昨年11月に募集され、LENDEX(レンデックス)の名前を一躍有名にしたRIZINファンドが14日に無事、償還されました。
個人的にはあの有名イベントがソーシャルレンディングで資金調達する時代になったことには驚かされました。
ただ結果として、こうやって償還されたことで投資家の間口を広げてくれた良案件となったのではないでしょうか。
また折角のこの機会なので次のような内容を整理し、本記事にてご紹介したいと思います。
- LENDEXの人気状況をグラフから分析
- LENDEXの投資しやすさの状況を分析
- 現在の運用中金額を貸付先ごとにご紹介
2020年の投資家数とローン総額の推移
実は今年の1月1日から毎日0時頃のLENDEX(レンデックス)の投資家数とローン総額の記録を取っていました。
その記録をグラフ化したのがこちらです。
本来であればRIZINファンドの前からのデータがあれば良かったのですが、システム化したのがその頃だったので申し訳ありません(断片的な週次データはあります)。
投資家数の推移
LENDEX(レンデックス)の投資家数はRIZINファンドの頃から毎週400~500人前後増えていましたが、2月8日(土)頃から急激に増加ペースが上がっています。
日付 | 前日人数 | 増加人数 |
---|---|---|
2月8日 | 6,952人 | +249人 |
2月9日 | 7,201人 | +337人 |
2月10日 | 7,538人 | +216人 |
2月11日 | 7,754人 | +172人 |
2月12日 | 7.926人 | +293人 |
2月13日 | 8,219人 | +347人 |
2月14日 | 8,566人 | +312人 |
2月15日 | 8,878人 | +371人 |
2月16日 | 9,249人 | – |
どこか有名サイトで紹介されたのかもしれませんが、それにしてもあまり類を見ない伸び方をしているように思えます。
もしこの辺り、有名サイトに限らずテレビ放送されたなど情報お持ちの方は、私のTwitterのアカウントなどにご連絡頂けますと幸いです。
ローン総額の推移
ローン総額はファンドの成立後、運用中となるタイミングで増加します。
このため1回だけ、大規模募集となった「不動産担保付きローンファンド 97号」の1億2,400万円分で急増していますが、あとは淡々と増加している感じですね。
2020年の募集ペースと平均投資金額は?
募集ペースは3日に1回
今年に入って2月16日までの合計47日に対して合計15ファンドの募集があったので、概ね3日に1回募集が行われていることになります。
流石に毎日のように募集のあるクラウドバンクとまでは行きませんが、それなりに投資機会のある募集ペースであることが分かりますね。
平均投資金額は約35万円
今年の15ファンドの合計申込金額は5億3,000万円、またのべ1,500人(ちょうどでした)のため、正確には約35万3,333円となりました。
余談ですが管理人が今年に入ってLENDEX(レンデックス)に投資できたのはまだこれだけです。
ファンド募集のたびに即時完売する人気状況なのもありますが、利回り11%などの高利回りファンドはそれだけのリスクがあると考えているため、中々大金を投じられないのもあります。
現在の運用中金額について
現在までのローン総額約41億円に対し、運用中金額の総額は約15億円あります。
また運用中金額のうち貸付先の大きい事業者ベスト3をまとめてみました。
事業者 | 運用中金額 |
---|---|
神奈川県内の不動産事業者H | 約5.7億円 |
埼玉県内の不動産事業者L | 約4.1億円 |
東京都内の不動産事業者T | 約3.3億円 |
合計 | 約13.1億円 |
3社ともそれなりの金額になってきていますので、そろそろ匿名解除を進めて頂いて、投資判断しやすくなると良いですね。
管理人の所感
LENDEX(レンデックス)は高利回りを狙えますが運営企業が未上場会社です。
このため余裕資金があり、他のサービスで分散投資を行う一環として資金の一部を投じる利用方法が良いと考えています。
逆に高利回りの部分だけで判断して資産の大きな部分を預けているような方は、少し冷静になって自分の許容範囲を再考されることをお勧めします。
と言っても、それでも11%もの高利回りが魅力的なのは理解できますけどね。