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CAMPFIRE Owners「カンボジア農家支援ファンド3号」の疑問点を調査してみた

CAMPFIRE Owners「カンボジア農家支援ファンド3号」

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“応援を届ける” 融資型クラウドファンディングの「COMMOSUS(コモサス)」で6月18日(木)の午前11時から新ファンドの「カンボジア農家支援ファンド3号」が募集開始となります。

まさお
まさお

カンボジア案件は海外投資専門のクラウドクレジットでは扱われていないため世界分散に興味がある方の候補になるかもしれませんね。

ただカンボジアと言うと、どうしても投資先としての心配もあると思いますので、この記事ではその辺りについて調査をしてみました。

ファンドの基本的な情報

ファンド名 カンボジア農家支援ファンド3号
運用利回り 6.00%(年利換算)
運用期間 約11ヵ月
保全方法 設定なし
募集金額 2,000万円
必要資金 1万円~
返済方法 一括返済

投資スケジュール

  • 募集開始
    2020年06月18日 11時00分
  • 募集終了
    2020年07月30日
  • 運用開始
    2020年8月
  • 運用終了
    2021年6月

カンボジアは投資に適した国なのか?

カンボジアは発展途上国でまだ裕福な国では無いイメージを持つ方も多いと思いますが、近年のGDP成長率は6.5%以上と日本以上の勢いで発展中です。

カンボジアのGDP成長率推移(Google)

また今回の投資対象でもある農業分野がこのうちの30%を占めているとのことです(後述JCF調べ)。

なお同じソーシャルレンディング業界のSBIソーシャルレンディングやネクストシフトファンドでもカンボジア案件が扱われており、カンボジア投資熱の高まりを感じますね。

カンボジアのコロナの感染状況

カンボジアのコロナの感染状況はかなり良好のようです。

カンボジアのコロナ感染状況(Google)

コロナの影響は一国だけの状況で語れる物ではありませんが、死者数が0人なのは安心材料になる…かな?。

直接の貸付先は農家ではない

個別の農家への直接貸付となると不安が強いと思いますが、直接の貸付先は農家ではなく、カンボジアのJC FINANCE PLC.(JCF)という金融機関となっています。

  • 日本人が経営するマイクロファイナンス機関
  • カンボジア国立銀行から2018年1月に正式認可済み
  • カンボジアの地方農家支援を特徴とする

つまりこのJCFが破綻しなければ返済は行われるということになります。

またこのJCFはCOMMOSUS(コモサス)で過去2回の募集が行われており、最近の募集状況は次の通りでした。

募集時期 募集金額 応募金額
2 2020年02月 1,000万円 1,000万円
1 2019年12月 5,000万円 1,085万円

流石に第1号の5,000万円はハードル高かったようですが、1,000万円募集の2号はきちんと満額集まっていました。

米ドル建て投資で為替ヘッジは?

今回のファンドには為替ヘッジは付いていません。

ただしカンボジアの通貨リエル建てではなく米ドル建てとなっているのは少し安心材料になる…かな?。

今回の投資ポイントとまとめ

今回の投資ポイントをまとめると次の3点になります。

  • 投資対象国カンボジアは年6.5%以上のGDP成長率
  • 投資先のJCF社の2019年10月時点での貸倒は0件
  • 為替ヘッジは付いていないので気になる方は要注意

本ファンドは募集終了予定が7月30日とかなり時間があるため、あまり急がずに申込判断が出来るのは良いですよね。

ただし「申込期間終了前に本匿名組合契約が満額成立した場合は、契約成立後、速やかに貸付けを実施」されるそうなので、申込状況を見ながら判断するのが良さそうです。

COMMOSUS(コモサス)

COMMOSUSは2019年のサービス以来、元本割れなく年利回りも5%程度が狙える中堅の貸付型(融資型)クラウドファンディングサービスです。

  • 2019年9月11日サービス開始(5年超)
  • COZUCHI(コヅチ)との協業ファンドあり
  • 優待付きファンド募集あり

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