口座開設ページから申込む必要があります。
- メールアドレス(ログインID、連絡用)
- 本人確認書類
またCREALではオンライン(LIQUID eKYC)またはハガキ郵送の何れかで本人確認が可能ですが、利用できる書類が異なります。
オンライン | ハガキ郵送 |
---|---|
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※ハガキ郵送の場合は2点の提出が必要で、うち1点は◎が付いた物が必要になります。
なおハガキ郵送を選んだ場合は郵送に掛る時間が必要となるため、急ぎたい場合はオンラインがお薦めです。
まとめ
CREALは上場企業が運営し、また老舗サービスとしての実績も兼ね備える安心感のあるサービスです。
もちろん投資サービスなので損をする可能性が絶対に無い訳ではありませんが、本記事でCREALの魅力が伝わってくださればと思います。
またきちんとデメリット面もご理解頂いた上で、他の投資手法、サービスなどとのポートフォリオの1つに加えてみては如何でしょうか。
おまけ「CREALの今までの主な出来事」
管理人まさおが独断と偏見に基づき、今までのCREALに関連する主な出来事をまとめています。
- 2011.05.11株式会社ブリッジ・シー設立
- 2017.10社名変更(⇒株式会社ブリッジ・シー・キャピタル)
- 2018.11.13CREALサービス開始
- 2021.03社名変更(⇒クリアル株式会社)
- 2022.04.28東京証券取引所グロース市場に上場