ソーシャルレンディング投資を既に行っている方、あるいはこれから始めてみようと調べている方は、一度はクラウドバンクの名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
また現在、口座開設を迷っている方、あるいは既に口座開設はしてみたものの実際に投資をしようか迷っている方もいらっしゃるかと思います。
今回、本記事では実際にクラウドバンクで2年以上の投資を行っている私が、そのリスクやメリットについてどのように考え投資しているかをご紹介することで、これからご判断を行う上で何かの参考になればと考えています。
なお本記事は広告記事として書かせて頂いていますので、その点を踏まえて一読頂けますと幸いです。
ソーシャルレンディング投資のリスクとクラウドバンク
まずクラウドバンク自体の前に、ソーシャルレンディング(以下、SLと省略します)投資のリスクについて考えてみたいと思います。
SL投資のリスクとしては、ファンドの融資先の破たん、特に担保や保証の付いてない場合のリスク、返済の遅延、流動性のリスクなどが思いつきます。
そのような中でも、SL投資におけるリスクでまず最初に、かつ最も高いリスクとして考える必要があるのは、サービス運営会社自体の破たんだと私は考えています。
何故なら、銀行の定期預金や株式投資などの場合と異なりSL投資の場合は、運営会社が破たんした場合、その会社で運用していた資金全てが戻らない可能性もあるためです。
このためSL投資を行う場合は可能な限り、経営の安定したサービスを自身で判断して選択する必要があります。
そうは言っても、運営会社が常に安定して継続的に経営を続けて行ってくれるかを判断することはその会社の外部の人間には中々難しいですよね。
そこで私は、次のような点で安定性を判断して投資を行うと良いのではと考えています。
- サービスの実績
- 運営会社の経営状態の透明性
これらの点について、クラウドバンクの場合はどのような状態であるかご紹介致します。
サービスの実績
運営期間について
昨日開始したばかりのサービスと既に10年の実績があるサービス、どちらの方が安心して投資を行うことができますか?
SL投資は新しい投資方法のため運営期間が10年を超えるサービスはまだ存在しませんが、クラウドバンクは2013年12月にサービスを開始したため現時点で4年の実績があります。
ではこの期間が長いのかどうかと言うと、他のサービスと比較すると分かります。
サービス開始年 | サービス |
---|---|
2008年 | Aサービス |
2009年 | Bサービス |
2011年 | Cサービス |
2013年 | クラウドバンク |
2014~2017年 | 他21サービス |
私が調査した範囲では、2017年12月1日時点でSLサービスは25サービス存在しています。
クラウドバンクはその中で4番目に古いサービスのため、他のサービスに比べても十分な期間、運営されていることが確認できました。
運用実績について
とは言え運営期間が十分に長くても、具体的な運用実績が伴っていなければ必ずしも実績があると判断することは出来ませんよね。
では、どのような点でその実績を判断すれば良いかと言うと、次の点を確認すると良いと思います。
- 貸付金額の実績
- 回収率(デフォルト率)の実績
先程と同様に調査したところクラウドバンクの貸付金額は全体の中で3位と、こちらも十分な実績となっていることを確認できました。
順位 | サービス | 貸付実績 |
---|---|---|
1位 | Aサービス | 965億円 |
2位 | Bサービス | 366億円 |
3位 | クラウドバンク | 219億円 |
4位 | Dサービス | 136億円 |
5位 | Eサービス | 134億円 |
また貸付に対する回収率も100.0%、つまりデフォルト率0.0%となっています。
参考までにクラウドバンクより貸付金額が多い2サービスでは、その黎明期に、かつ現在では提供されていないタイプのファンドではありますが、デフォルトが発生したこともありました。
この点からもクラウドバンクでの投資に安心感を持てるのでは無いかと思います。
運営会社の経営状態の透明性
さて、いくら過去の実績が良くても現時点、そして今後もその経営状態が安定して継続して行くとは限りません。
もちろん将来については誰も正しい回答は持つことは出来ませんが、直近の経営状態を知ることが出来れば、ある程度その推測を高めることは可能となります。
この点についてクラウドバンクでは、サイトの開示情報のページで決算情報を公開しており、非公開の他サービスと比較すると将来の推測が可能なサービスと言えると思います。
とは言え自分では決算情報を読んでも理解できないと思う方も多いと思います。
ただ、これがインターネット上の衆人の目に晒される場所に公開されていることだけでも、今の時代、マイナス情報は直ぐに拡散されてしまいますので、近い効果はあるのではないでしょうか。
過去の行政処分について
ここまではクラウドバンクで安心して投資を行うための材料をご紹介してきましたが、やはりこの話題を避けて通るべきではないと考えています。
自身で調べてご存じの方もいらっしゃると思いますが、クラウドバンクの募集の取扱いを行う日本クラウド証券株式会社は過去に2度、証券取引等監視委員会による検査の結果、行政処分を受けています。
- 2015年7月「分別管理を適切に行っていない状況」「顧客に対し必要な情報を適切に通知していないと認められた状況」により業務停止および業務改善命令
