こんにちは!管理人まさおです。
今回募集される「TECROWD69号ファンド Arkansas Data Center」の主な募集条件はこちら。
- 募集金額:22億4,820万円
- 想定利回り:10.50%(年率)
- 運用期間:約1年1ヵ月
- 劣後割合:10%
- 募集方式:先着式
TECROWDでは過去にモンゴル、カザフスタン、スリランカの物件募集がありましたが、最近は米国のデータセンター(DC)にも力を入れています。
また米国DC物件では今までにテキサス州、ワイオミング州の募集があり、そして今回は初のアーカンソー州の物件の登場ということですね。
ちなみにアーカンソー州の位置が分からなかったので調べたところ、本土中心からやや南東に位置しているようです。
また州内をミシシッピ川が流れるなど自然豊かな州といったイメージの州でしょうか。
データセンターを建築する訳では無い
TECROWDのDC案件のうちテキサス州の53号と55号は建築も含んでいましたが、ワイオミング州の60号と今回は建築は含まれていません。
では何を行うのかと言うと「土地取得から建築確認取得および造成工事まで」となっており、造成工事後の土地売却を狙うファンドですね。
ただ13ヶ月程度で運用終了予定のため、すでにある程度の引き合いはあるのだと期待したいですね。
アーカンソー州のDC需要について
公式サイトのファンド詳細にもありますが、近年は生成AI需要でデータセンター投資が増えているという話は聞きます。
参考 生成AI需要がデータセンターへの投資を加速し新形態を求める(デジタルクロス)
さらにTECROWDによればアーカンソー州には次のような背景からもデータセンター需要が見込まれているようです。
- 安価で安定した電力供給
- 発達した交通インフラ
- 大手企業のDC運営実績
ただしファンド詳細で数値として需要状況が示されている訳では無いため、その点はご留意ください。
なお僕の方で調べられる範囲でアーカンソー州のDCに関する記事を探してみました。
1件目は2015年の記事タイトルとは異なる会社の話、2件目は2018年の話、3件目は今年ですが個人ブログでのお話ですね。
また「Metaがアーカンソー州で200MWの太陽光発電PPAに調印」という記事もありますがMeta社が電力を利用するDCは州内には無さそうでした。
もう少しピシッとした情報を見つけられれば良かったのですが、力及ばず申し訳ありません。
このため実際の需要などが気になる方は、皆さまの方での調査もよろしくお願いします。