本日、テレビを見ていて驚愕しました。
テレビ朝日系列で夕方に放送されていたANNスーパーJチャンネルで「注目!!おつりで投資」というコーナーがあり、その中でOwnersBook(オーナーズブック)が紹介され、岩野社長や投資案件一覧画面などが紹介されていたのです。
残念ながらジムで運動中で遠くのテレビ画面を音声も聞けない状態で見かけた状況のため、何故「注目!!おつりで投資」のコーナーでOwnersBookが紹介されていたのか詳細までは把握できませんでしたが、まだまだマイナー感もあるソーシャルレンディング関連の会社が民放キー局で紹介される状況に、今後のソーシャルレンディング業界の明るい未来が見えた気がして嬉しく思いました。
ただここ最近、OwnersBookは急激に人気が高ってきており私自身、投資のため追加で入金したデポジット金が投資できない状況が続いているため、今回の放送でその状況が更に高まりそうで、いつ投資できるか心配になっています。
さてそのような訳で、折角の記念にOwnersBookで募集予告されている新ファンド「足立区アパート用地第1号ファンド第1回」について読み解いてみたいと思います。
ファンドの基本情報
基本情報 | |
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期待利回り | 5.0% |
運用期間 | 12ヵ月 |
担保/保証 | 根抵当権 |
募集総額 | 3,150万円 |
最低投資金額 | 1万円~ |
期中配当 | 毎四半期 |
募集期間 | 2017年6月27日18時~ |
ファンドの詳細情報
本ファンドは2つの物件を包含しており1物件目は3,100万円の、2物件目は50万円の貸付となっており、2物件目は比率的に低いため読み解く対象としてはあえて無視します。
※法律上1案件でファンドを組めないため他の会社を含めてこのような形となっていることが多々あります。
東京都足立区谷在家(やざいけ)に所在するアパート用地
谷在家は日暮里・舎人ライナーの駅を擁し東京駅まで35分程度となっているため、都内への通勤に便利な地域であることがうかがえます。
この点についてはOwnersBookのファンド紹介記事にも紹介されています。
東京都足立区谷在家(やざいけ)に位置しており、日暮里・舎人ライナーへのアクセスが良好な立地です。日暮里・舎人ライナーの起点である日暮里駅にてJR山手線・京浜東北線・常磐線・上野東京ラインや京成電鉄本線を経て上野・東京(大手町・丸の内)・品川へのアクセスが良く、安定した住宅需要が見込まれるエリアです。
OwnersBookによるリスク評価
評価項目 | 内容 | リスク |
---|---|---|
ロケーション | 東京都足立区谷在家 |
|
稼働率単位:% | 該当せず(アパート用地のため) |
|
スポンサー クレジット | 設立3年未満の総合不動産会社 |
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この評価は一見リスクが高そうに見えますが、稼働率単位については他のOwnersBookのファンドのように稼働中や建設中のマンションではなく、今回は単なる用地のためそもそも該当しない、ということですね。
稼働しているマンションやアパートであればそこから収入を得られる可能性があるためそこが担保としての価値に加算される可能性があるのではないかと思いますが、そこが期待できない分、リスクが高めということでしょうか。
ただ中途半端に建設中のアパートや、相当に古いアパートが稼働しているよりは、土地をそのまま転売しやすいというメリットもあるかもしれませんね。
物件の財務構造
評価額
4,150万円
3,100万円
(74.7%)
OwnersBookで募集されるファンドの担保は「シニアローン」よりも権利が低い「メザニンローン」で設定されていることが多いのですが、今回は珍しく「シニアローン」に設定されています。
これはつまり、運用期間である12か月の間に担保となっている土地の価値が100%棄損しない限り、投資した元本が0円になることはほぼ無いことになります(売却に関した税金、手数料、その他事由による減損は考慮外としています)。
また担保猶予も100%-74.7%=25.3%となっており、担保価値が12か月で25.3%分下がらなければ元本を既存する可能性は低いということになりますが、いつもの地価公示サイトによると足立区谷在家の地価は、この1年で2%程度上昇している状況のようです。
この状況を鑑みると、投資先の総合不動産会社が倒産したとしても元本を既存する可能性は低そうに思えますね。
私の投資スタンス
今回の私の投資スタンスは積極的です。
先に述べました通りデポジット金が浮いているのと、今回もファンドも運用期間が1年とほど良く、またリスクが低いファンドのように考えているためです。
ただ最近募集されるファンドの瞬殺状況と、テレビで紹介されてしまった状況を考えると、募集開始時間にブラウザに張り付いていないと投資は難しいかもしれません。
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