- 2017年6月「著しく事実に相違する表示又は著しく人を誤認させるような表示のある広告をする行為」により業務改善命令(業務停止命令は無し)
先のご説明の通り、SL投資最大のリスクは運営会社の破たんだと思いますので、やはり行政処分を受け投資家を不安にさせる状況は好ましからざる状況です。
ただ行政処分を受けることは、真摯に対策を行うことでそのサービスをより安心できるものに生まれ変わらせる機会ととらえることも出来ると思います。
実際、日本クラウド証券は行政処分を受け、その対応を行いサイト上でその内容を公表した上で、現在も問題無くクラウドバンクのサービスの提供を継続していますので、より良いサービスとなったのではないかと考えています。
サービス内容自体の魅力
次にクラウドバンクのサービス内容自体についてご紹介します。
クラウドバンクでは次のようなファンドを取り扱っています。
- 再生可能エネルギー(太陽光、風力、バイオマス)ファンド
- 中小企業支援ファンド
- 上場企業事業拡大支援ファンド
またこの中では再生可能エネルギーファンドが最も多く取り扱われています。
他にも東京一部上場企業の連帯保証が付いたファンドや、オリックス銀行の融資内定の済んだ不動産案件の付いたファンドのような他ではあまり見ない、かつ安心感を高めたファンドが募集されることもあります。
ではこれらのファンドに投資をした結果、どの程度の利回りが得られるかと言うと、その実績平均利回りは6%台後半となっています。
この数字は他のSLサービスと比較すると、決して高くは無いが低過ぎることも無い利回りではないかと思います。
また利回りが高い場合はそれ相応のリスクが伴う点について、南青山グループCEO千石実氏はクラウドバンクのインタビューの中で次のように述べています。
そもそもリスクとリターンは表裏一体のものであり、リスクが小さいにもかかわらずリターンが多きいものは一般的には有り得ないと思います。
(中略)
あくまでも一般的な意見ですが、高利回りのファンドを提供している企業は、本来的なリスク調査が出来ていない、企業としてのコンプライアンス体制やガバナンス体制等に費用をかけていない可能性が高いのではと思ってしまいますので、その点で事業者として長期的に安定的なサービスを提供していくことは難しいのではないかと考えます。
このためリスクをとって高利回りのファンド中心に投資を行うのも一つの考えではありますが、個人的にはある程度リスクの低いファンド、バランスの取れたファンドを中心に投資を行いリスクを分散した上で高利回りファンドにも投資を行う形をお勧めします。
なおクラウドバンクでは、投資によって利回りに追加してAmazonギフト券を貰えるキャンペーンを度々実施しています。
貰えるギフト券の金額はキャンペーンや投資金額によって異なりますが、そのタイミングで投資を行えば、7%前後の利回りも狙うことも出来ます。
この利回りは先にご説明した運営会社のリスクとバランスを考えると、中々魅力的な数字ではないでしょうか。
またいくら利回りが良くても募集されるファンドの数が少ないと、中々資金を投資に回すことが出来ずその魅力が落ちてしまいますよね。
この点については過去4年間に750件以上(月平均15件以上)のファンド募集が行われていますので、投資したいタイミングで投資先を見つけやすいサービスとなっています。
まとめ
まとめると、クラウドバンクでの投資に向いているのは、ある程度リスクを回避しつつも、程ほどの利回りを得る、つまりミドルリスクミドルリターンを狙いたい方に向いているように思います。
元々SL投資はミドルリスクミドルリターンを狙う投資とも言われていますので、その王道とも言えるかもしれません。
もしそのようなサービスをお探しであれば、あるいはリスクと利回りの低いサービスを利用していたが少しだけ冒険してみたい、逆にリスクの高いサービスを利用していて分散先を探している、そのような方はクラウドバンクで投資を開始してみては如何でしょうか。
【クラウドバンクの手数料・リスク等】
<商号> 日本クラウド証券株式会社 <加入協会> 日本証券業協会
<登録番号> 関東財務局長(金商)第115号 第一種・第二種金融商品取引業者
- クラウドファンディング口座の開設、維持およびクラウドバンク匿名組合契約の締結に関する手数料等は無料です。
- お客様は、営業者報酬、本出資持分譲渡に関わる費用および本事業に直接かかる費用が本匿名組合財産から支払われることで負担することになります。営業者報酬は、匿名組合として受領した利息または遅延損害金から、その算出時の投資ポーション毎の対象債権残高の2.0%(年率)に相当する金額を上限として支払われます。本出資持分譲渡に関わる費用および本事業に関連して発生して本匿名組合財産から支払われる費用については、その時々の状況に応じて算出されるため、それぞれ具体的な金額や上限額、またはこれらの計算方法をあらかじめ具体的に記載することができません。なお、各投資ポーションの目標利回りは、これらの諸経費を控除した後のものとなります。
- 本出資持分は、元本が保証されているものではなく、対象債権の債務者の財務状態や為替、金利の変動等を原因として、対象債権からの回収額が減少し、または対象債権の評価価額若しくは処分価額が減少すること等により、本出資持分の価値が低下し、損失が生じる可能性があります。
- 取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読し、ご理解いただいている上で、ご自身の判断にてお願い致します。
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