SBIグループが運営する老舗サービス「SBIソーシャルレンディング」で2018年9月20日10時から「SBISL不動産バイヤーズローンファンド26号」の募集が予定されています。
また今回募集のファンドは前回の25号と比べると保全面の条件がかなり良くなっているように読めましたので、その点についてもご紹介します。
ファンドの基本的な情報
ファンド名 | SBISL不動産バイヤーズローンファンド26号 |
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運用利回り | 6.50%(年利換算) |
運用期間 | 約1年 |
募集予定 | 2018年9月20日10時~ |
担保/保証 | 担保付 |
募集金額 | 5億5,600万円 |
必要資金 | 5万円~ |
返済方法 | 一括返済 |
運用利回りの評価
本ファンドの運用利回りは6.50%(年利換算)とソーシャルレンディング投資ファンドの中ではほどほどの水準で設定されています。
ファンドのリスクは利回り+サービス運営会社の手数料(事業者スプレッド、営業者報酬)に応じて高くなる傾向にありますが、本ファンドの手数料は過去の実績では1.00%分程度と低めに設定されています。
担保/保証の評価
本ファンドは担保によりリスク軽減が図られているため利回りのバランスと総合的に安全そうだと判断できれば、実際に投資申込をしてみるのも良いかと思います。
また今回のファンドの担保は次の内容となっています。
本ファンドの営業者である弊社は、貸付けに際して転売用不動産に抵当権を設定します。
担保評価総額に対する、本ファンドからの融資割合は、74.03%です。本ファンドの融資割合 画像
【内訳】
担保評価総額:7億5,100万円※3
融資予定額:5億5,600万円(5億5,600万円÷7億5,100万円=74.03%)
※3 複数の物件に対してそれぞれ評価を行った総額です。また、担保不動産に先順位抵当権者がいる場合には、弊社担保評価額から先順位抵当権にかかる債権額を除いた金額を担保評価額としています。
ちなみに前回の25号ファンドの担保の条件が「担保余力評価総額の79.21%」だったのに対して今回は「余力」の表記がない「担保評価総額の74.03%」となっているため、かなり条件が良くなっているように思えますね。
「余力」基準の場合は余力以外として見えていない評価額部分の影響で条件が左右されるため、不確定性が強くなります。
また融資割合の74.03%という数字も、同じく不動産を担保としたファンドが人気のOwnersBookと比べて遜色ないものとなっており、かつ予定利回りは高くなっていますので人気化しそうですね。
運用期間の評価
運用期間についても約1年と、多くの方が「ちょうど良い」と考える長さではないかと思いますので、直近で他に大きな支出の予定が無ければ本ファンドに投資を検討してみては如何でしょうか。
SBIソーシャルレンディングの最近の状況
SBISL不動産バイヤーズローンファンド16号の延滞や、大型案件が続いていることなどから最近、SBIソーシャルレンディングの投資資金の集まりが以前に比べて少し落ち着いてきているようです。
ただ、今回のファンドは最近の中では募集金額も低く、内容も良いことからやはり人気化するのではないかと考えています。
コメント
https://www.sbi-sociallending.jp/pages/bl26_fund
※3 複数の物件に対してそれぞれ評価を行った総額です。また、担保不動産に先順位抵当権者がいる場合には、弊社担保評価額から先順位抵当権にかかる債権額を除いた金額を担保評価額としています。
と書いているので、優先順位が何位かわからないのが困るんですよね・・
仰るとおりですね。
複数の担保物権は玉石混交となっていて、怪しい貸付先から怪しい担保しか取ってない可能性もありますね。
この前のやらかしの反省からその辺の判断基準が厳しくなっていると期待したいところですが(^-^;